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【EDH】どんな悪事がお好み?『厄介者、ギサ』”シナジーカード”ピックアップ!

 『グール呼びのギサ』記事を書いてたら新しい『ギサ』が来た!
 楽しみでシナジーカードを一通り精査したので、共有しちゃうぞ!

 逆に漏れているおススメカード等あればせひ教えてほしい。
 
 『ギサ』EDH、盛り上げていこう!


ジェネラル考察

 『厄介者、ギサ』は、サンダー・ジャンクションでの暴れっぷりにふさわしい、彼女の実力と自信が感じられる強力なデザインだ。

 まず護法が大変心強い
 早めのキャストを狙ってもある程度の安心感がある。

 全除去等も黒なら1マナ程度で対応できるため、かなりの耐久力を発揮できるのではなかろうか。
 ノイズになる可能性も高いが『カーンの酒杯』等で実質呪禁にしてしまうのも面白いかもしれない。・・・呪禁つければ良くない?


 ゾンビ・スケルトンのロード能力も大変強力。
 そのへんのゾンビが3/3威迫。『死の男爵』や『アンデッドの戦長』に並ぶ、頭一つ抜けた攻撃的な性能をしている。

 なにより自身でゾンビを供給できる点が自己完結しすぎている。
 ロードが自分で部族を供給していいわけがないだろ!
 
 あちこちで悪事を働き、そこで出た死体に嬉々として手を出す『ギサ』の姿を意識してのデザインだろう。

 ただ威迫や+1/+1修正はいったいどこから・・・
 ストーリーで『ギサ』の能力とイニストラードのゾンビについて『ゲラルフ』が考察するシーンがあるが・・・たぶん成長というか・・・姉さまの実力なのかな!
 

 悪事を働くと出てくるのはゾンビ・ならず者。
 しっかりタップインなのがえらい。2体?意味が分からない。
 金額に余裕があれば『精力の護符』を忍ばせたい。

 ゾンビシナジーはもちろんのこと、今回搭乗した無法者や、ならず者関連のカードも相性抜群だ。

 『ウーナの黒近衛』はロード兼強力な妨害に化けるし、『殺しの羽ペン、マリ』の能力がかみ合えば、除去がアドに変わるのでリソースが切れる事は無くなるだろう。

 余談だが今回のならず者ゾンビ、絶対2/2じゃないだろというビジュアルをしている。腕4つあるし。
 3/3威迫と言われれば大変納得できる。

 ぱっと見姉弟合作に見えるが、ストーリー上関係性に変化はなさそう。
 『ギサ』がいなくなるとモチベが下がって腕が2本ぐらい上がらなくなるのかもしれないな。


 せっせとゾンビを掘っていた『グール呼びのギサ』といい、リリアナが置いていったゾンビでパーティーしていた『素晴らしき復活術師、ギサ』といい、ストーリーにおける『ギサ』当人の活躍ぶりがよく反映されているように思うな!
 何より手配書イラストが良すぎるw

 次はいよいよギミックのキーである、悪事に使えそうなカード達を紹介していこうと思う。


悪事誘発・シナジーカード

 誘発条件が「悪事を働くたび」なので、まず悪事について確認。

悪事を働く/Commit a crimeとは、以下のものを対象にして呪文唱えたり、起動型能力起動したり、誘発型能力スタックに置くことを意味する。
対戦相手
・対戦相手がコントロールしている呪文か能力パーマネント
・対戦相手の墓地にあるカード

http://mtgwiki.com/wiki/%E6%82%AA%E4%BA%8B

 但し「毎ターン1回しか誘発しない」としっかり制限を受けているので、"対戦相手のターンでも悪事を働けるカード"が理想と言えるだろう。

 あとは悪事を働くリソースの話。

 先に結論を言うと、大きく分けて3種類の選択肢があると思っている。

 ①ゾンビをコストにするタイプ
 ②マナを払うタイプ
 ③対戦相手の行動・ターンで誘発するタイプ

 黒だと①が非常に多い
 サクリ台で対象を取るものならそのまま任意のタイミングで悪事を働くことができるだろう。

 ただ、出たゾンビをコストにすると供給ペースが半減してしまうのが少々寂しい。初動では別のエサが必要な点も少し気になる。

 高相性ではあるので一通り精査した。

 ②は当然だがタップがいらないものを差している。
 1周でこれに専念するなら2マナ程度まで許容できるだろう。
 ただこれも「マナ+クリーチャー生贄」というものが大変多い。

 これなら、と思えるものはピックアップしたぞ。

 ただ可能ならマナをかけたくない。

 ③は「何か対戦相手の行動で悪事が誘発する」のがベストだよね、という理屈だ。

 アップキープ・ドロー・コンバット・タップ・捨てる・唱えるetc

 いくつか出てきたので紹介する。


①ゾンビをコストにするタイプ

【1軍】コストは生贄のみ

スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician
 永続妨害+アド。強い事しか書いてない。高い。

ファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelord
 修正。優秀な除去。タップ能力の圧が強力。少々重いが高相性。

