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【EDH】呪文再利用で”ぶんぶん”ぶん殴り!!5KEDH『悟った喪失者、ナーセット』


いつかのリベンジをしようじゃないか(メンバーJ)

 『沈黙の大嵐、シュー・ユンというカードがある。

 「運命再編」で登場したクリーチャーで、タルキールのドラゴン達とバチバチやりあっていた、この見た目で結構やり手のハゲである。

 性能はシングル青含み3マナ3/2という、可もなく不可もないボディ。

 これだけだとどう見てもパッとしないが、タルキールのカン達に共通するテキスト欄に対抗色二色のシンボルを持っているため、固有色としては青赤白のジェスカイカラーとなる。
 加えてキーワード能力「果敢」と、果敢が誘発する呪文を唱えたとき追加で赤白のハイブリッドマナ2マナを支払うことで任意のクリーチャーに二段攻撃を付与できるという能力を持っている。

 これによって、3マナのクリーチャーでありながら、能力を使えば適当な呪文一枚で4/3二段攻撃になることが出来る。ここに赤白お得意の強化系呪文を重ねてやれば、ワンパンマンになることも難しくはない!
 ジェスカイカラーの軽量クリーチャーでありながら、中々のハードパンチャーと言えるだろう。


 EDHを初めてまだ日が浅かったころ、自分はこのクリーチャーにビビッと来た。それまで純粋な殴りジェネラルばかり作っていた自分にとって青でありながらバシバシ殴れるこのハゲのおっさんは大変面白そうに見えたわけだ。

 早速デッキを作り、意気揚々と戦いに臨んだ。
 期待通り『シュー・ユン』のパンチ力は中々シャレにならず、見事にワンパンを決めて一人をぶっ飛ばした!!

 そして!

 そのあと秒で息切れして他二人にボコボコにされたのだった……

 そう。確かに『シュー・ユン』は強かった。
 一人を倒すだけなら結構な速度が出た。

 だが、
 ①果敢を誘発させるために手札をそれなりに食う。パワー11を目指そうとすると結構キツイ。
 ②追加でマナがかかるため、4、5ターン目に一人倒そうとすると間違いなくフルタップとなり、腹を見せた犬状態となる。

 と、そんな感じで、一人ワンパンしてそのあと危険視されて叩きのめされる、典型的なキングメーカーとなってしまったのだった。

 その頃はプレイングも交渉力も構築力も甘く、本当に一人倒すことしか出来ないデッキとなっていたのも問題だった。
 最終的に「デッキに入ってたニヴ様に好奇心つけて勝つ」みたいな動きの方が遥かに強いことに気づいてしまい、ほどなくして『シュー・ユン』は解体されてしまったのだった……


 と、そんな感じで、ジェスカイカラーには苦い思い出があるのだ。

 だけど、色自体は大変に好き!
 火力、ドロー、除去と隙が無く、他の色にはないテクニカルな動きができる
のが格好良くて、いつしかまた組みたいと常々思っていた。

 しかし、近年のジェスカイカラーのジェネラルは何というか癖が強い。

 ものすごい勢いで無限に入ってパパっと勝つとか、何かよくわからん動きでよくわからんアドを稼ぐ、みたいなジェネラルが多い気がして、ぶんぶんぶん殴りジェネラルが好きな自分としてはあまり食指が動かなかったのだ。

この辺とかこの辺とか。まあ強いのは間違いないが……


 そんな感じで、またクールで好みなジェスカイの伝説のクリーチャーが出ないかなーと思っていたのだが。
 結構最近のパックで、ついに再びビビッと来るジェネラルが登場していた!!
 
 それでは、長い前置きになりましたが、紹介しましょう!
 新たなるジェスカイカラーのぶんぶんぶん殴りジェネラル!悟った先にあったのは、やはり力だった!!かつての苦い失敗、ハゲと同次元の出身の彼女こそが新時代のハードパンチャーだ!!
 その名は!その名は!!その名は!!!

『悟った喪失者、ナーセット』!!!!


