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【ドゥイブス・サーチ技師(チェッカー)インタビュー・ 佐竹睦子】病院勤務からキャリアチェンジして4ヶ月新人チェッカーとして成長を実感

受診者さんが読みやすい検査結果レポートの作成に力を入れている「無痛MRI乳がん検診(愛称:ドゥイブス・サーチ)」。そのレポートの品質を支える重要な役割を担っているのが「乳腺レポートチェッカー」というポジションです。現在、放射線技師4名がチェッカーとして在籍していますが、無痛MRI乳がん検診の急速な普及に伴い、チェッカーを増員する予定です。

前回行ったチェックリーダー中澤さんへのインタビューに続き、今回はチェッカーとして入社して4ヶ月経った佐竹睦子さんに、入社して感じたことや、成長を感じたエピソードについてお話を伺いました。

株式会社ドゥイブス・サーチ
乳腺レポートチェッカー: 佐竹睦子

大学病院にて放射線技師として約3年の臨床経験後、2023年7月にドゥイブス・サーチに入社。


目次
1. スキルアップを求め転職。社会人としてのマナーをイチから学ぶ
2. チェッカーとして感じる「無痛MRI乳がん検診」の意義
3. 知識の取得やスキルアップが望める充実した環境


スキルアップを求め転職。社会人としてのマナーをイチから学ぶ


──佐竹さんは入社して4ヶ月だそうですね。なぜドゥイブス・サーチに入社しようと思ったのか、きっかけを聞かせてください。

佐竹:私はもともと大学病院で放射線技師として働いていたのですが、CTやMRIなどの撮影機器の種類が少なく、スキルアップの限界を感じていたので、転職を考えるようになりました。でも最初はどこか別の病院で放射線技師を続けるつもりだったので、病院以外で働くことは考えていませんでした。

ちょうどその頃、「無痛MRI乳がん検診」について調べていて…というのも、以前、代表医師である高原先生の講演を拝聴し、それがすごく印象に残っていたんです。検診のことを詳しく調べているうちに、チェッカーとして放射線技師を募集されていることを知り、思い切って応募をしました。

──佐竹さんは現在どのような業務に携わっていますか?

佐竹:乳腺レポートチェッカーの業務についてはリーダーの中澤さんが前回詳しくお話されていますが、私も新人チェッカーとして、読影医が作成した乳がん検診レポートを確認し、文章の誤りや誤字がないか、所見の誤りがないかのチェックを行っています。それ以外に、ホームページの編集やアンケートの集計、取材対応など、総務のような事務作業も担当しています。

──早くもオールラウンダーとして活躍されているんですね。

佐竹:いえいえ(笑)。導入先の病院や、関係企業宛てにメールを送る必要があるのですが、入社当初はメールひとつ打つにも「CC、BCCって何?」というくらい、社会人としての基本的なマナーやルールを知らなかったので、かなり苦労しました。でも先生や先輩方が、私が送信したメールの内容を見て、その都度「この場合はこう送るんだよ」と優しく指導してくださるおかげで、だいぶ慣れてきました。チェッカーとしてだけではなく、社会人としての基礎能力もこの4ヶ月で上がった気がします。Excelも使えるようになりました(笑)。

チェッカーとして感じる「無痛MRI乳がん検診」の意義


──佐竹さんは「無痛MRI乳がん検診」に対し、何か意義を感じられることはありますか?

佐竹:実は、知人が無痛MRI乳がん検診で乳がんが見つかったんです。その方はマンモグラフィも定期的に受けていて、以前要精査になった際にはエコーも受けたけど「問題なし」と言われていたそうです。そういったケースがよくあると高原先生からは聞いていましたが、自分の身近な人に起こったことで、より一層、この無痛MRI乳がん検診の意義を実感しましたね。

──チェッカーとしてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

佐竹:読影の先生が作成してくださるレポートは、所見についてとても詳細に書いてくださっているのですが、受診者さんにとっては少し難しいと感じる場合もあります。それを少し易しく、わかりやすい言い回しに変更できたり、軽微な所見でもコメントの追記について先生方にお伝えできたりしたときに、私なりに受診者さんのお役に立てたのではと手応えを感じます。

