京田陽太の適正打順と、今年の中日
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
……少なくとも、中日ファンは、元気ではないでしょうね。
今回ノート初投稿となりますが、記念すべき第一回は、京田陽太選手の適正打順について書いていこうかなと思います。稚拙な文章ですが、最後まで読んで下さると、とても嬉しいです。
まず、京田選手の、5月22日、試合前時点での、主な成績を見ていきましょう。
打率.275 本塁打2本 打点11 出塁率.316
これが主なデータとなります。その他の成績は、順を追って説明させていただきたいと思います。
さて、巷では、京田選手を6番に置くのはどうなんだ。という意見を、最近よく見かけますね。
その意見がでる原因の、主たるものは、やはり、京田選手の塁状況別成績でしょう。
京田選手は、ランナーがいない場合の打率が、105打数33安打で、.314、ランナー一塁の場合が、26打数8安打で、.308です。
それに対し、得点圏にランナーがいる場合をまとめると、36打数の5安打で、打率は.139。
確かに、得点圏での成績が、あまり良くない。これは事実ですね。
六番打者というのは、自分の前に、上位打線、すなわち、出塁する能力が高い選手が並んでいる場合が多いです。
特に昨今では、上位に少しでも出塁能力の高い選手を置くことが、日本でも、ほぼ当たり前になっていますよね。2番最強打者理論は、理論というか、もはや常識となりました。
と、いう面をふまえて考えると、確かに京田選手を6番に置くのは、適切ではない可能性があります。
では、1番はどうでしょうか。
確かに、先ほど書いた、京田選手の塁状況別の打撃成績を見ると、ランナー無しでの打席が多いことを予測される1番というのは、正しい位置のように思えます。
しかし、ここでネックになってくるのが、京田選手の出塁率。
打率に対しての出塁率が、正直そこまでよくないですよね。
試合の中で、1番打席が回ってくる位置に、出塁能力の低い選手を置くことは、望ましいとは言えません。
ただ、あくまで打順というのは、そのチーム内においてのベストで組むものですから、京田選手を1番におくのが、最もおさまりがいいことも確かです。
では、やはり京田選手を6番ではなく、1番におくのが、正しいのでしょうか。
ここで一つ絡んでくるのが、タイトルにも書いた通り、今年の中日という、もう一つの要素です。
5月22日、試合前現在での中日は、借金5で、リーグ5位です。
さらに言えば、打線の要であるところの、平田選手の故障。先発陣の相次ぐ故障など、戦力の継続的な低下が止まりません。
こんなことを書きたくありませんが、無理をしてまで、上位を目指す必要は、僕はないと思っています。
優勝争いの中での3位と、Bクラス争いの中での3位は、大きく意味合いが違いますよね。
それに、戦力が整い切らない中での上位進出は危険です。主にドラフトという面で。
別に、シーズンをあきらめる必要はないです。ただ、無理はしなくてもいい。というのが、僕の意見です。
さて、そういう面もふまえた上で、話は戻ります。
今年の中日の戦い方を見ていると、これまでチャンスを与えられていなかった選手の、積極的な起用が目立ちますよね。
これは、首脳陣の、長期的な視点の影響だと思われます。
つまり、一軍での適正すらわかっていない選手が多いので、それをまず見ようという。
伊藤選手や、溝脇選手の、1番での起用は、特にその面が顕著に表れていますよね。
しかも、この二人は、何もただ使ったわけではありません。調子が良かったから使ったのです。
以上の事柄から、京田選手の適正打順は、考えられる必要があります。
1番には、適性を見極める、なおかつ調子がいい選手をおきたい。少なくとも今は。
すると、京田選手は2番でしょうか。
それは少し微妙ですね。やはり2番には、ある程度の長打力がある選手を置きたい。
3~5はないでしょう。
……するとどうですか?6番がいいような気がしてきませんか?
また、先ほど書いた、育成の側面を考えるなら、京田選手は、得点圏でも出塁できる選手になってほしいという思いもあるでしょう。
よって、僕は、未来の中日ドラゴンズ、今の中日ドラゴンズのことをいろいろ考慮した場合、京田選手の適正打順は、現状6番と考えます。
正直何かのデータに基づいた、根拠のある文章では無いので、不快に思われるかもしれませんが、お許しください。
以上で、終わります。もう一度書きますが、僕は中日の優勝を諦めているわけではありません。奇跡はその可能性が0でない限り、起こりえます。最後まで、みなさんも、中日を応援しましょう。
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