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2023POG的予言・サンクボヌールの21(ウールデュボヌール)

今回はキタサンブラック産駒で一本。マイナー血統だが坂路で好時計を出しており、POGでも穴人気になっている。この馬の評価はいかに。

ウールデュボヌール

父キタサンブラック×母サンクボヌール 牡 栗東 須貝尚介

坂路51秒台を出したが、母も兄も期間内1勝止まりの血統。過剰人気なのか?

【血統分析】

キタサンブラック×ハービンジャー×バブルガムフェローの配合。母は米欧混血のズブい中距離タイプで、兄姉2頭は条件馬止まり。ではこの母が地雷かというとそんなことはない。母は良質な欧州スタミナに加え、サンデーとミスプロと良質なスピードを持つので、米欧混血の原因となっている米血スタミナが「寝ている」配合にすればよい。そこに本馬はキタサンブラックを配したが、母とは異なるタイプの欧州スタミナを豊富に持ち、サンデーの3×4も併せ持つ。そして米血がかなり薄いため、ズブさの少ない日本向きの配合に仕上がっている。血統構成は非常に良く、芝の中距離で溜めてキレる脚も使えそうだ。東京、阪神、京都の広いコース向き。重馬場にも強い。

【個体分析】

ゲート済で早期デビュー予定。1月生まれで仕上がり早く、3月に坂路51秒台を出すなど動きの根拠もある。クラシック路線を歩めそうな血統馬が早期デビューなのは非常に心強い。母の3番仔で活力も十分。一般的な「良血」ではないが、ドラフト上位の枠を使う価値はある。本質的には中距離で長くいい脚を使えるタイプ、東京のビッグレースを狙えるのでは。

【結論】

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