ジェネラル考察

 『ナーセット』はさっき紹介した『シュー・ユン』と同じく、タルキール出身のキャラクター。

 少し前まではちょくちょくプレインズウォーカーとしてカード化されていたが、最近のストーリーで多くのキャラクター達と同様にプレインズウォーカーの灯を失い、ただの人間になってしまったらしい。

 そんな、プレインズウォーカーの灯を失った姿が、この『悟った喪失者、ナーセット』だ。まずはカードスペックから見ていこう。


 赤白青含み4マナ3/4、キーワード能力特になしという、色拘束の割にはあまり優秀とは言えないボディだが、その真価は当然ながら能力にある!

 まず一つ目は、自軍のクリーチャー全てに果敢を持たせる常在型能力!

 このカードの登場まで、これと同じ能力を持ったクリーチャーは存在しなかった、強烈な能力である。
 適当な呪文を唱えているだけで、横並びしているクリーチャーがガンガンデカくなっていくというのだから、その強さはすさまじい。

 ちょっと前に紹介されていた『バルモア』に似ているが、あちらが「インスタントorソーサリーで、+1/+0修正」であったことを考えると、「クリーチャー以外の呪文で+1/+1修正」を与えるこの能力の強烈さがよく分かる。

 これだけでも既にぶんぶんぶん殴りジェネラルとしての適性があると言えるが、さらに注目してほしいのは二つ目の能力である。

 二つ目は「攻撃時に、墓地にありマナ総量がナーセットのパワーより小さくクリーチャーでも土地でもないカード1枚をを追放し、コピーをマナ・コストを支払うことなく唱える」という能力!こちらもかなり強力だ。

 単純に墓地に落ちた非クリーチャー呪文を再利用できるというだけでもアドアドしいが、重要なのはこれが「コピーして唱える」という点。

 ちゃんと唱えているから、ダメージステップ前に果敢がもう一度誘発するということになる!上の能力と合わせて、カード一枚につき、自軍に+2/+2をついでに与えているといっても過言ではない!

 果敢でパワーが上がるのも大変かみ合っており、うまくすれば、重い呪文を使いまわすことも可能!
 追放してしまうので一度しか再利用はできないが、『悲劇的な傲慢』などの強力カードを二回使えると考えるとそれだけで十分に強いと言える。

 さらには、非クリーチャー呪文なら何でもいいので、構築次第では割られたマナファクトだったり、使い終わった英雄譚だったり、やられてしまったプレインズウォーカーなど、様々な呪文を再利用できる。

 人によって構築もいろいろ考えられる、かなり多才なジェネラルだと言えるだろう。

 さて、色々考えられるジェネラルであるということが分かってもらえたと思う。そんな『ナーセット』を自分なりに活かせるように組んだデッキリストを次で紹介しようと思う!


