ホラー映画レビュー第14回『ヒッチハイク・キラー』
2015年/イギリス、フランス・94分
監督 アブナー・パストール
脚本 アブナー・パストール
出演 ジャック/アンドリュー・シンプソン ベロニク/ジョゼフィーヌ・ドゥ・ラ・ボームグリザード/フレデリック・ピエロ メアリー/バーバラ・クランプトン
※ネタバレあり
あらすじは、ヒッチハイクで旅をするジャック(イギリス人男性)とベロニク(フランス人女性)が、ヒッチハイカーを狙った殺人事件が起きてるという地域で偶然出会い、たまたま通りかかった優しい男性に家に案内され、そこから家の秘密を知る話
サスペンス・スリラー
恋愛の要素もあるホラー
タイトルに惹き付けられ観てみた。
ここまでタイトルのイメージが違う作品は初めてだった。
『ヒッチハイク・キラー』
ヒッチハイクしてる奴を殺す。
そんな想像をする。
どんな殺し方?
どんな人物が犯人?
どうやって回避する?
どこで殺る?
などなど、色んな想像をして観る。
しかし、この作品、殺人が起こらないのだ。
ここまでタイトルに引っ張られて、不穏な空気感の出る演出、正体不明なキャラクター達は不気味が溢れる。
いつ仕掛けてくる?
しかし、殺人が起こらないのだ。
ダイレクトなタイトルとは裏腹に終始あるとろ火のハラハラ感
超低音火傷のホラー映画
ジャックとベロニクの言葉の壁から派生する恋愛模様は良い
後半、実はその家の秘密が解るのだが、求めていたホラー要素をどんどん裏切って来た。
何度も言うが、ここまでタイトルの印象で裏切られたのは初めて。
改めてタイトルの大事さを知った。
タイトルも1つの楽しみで、タイトルからのイメージを想像してから観ると、その予想の差異でも楽しめるんだと。
予想を裏切って来るホラー映画をキャッチしてみては?
『ヒッチハイク・キラー』
シルキーライン服部
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