夏、日焼け

健太です。
先日は「青い空」のMV撮影だった。野外ロケで、猛暑炎天下の中での撮影。ここまで過酷な条件下での撮影は初めてだったかもしれない。僕らより大変なのは撮影チームはじめスタッフだ。
でも熱中症対策を万全にして臨んだのが功を奏して、なんとか無事に撮影終了。
きっと気持ちの良いMVに仕上がると思う。

撮影では日焼け対策もかなり入念にしていたにも関わらず、かなり焼けた。いくら日焼け止めを塗っても、いくらウォータープルーフと言えど、ものすごい量の汗をかいたからさすがに流れてしまったのか…。

僕は地黒というか、もともとだいぶ黒い方だけれど、さらに焼けてしまったようだ。
これだけ毎年日焼けしていると、「え?それで日焼け対策してるの?」と思われがちだけれど、実は日々、日焼け対策をしているのだ笑。

数年前までは全く対策なんてしてなかった。夏は日に焼けてナンボた、みたいなのってあるでしょう。特に男には。夏休み明けにどれだけ日に焼けて始業式に行くか、みたいな。
その気持ちがまだどこかに残っているのか、日焼け止めをいちいち塗ったり、日焼けを気にするなんてカッコ悪い、とかも思っていたような気もする。めんどくさい、というのも正直なところ大きい。
だけど、歳を重ねて、30半ばくらいになってきて、ちょっと日焼けというものに抵抗が出てきた。ムラに日焼けしている感じがちょっとどうなのか、と。清潔感に欠けるのではないか、と。だからと言って、キレイに日焼けしているのも自分には違うような。
それで、日焼け対策をするようになった。
出かける前にはせっせと日焼け止めを塗る。もちろん夏以外もだ。重ね塗りもするし、時間が経てば塗り直しもする。

しかし。
焼けるのだ。
こんなにせっせと対策しているのに。
男性の中においてはかなり高いレベルで対策している方だと思うのに。気づけば「焼けてるね〜」「どこか行ってきたの?」と言われるくらいに日焼けしている。

まあそういう焼けやすい体質なのだから仕方ないとしか言いようがない。
これだけ対策しても、こんなに焼けるなんて。対策しなかったらどうなってしまうのか。どうせ焼けてしまうのなら対策しなくてもいいじゃないか。意外と日焼け止めを塗っても塗らなくても変わらないのでは?とも思ったりするけれど、さすがにそれはちょっと怖くてできない。
紫外線が身体に及ぼす害、という意味でも日焼け対策はするにこしたことはないのだろうし。
それに何と言っても、日焼け止めを塗っているからこれで済んでいるのかもしれないのだから。

それにしても虚しい。
そもそもこの努力自体が、プラスのための努力じゃないというのが虚しいのだ。
ギターを練習すれば、上手くなる。弾けなかったものが弾けるようになったり、とにかく「上達」というものが得られる。
それはプラスの努力ということだ。それでこそ努力のし甲斐があるってものだ。しかしこの日焼け対策の努力は、ただの防御でしかない。〇〇しないための努力。この類の努力自体がやっぱりそもそも虚しいのだ。

やめてしまいたい。でもその勇気もない。そのもどかしさ。

きっと女性には特に、日焼けが悩みのタネだという人は多いんだろう。そういう声はよく聞く。「美白」がもてはやされいるもんね。
僕はそればかりが良いとは思わないけどなあ。
それぞれに良いところがあると思う。だからどっちも好きだ。
そんなことがコンプレックスになんかならない世の中が来ればいいのにな。

って、日焼け対策の話をさんざんしておいて、矛盾してるのか?
いや、そういう話ではないから大丈夫か。
なんか最近、曲解されることが多いからなあ。

#dw25 #dw25_kenta

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