5KEDH  悟った喪失者、ナーセット

【統率者】
180円《悟った喪失者、ナーセット/Narset, Enlightened Exile》
【トークン供給】
240円《僧院の導師/Monastery Mentor》●
20円《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
29円《第三の道の偶像破壊者/Third Path Iconoclast》
7円《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
20円《風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury》●
20円《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer》●
25円《黄昏の享楽/Sunset Revelry》
【強化(火力UP)】
10円《憤激解放/Unleash Fury》●
10円《先手+必勝/Onward+Victory》●
100円《病的な憤激/Psychotic Fury》
80円《壮大な決戦/Spectacular Showdown》
90円《ボロスの魔除け/Boros Charm》
20円《カイラの命令/Kayla's Command》●
【強化(回避能力付与)】
30円《神格の鋼/Steel of the Godhead》
50円《轟音のクラリオン/Deafening Clarion》
7円《エターリの好意/Etali's Favor》●
7円《炎の拳/Fists of Flame》●
10円《踏み穴のクレーター/Footfall Crater》
60円《憤怒/Anger》
10円《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
4円《不可思議/Wonder》
10円《空間の擦り抜け/Slip Through Space》●
80円《シャドーの裂け目/Shadow Rift》●
【追加戦闘】
120円《今を生きる/Seize the Day》
180円《世界大戦/World at War》
50円《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》
【除去妨害】
50円《贖罪への道/Redemption Arc》
40円《汚損破/Vandalblast》
30円《力ずく/By Force》
40円《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》
20円《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
7円《命運の掌握/Grasp of Fate》
30円《稲妻のらせん/Lightning Helix》
30円《稲妻/Lightning Bolt》
50円《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
30円《流刑への道/Path to Exile》
30円《忘却の輪/Oblivion Ring》
130円《秘儀の否定/Arcane Denial》
150円《遅延/Delay》
30円《転覆/Capsize》
【アド源】
30円《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
140円《意外な授かり物/Windfall》
10円《大あわての捜索/Frantic Search》
7円《航路の作成/Chart a Course》
50円《発見への渇望/Thirst for Discovery》
7円《嘘か真か/Fact or Fiction》
30円《宝船の巡航/Treasure Cruise》
30円《開闢機関、勝利械/Shorikai, Genesis Engine》
【コンボ・フィニッシュ手段】
30円《劇的な逆転/Dramatic Reversal》●
400円《等時の王笏/Isochron Scepter》●
60円《秘儀の砲撃/Arcane Bombardment》
149円《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist》
650円《アクローマの意志/Akroma's Will》
20円《群衆の掟/Mob Rule》
【マナ加速】
30円《太陽の指輪/Sol Ring》
13円《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
20円《確信のタリスマン/Talisman of Conviction》
30円《ボロスの印鑑/Boros Signet》
50円《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
104円《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
32円《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
20円《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
20円《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
20円《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
20円《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
7円《統率者の宝球/Commander's Sphere》
【土地】
10円《統率の塔/Command Tower》
50円《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
350円《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
7円《怒静の交錯/Furycalm Snarl》
20円《港町/Port Town》
13円《大草原の川/Prairie Stream》
7円《凍沸の交錯/Frostboil Snarl》
96円《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
7円《興隆する島嶼/Thriving Isle》
7円《興隆する絶壁/Thriving Bluff》
7円《興隆する荒野/Thriving Heath》
30円《エンバレス城/Castle Embereth》
《山/Mountain》
《平地/Plains》
《島/Island》

4719円


デッキの運用

①悟った先にあったものは筋力でした

 さて、冒頭で述べたように、今回のデッキはシュー・ユンのリベンジという意味もあり、ジェスカイカラーのぶんぶんぶん殴りジェネラルであることをコンセプトとしている。

 そうなってくると、避けては通れない話題がある……それは、

旧ナーセットの方が強くないか?」という問題だ。

 『ナーセット』はプレインズウォーカーになる前の姿がクリーチャーとして一度登場しているわけだが、こちらはとにかく強い

 6マナと重いが、先制攻撃に呪禁という除去耐性を持っており、何と殴るたびにライブラリーの上から4枚を追放してクリーチャーでない呪文をタダで唱え放題という凄まじい能力を持っているのだ。

 かつてはジェスカイ最強ジェネラルと目されていたこちらの旧ナーセット。マナコスト差があるとはいえ、能力の強烈さ、そして呪禁という耐性面ではこちらに軍配が上がる。
 呪文を唱えて殴るデッキにするなら、こっちの方がいいのではないか……?


 と思われるかもしれないが、一応差別化点は用意している。

 まず一つ。旧『ナーセット』の強さを支えたのは「追加ターン呪文」であるという点である。

 非クリーチャー呪文をなんでもタダで唱えられるなら、最強は間違いなくタイムウォーク系列であることに疑いはない。
 殴るたびに『時間の伸長』とかを唱えられるなら、有限とは言えほとんどエターナルブルーである。そりゃ強い。

 だが、ここは5KEDHの記事である。
 軒並み値段が張る追加ターン呪文など、そうポンポン入れられる訳が無い!!
 無論重くて安いカードもいくらかはあるが、ナーセット単体で殴り切れるくらい入るかと言われればそこまででも無いはずだ。

 また、やはり本体が6マナというのが結構キツイ
 高価な爆速マナ加速を入れられないため、着地ターンは必然ゆっくりになるし、先制攻撃があるとはいえ、5KEDHの環境はわりかしプロレス気味で、大型クリーチャーも結構飛び出す。
 下手をすれば着地する前に危険視されてボコボコにされる可能性も十分にあるのだ。

 それに無限ターンで殴り勝ちっていうのは殴りジェネラルではなくコンボジェネラルだよ!!そうじゃねえだろ!
 ということで一応の差別化はできている、ということにしておく。


 さて、では新ナーセットはどうだろうか。

 先ほどの理論に照らし合わせれば、追加ターンを踏み倒して、というのは考えにくい。ならば、どうするか。

 答えは冒頭に言っている……そう、連続で殴る必要などないワンパンで沈めればいいのだ!
 新『ナーセット』
の能力はそれを十分に可能にしている!