狂気の祭壇/Altar of Dementia
 切削はちょっと妨害としては薄いか?ただ軽いのが偉い。


【2軍】生贄+マナ系

漸減/Attrition
 マナ払ったら除去になった。
 生け贄系で最高クラスの妨害カード。エンチャントな点もえらすぎる。

病に倒れたルサルカ/Plagued Rusalka
 マナが必要な疫病王。1マナという破格の軽さをどう見るか。

Krovikan Horror
 好きな対象に1点。まぁまぁ重いが火力は強い。ただ少々希少。

思考抜きの魔女/Thoughtpicker Witch
 地味な嫌がらせ。無色なのが偉いかも。
 コンボ環境ならありか?いやピン除去でいいな。

地底街の密告人/Undercity Informer
 墓地肥やし。塩を送ることにならないように。

〇補足:ハンデス系
 『サディストの催眠術師』等。
 残念ながら総じてソーサリータイミング限定。


【1軍?】ゾンビをタップする系

不朽処理者の道具/Embalmer's Tools
 ゾンビをタップして切削。チューター対策になる?
 初動には使えないが、フラッシュバックや脱出等ともシナジーがあるため、悪事誘発として見るなら特別相性が良い。

ゾンビの先駆者/Zombie Trailblazer
 実質アンブロ付与にもなる高相性ゾンビ。さすが先駆者。
 初動で自身をタップできる点が最高。

髪張りの琴/Hair-Strung Koto
 重い不朽処理者の道具。重い。


②マナを払うタイプ

萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
 黒の軟泥。最速だと使えないが能力は強力。

銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
 除去と合わせてファクト対策・・・になるかぁ???高くて重い。

トンネルスネーク、ブッチ・デロリア/Butch DeLoria, Tunnel Snake
 ならず者シナジーもある。対戦相手のクリーチャーに威迫をつける覚悟があれば悪事も可能。
 容疑も悪事なんだから当然だな!

鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber
 墓地対策。裏になっても強くて後引きと差別化できる。

死より選ばれしティマレット/Tymaret, Chosen from Death
 墓地対策。ライフゲインが染みる。

本質を蝕むもの/Essence Depleter
 火力。無色が確保できるかどうか。後述するが特殊土地を活用するのも手なので、ある程度無色が出るなら。


③対戦相手の行動・ターンで誘発するタイプ

終末を招くもの/Endbringer
 重いが出せばずっと仕事ができる。統率者ダメージ対策にも。
 
The Abyss
 各アップキープに、実はThe Abyssが選ばれたクリーチャーを対象に取っている。見落としがちな最高の相棒。
 去年あたりから値下がっていてチャンスだぞ!

深淵の大魔術師/Magus of the Abyss
 The Abyssをしっかり受け継ぎ各アップキープに悪事も働ける。
 10円、最高。

オークの弓使い/Orcish Bowmasters
 つまりそういうことだ。相手はもうドローできない。

苦悩の円/Circle of Affliction
 都合よくいけば対戦相手の攻撃や火力に対応することができるな!
 本当か???


④その他 シナジーカード

〇自分のアップキープに対戦相手等を対象に取るカード

 『ロークスワインの宮廷』『墓所の嵐』『夜陰の本殿』『寛大な拷問者』『鋭敏な決闘者』『残虐の勝利禁忌の果樹園等。
 自ターンマナ不要で悪事を済ませられるため他にマナを回せるな!

 アドを稼ぎインスタントを構える構築ならありかもしれない。


〇土地のタップ能力で対象に取るカード

 『イス卿の迷路』『砂漠』『Urborg』『市長の塔』『さびれた寺院』『リシャーダの港』『死の溜まる地、死蔵』『黒門等。
 1~2マナ払うなら土地をタップしても同じだろう。

 カードを増やしたいならアリかもしれないが、黒単は沼のほうが強い事が往々にしてあるため悩ましい所。


〇ギサ系デッキシナジーカード

Gate to Phyrexia
 知る人ぞ知る黒のファクト対策カード。アップキープ限定だが、何度も、かつ対象にとってファクトを破壊することができる。
 黒好きは拾っておくことをおすすめするぞ。

あまたの生け贄/Hecatomb
 出すことさえできれば沼がティム能力を持つ。対象も取れるので高相性。盤面も捌けるので状況によってはそのまま押し切れるハイパワーカード。

致命的な策略/Lethal Scheme
 招集系除去。パンプもされるし手札の質も上がって強い所しかない。
 コンボ系や耐久系構築にするなら招集系呪文のチェックが良いだろう。

均整のマトリックス/Symmetry Matrix
 少々重いが悪事を働いたら2マナ2ドローとかえぐすぎる。通ればガンガン強気に動けるだろう。

有毒グール/Noxious Ghoul
 悪事を働くたび実質ゾンビ以外の蔓延。威迫ゾンビのクロックが減らないため大変凶悪。
 初期『ギサ』だと『ギサ』も死ぬことが多いため不採用だったが新『ギサ』なら大丈夫!!重いけど!


終わりに

 デッキ構築案についても触れる予定だったが、初期『ギサ』の記事と被る点が多いためここでは省きたいと思う。

 今回ストーリーを読んだが「オーコはようギサゲラをチームに組み入れたな。」と思わずにはいられないw
 今回もキレッキレの喧嘩が見られて満足だが、お使いに付き合ったり、協力的な面も見られて大変以外だった。
 世の中には決して変わらないものもあるらしいがw。


 オーコの口ぶり的には、衛生兵ゲラルフを誘ったらなんか問題児ついてきただけなのかもしれない。
 ゲラルフはゲラルフで、姉にも知られたくない目的がある様子。
 
 ただギサの意欲の源については、どうやら上質な骨や死体をグールに変えることらしい。ただ「なんかおもろそうやな!」程度でついてきている節があるし、何なら「こいつら死んだら面白れぇグールになりそうやなぁ」と考えてる可能性も否定できない。

 ただ彼女がやっぱり波乱の火つけ役であったことはうれしい限り。

 『ギサ』好きが読みに来てくれていると思うので、ぜひストーリーものぞいてみてほしい。

 今後も期待を裏切らない活躍を願うばかりだ。


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