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雑学と雑談に癒やされる「墓場のラジオ」

 切り抜きやら倍速再生やらとにかくファストにコンテンツを楽しむという世間の流れに逆行するかの如く、長時間・編集小のラジオ的なコンテンツにどハマリ中。
 昨年、言語学とうんちくをどっぷり楽しめる『ゆる言語学ラジオ』にハマったことがきっかけで色々探していく中、年末年始には世界史・日本史にフォーカスした『COTEN RADIO』にも手を伸ばした。

「もっと、くれよ! こういう多人数で、話題が面白くて、ゆっくりどっぷり浸れるラジオはないか!」と渇望して漁っていたところ、次に楽しめそうなコンテンツを見つけた。


 それが「墓場のラジオ」だ。

 Spotify独占配信のラジオでとりあえず「第2夜 プロの談義」を視聴。
これがバチクソ面白い。

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 最初は飛行機内でNOBU氏(声が高い方)が体験した出来事について。
 騒いでいる乗客グループの隣の席になってしまったNOBU氏に対して、客室乗務員の方の対応がまさしくプロの対応だったという話。

 NOBU氏が客室乗務員からコーヒーのサービスを受け取った時に一緒に小さい紙を渡される。中にはこう書かれていたという。

​ この度はご利用ありがとうございます。
 今回のフライトは混み合っているため、座席の変更ができず大変申し訳ございません。お隣の方のことでお困りごとがあったらお声がけください。

「へえ、すげえ! そこまで気を利かせてくれるんだ」と、飛行機一度も乗ったことない自分は思った。

しかしその後、SHIBU氏(声が低い方)が、
「それはね、NOBUちゃんへの配慮、プラス会社へクレームが来ることを避ける対応」という鋭い目線が入る。
更に「その上でもう一手先に、座席変更したいといわれても今回は対応できない。だから先手を打って変更はできないけれどもなにかあったら他の方法で対応しますって伝えた」と続く。

一石三鳥のアイデアで対処した乗務員さんの対応を「いやあ、プロですね。素晴らしい」と締めくくる。

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その後、池の中のゴルフボールを拾う仕事に話題が移る。

 ゴルフで池ポチャした球を潜って拾ってくる仕事はゴルフボールダイバーと呼ばれている。1ホールあたり3,000~5,000個くらい池の中に落ちているので、そのボールを回収してロストボールとして安価で売られる。

 ただ、この仕事めちゃくちゃ大変
 ゲームが終わった後でないと入れないので、入るのは夕方以降。泥だらけなので視界も悪く、池自体も相当深かったりする(水深が10mのものも!)ので危険も伴うらしい。


 ここで、SHIBU氏(声が低い方)から鋭い一言が入る。

「そもそも池要るん?」


 実際の池作らなくてもええやん。青く塗ってここに落ちたらだめですってしてもいいし、ちょっと浅めに作ってすぐに回収できるようにしたらいいやん。という意見。
 確かにそう思った。流石にダイビング器材やプロのダイバーが必要なぐらいまで深い池作る必要あるのか?

「あれ、池がある理由があるんや」

お!

 実はゴルフ場の池、あれ景観のためだけじゃなくてダムとしての機能も果たしているらしい。
 昔、行政からゴルフ場に対する規制が強まって、その中に土砂災害を避けるための施策として、調整池として使えるくらいの池を作るように義務付けられたとか。


と、こんな感じで雑談と雑学を交えつつ話が展開していく。

・不良学ランの刺繍を入れる超絶テクニックの話
・AIと属人化の話
・飛脚より早い通信手段「旗振り通信」の話

など。特に「旗振り通信」の話は面白い。


 「ゆる言語学ラジオ」「COTEN RADIO」よりもゆるい雰囲気だが、雑学好きな人ならこちらもハマると思う。
 大好きなコンテンツが増えて時間が足りない。

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