──チェッカー業務を行う際に心がけていることがあれば教えてください。

佐竹:以前の職場では医師から指示された撮影を順にこなしていくという受け身の態勢でしたが、今のチェッカー業務では、ジャンルの違うタスクを1日で完了させないといけないので、自分自身でやるべきことを考えながら能動的に行動する必要があります。ダラダラといろんなことに手を出さないよう、始業前や前日に行う仕事を整理して、時間や順序をしっかり決めて行うことを心がけています。


知識の取得やスキルアップが望める充実した環境


──チェッカーとして自身の成長を感じるのはどんな時ですか?

佐竹:病院で働いていた時は、撮影した画像を見て「この所見はなんだろう?」と疑問に思っても、その場ではすぐに正解は分かりません。結局その後の業務に忙殺され、分からないままになっていたことが多々ありました。

でも今は、疑問に感じたことはすぐレポートで確認したり、解剖学や疾患の知識が豊富な放射線技師の先輩方にその場で聞いたりすることができるので、いままで曖昧だったこともしっかり理解でき、深く学ぶことができるようになりました。入社するまではMRIの画像をしっかり見たことがなく、脂肪抑制T1強調画像、T2強調画像の区別もつかなかったですが、今では疾患による画像の見え方の違いや、画像の信号の左右差などの不良がでているということも徐々にわかるようになってきました。

──入社4ヶ月で、そこまで理解できるようになるんですね。

佐竹:毎日たくさんの読影画像を見て、不良がある場合の違いはどこか、何がどう違うか、理解できるよう努力してきました。加えて、MRIの重鎮である高原先生に直接指導いただける環境にあるのが大きいと思います。

でもまだ経験が浅い今は文章チェックがメインで、リーダーの中澤さんのように、読影医が指摘した所見以外に見逃しがないかという画像チェックまではなかなかできていません。これからもっと経験を積んで、文章も画像も完璧にチェックできるよう、安心して任せてもらえるようになりたいと思っています。

──どんな職場環境ですか?

佐竹:チェッカーの先輩方はもちろんのこと、社長である高原先生ともすごく距離が近く、フランクに話をしていただけるので、わからないことも聞きやすく仕事がしやすい環境です。
まだ社員の数も少ないので忙しくはありますが、だからこそ重要な会議にも参加させてもらえたり、社会人4年目の立場では普通お会いできないような企業の方から直接お話を聞ける機会もあったりと、ありがたい経験をさせてもらっています。スタートアップ企業ならではのスピード感があり、会社の成長を間近で実感できるのでとても刺激的です!

──佐竹さんから見て、ドゥイブス・サーチのチェッカーにはどんな人が向いていると思いますか?

佐竹:放射線技師の業務においても、画像を撮って終わりではなく、撮った画像に対して興味を持ってどんな所見があるかしっかり診ている人は当社のチェッカーに向いていると思います。
また、提携病院や読影医の先生と、マンモやエコーの画像とMRIの画像を照らし合わせたカンファレンスを定期的に行っており、乳腺の疾患についての新しい知識を得ることもできます。乳腺に興味があって、マンモグラフィの撮影に力を入れている人であれば、楽しみながら取り組める仕事だと思います。

──佐竹さんから、これからドゥイブス・サーチの仲間になりたいと考えている方にメッセージをお願いします。

佐竹:医療現場からのキャリアチェンジを検討している方でも、「病院勤務以外の経験が無いから不安」と躊躇している方は多いのではないでしょうか。
私も未経験でわからないことだらけでしたが、「なんでもやってみよう!」と勉強しているうちに、意外と自分にもできるんだと自信がつきました。

当社はそれを支えてくれる上司や先輩ばかりなので安心して挑戦できますし、画像診断については基礎から丁寧に教えてもらえます。
また、学会への参加や関連病院とのカンファレンス、高原先生主催の勉強会など、学ぶ機会がとても多いのも魅力です。勤務しながら知識の取得やスキルアップをし続けたい方、ぜひ一緒に頑張りましょう!

<インタビュー、記事= 藤島知子>