最も相性がいいのは『憤激解放』、もしくは『先手+必勝』だろう。

 どちらも手札から唱えた場合はクリーチャーのパワーを倍にするという極めてシンプルな効果だ。

 これをまずメイン1でナーセットに対して唱える。すると、果敢が乗ってパワーが4 → パワーが倍になって8となる。

 そして、この状態でコンバットに入る。
 能力が誘発しパワーが8なので、7マナ以下の非クリーチャー呪文を唱えることが出来るわけだが、当然その墓地にはさっき唱えたパワー倍呪文が落ちている
 そして、それをもう一度自分に対して唱えると……

 果敢が誘発してパワー9 → パワーが倍になりパワー18!
 たった一枚のカードで、ほぼワンパンジェネラルになることが出来るのだ!

 「あと3足りないじゃん」と思うかもしれないが、『ナーセット』の偉さは「果敢」条件の緩さにある。
 適当なマナファクトでもなんでもいいから、メイン1のパワー倍呪文の前に何か一つ唱えておくと、

 果敢誘発パワー4 → パワー倍呪文 → (4+1)*2 = 10 →コンバット能力誘発 パワー倍呪文→ (10 +1)*2 = 22
 となり、見事にワンパンジェネラルの完成だ!


 今回はかなりデッキ内のカードを非クリーチャーに寄せたので、受けは相当広い。これによって、ほぼカード一枚から一人沈められるジェネラルになれているのだ!

 シュー・ユンと比較してもマナのかかり方がかなり低減されているし、手札消費も少ない。その分をアンブロ付与などの呪文に回すことが出来るので、ブロッカーがいても問答無用で殴り倒せたりする。これが中々爽快だ。

 この二枚でなくとも、例えば『シャドーの裂け目』『空間のすり抜け』『炎の拳』など、キャントリップがついた単体強化呪文とはとにかく相性がいい。
 全体+2/+2をばらまきながら、アンブロと2ドローまで出来てしまう。『炎の拳』
に至ってはナーセットのパワーを10まで上げてトランプルまでつけるので相性抜群である。

「同じカードを二枚連続で唱えることが出来る」という点は、旧『ナーセット』にも無かった利点だと言えるだろう。


②仲間と一緒にぶんぶんぶん殴り

 単体でも十分に強い『ナーセット』だが、果敢能力が全体に乗るというところを見逃すわけには行かない。
 上記の一撃必殺系カードが引き込めなくとも、横並び展開で一気に押しつぶすという戦法が取れるのもこのカードのいいところだ。

 やはり呪文を多用するということで、「呪文を唱えるとクリーチャーが出る」系のシステムとは当然相性がいい

 中でも、『風の憤怒、カイカ』『僧院の導師』『崇高な工匠、サヒーリ』は誘発条件が『ナーセット』と同様なので扱いやすく強力だ。

 『カイカ』は飛行トークンを出し、マナに変えることも出来る。『僧院の導師』は果敢持ちを生むということでその爆発力は圧倒的。『サヒーリ』は自身がプレインズウォーカーなので果敢を誘発させるし、『ナーセット』で戻すこと出来るということで、三者三様の強みがある。

 こいつらを脇において、『ナーセット』で殴っては墓地から呪文を唱えて横並びさせて、ある程度揃ったら、『アクローマの意思』や、『世界大戦』で一気にフィニッシュ!
適当な呪文を唱えているだけでも、結構な脅威になるので、やはり全体果敢能力は強烈だと使ってて再確認できる。


③ジェスカイだし、コンボもね!

