リモートワークすぐには定着しません

緊急事態宣言解消されましたね。

しかしどうでしょう?

通勤電車元に戻ってませんか?

そうなんです。残念ながらいきなりは習慣にならないんです。

日本人はこの「習慣」に従うので今まで何年も会社に通ってきた人は通勤が習慣になっているんですね。故に会社に通えることである種の安心感を感じるんです。いきなり習慣を変えると元に戻りたくなる。

そして、社内で仲の良い社員と顔を合わせる、雑談をすることで更に安心感を得る。仕事に取り組むとすぐに相談できる相手が近くにいるので仕事もはかどっているような感覚を受ける。そして、前のような残業をして会社を出るとリモートワークとは違う満足感がある。自己肯定感満載。やっぱり仕事ってこれだよな。

では、この2か月くらいのリモートワークって何だったのでしょうか?場当たり的にリモートワークという環境を与えられ、仕方なく取り組んでいただけ?

いや、それだけじゃあまりにも勿体なすぎる機会だった気がしませんか?

気づいた人も多いと思います。

実はリモートで結構仕事できる。客先に行くという行動と押印以外は。同時にWEB会議室も与えられたし、実はそのWEB会議システムも性能がよくて、全くストレスなかった。往復2時間の電車タイムもない。

でも、よくない部分もあった。

まず、オフィスチェアってやっぱり良い。家のイスはケツが痛い、腰も痛い。うちには子供(8歳)もいるから話しかけられるし、完全に目を離せないから子供に意識を奪われてる時間もあった。昼飯のレパートリーが固定になってしまい正直飽きる。実際集中してる時間は日によってまちまち。一人でいるから他の人の仕事状況が気になったりもする。情報交換は電話とかでするけど、受動的にしてると何も情報入ってこない。よくわからない閉塞感を感じる。

この良くない部分は人によって感じ方もだいぶ違うと思う。例えば単身でたまたまゲームチェアみたいのが家にあれば、ぶっちゃけ仕事環境としては良いし、そういう人はオフィスにはもう戻りたくないと思うし、生産性も上がってるんじゃないかと思う。

どちらかというと人と接することで、自己の存在を証明して、人との接触で仕事を成し遂げてた人にとっては苦痛なんじゃないかと思う。

こんな感じにリモートは生産性が圧倒的に高そうに見えるけど、それは個々人の性質によるんだと思う。今回みたいにパンデミックでリモートを強いられる時を除くとフルリモートは会社全体には広まらないだろうなってのが想像つく。

モチベーションの維持も大変でしょ。リモート用の目標設定しないとね。だからいきなりは浸透しない。浸透させるにしてもあと数年かかるとみていい。

でも本当はすぐにでも対応したほうがいいよ。それは感染症は今度BCPの観点からも言及されるようになるから。事業継続にはリモートはマストでしょ。

さぁ習慣が勝つのか、危機意識が勝つのか。リモートの論争は生産性を飛び越えてくだらない部分に焦点が当たるようになるんだ。


#リモートオフィス

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