 ぶんぶんぶん殴りデッキということで、ここまで爆発力の高い殴りを追求してきたが、勿論ジェスカイというカラーゆえにちょっとしたコンボっぽい動きも狙っていきたい
 どうしようもなくなった時とか、頼れるものがあるとやはり心持が違うというものだ。

 青がらみの無限の中で一番簡単なのはやはり逆転棒だろう。

 『劇的な逆転』『等時の王笏』に刻印し、マナファクトなどから2マナ以上出る状態が作れれば、無限に『劇的な逆転』を唱えることが出来るお手軽コンボだ。
 普通ならここにマナの吐き先を用意するべきだが、今回は『ナーセット』自身が無限の受け皿になれる!

 自軍全員無限パワーにできるので、そのままパンチして終了だ。『転覆』があれば、相手のパーマネント全部戻してゲームセットまで持っていける。  また、これはコンボというか、使いたいカードだったから採用したのが、『秘儀の砲撃』!!

 毎ターン1枚目の呪文を唱えると、墓地のインスタントorソーサリーを追放し、それまでに追放した呪文をすべてタダで唱えていいというド派手なエンチャントだ。
 墓地を追放する都合上、『ナーセット』の二つ目の能力とはかみ合いが悪いが、毎ターン2、3枚インスタントorソーサリーを唱えられれば、それだけで爆アドである。
 ロマン溢れる一枚だ。


〇おされカード(塵中)

〇カイラの命令/Kayla's Command

 直近の、痒い所に手が届く複数効果から選択可能な呪文

 軽いだけあり、ただ使うだけなら”へやっ”としがちな効果のラインナップだが、墓地からも使えるなら扱いは変わるだろう。

 特に”トークン供給”を強く使える今回の統率者なら特に相性が良いという点は目からうろこだった。
 ”二段攻撃付与に追加で得られる効果”として見るなら破格と言える。

 非常にクールなチョイスと言えるのではないだろうか。


〇エターリの好意/Etali's Favor

 筆者卓で大注目されている100枚買えコモン。
 
 トランプル付与でちょっと重くなったら呪文を踏み倒せるようになるってどゆこと???
 アド損が激しいはずのオーラでアドが稼げるトンでもカードだ。

 発見もしっかり唱えているため『ナーセット』と高相性なのは自明の理。
 特に軽くてタイミングを気にしないカードが多いため、思わぬカードが捲れて大逆転も期待できる。

 採用も納得の超高相性カードであり、ぜひいろんなデッキで試してほしいポテンシャルの高いカードだ。


終わりに

〇メンバーJ
 今回組んでみた『ナーセット』、思っていた以上に凄まじい打点が出るし、膠着した状態から一気に勝負を決めるパワーも持ち合わせていると感じており、かなり気に入っている。リベンジは果たせたと言えるだろう。

 色々と運用方法が考えられるジェネラルだし、近年の通常パックに入っているジェネラルの中ではかなり統率者に向いているのではないだろうか。

 あと、やっぱり青絡みの殴りジェネラルは気持ちがいい!
 
アドを切らすことなく殴り散らす様は、緑系の超絶暴力!という感じのメンツとはまた違った良さがある。

 皆も殴りジェネラル、どんどん組もう!
 5KEDHはプロレスしてなんぼです!!


〇塵中
 メンバーの殴りジェネラルが紹介できるなんて!

 記事まで用意してくれたJに感謝を。
 書いてもらえた分書き溜めるはずたったが気づいたら月末だった・・・
 
 卓ではけっこう殴りジェネラルが見受けられるのだが、長く生き残り記事になる統率者はあまり多くない。
 こうして見ると、殴り特化ジェネラルに求めれているカードパワーはめちゃくちゃ高い事が分かる。
 対戦相手をちゃんと殴り倒すにはこれぐらいのスペックが必要なんやなって・・・

 ただ本デッキでも言えるが「統率者ダメージでも戦える!」というデッキなら多いはず。
 コツコツ溜めたダメージがある時計算を狂わせる事もあるし、ライフを稼ぐ相手には勝利の糸口になる

 統率者ダメージも視野に入れて組んでみたり、好きな統率者を殴り型に組んでみたり。
 そんな構築も十分に楽しめるはずだ。

 皆も殴りジェネラル、どんどん組もう!
 5KEDHはプロレスしてなんぼだな!!

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