アクセサリ

更新:2022年4月

この記事ではトーチライター等の加熱装置や、ケース等の DynaVap アクセサリを紹介しています。

トーチライターについて

まずは DynaVap 喫煙に欠かせないトーチライター(とライターガス)。

ここで紹介するもの

ここでは、以下のようなトーチライターを紹介していこうと思います。

・自分自身が使用したもの
・Twitter でフォローしている方々がご使用で良さそうなもの
・DynaVap 本体より安価なもの
・日本国内で入手できるもの

※情報を共有してくださった皆様に感謝いたします。ですが個人メンションは控えますね。というのは、ライターは個体差やガスの品質、個々人の扱い方で使用感/安全性/耐久性が変わってきます。お読みの方はご自身でよくお調べになられて自己判断、自己責任でのご購入をお願いいたします。


便利となる条件

DynaVap 用トーチライターは以下の条件を満たしていると便利かと思います。

・ガス容量が大きい
・ガス残量が見える
・ヒートシンクがある
・火力調整が簡易
・耐風性が高い
・手頃な価格

以下で理由を説明します。

・ガス容量が大きい
DynaVap 喫煙はガスの消費が激しい。本体サイズがコンパクトなトーチライターは複数個携帯すればいいですが、大きいものはそのサイズに応じてガス容量も大きいほうがベター。嵩張って複数個を持ち運べないにもかかわらず、ガスの充填回数も多いとなると、取り回しが悪い。

・ガス残量が見える
DynaVap 喫煙ではほぼ毎日ガス切れになる。残量が見えないと何時ガス切れになるのか分からなくて不安。そして、一回の充填でなるべく多くのガスを入れたいので、入り具合が見えないのも不便です。

・ヒートシンクがある
トーチライターには Cap を冷やせる鉄の平面部分があると便利です。机がなく立った状態で喫煙する場合、片手に DynaVap、もう一方の手にライターと両手が塞がる。ですので、もう一つの必需品である Cap のヒートシンク(熱を吸収するもの)を手に持つのが難しい。ライターに平らな鉄部分があるとそこに Cap を当てて冷やせる。ライターを加熱装置兼ヒートシンクとして使え、利便性が良くなる。

・火力調整が簡易
DynaVap 喫煙では火力の強弱が喫味に顕著に影響する。安定した喫味を出すためには火力も固定したい。しかしライター内のガスの温度や充填具合に因り、その時々で火力が変わってしまう。風がある屋外では火力を若干強くしたくもなる。だからしばしば火力調整することになる。そういう時に都度マイナスドライバーや爪先でチマチマ調整しなくてはいけない機種は難儀。指先だけでささっと簡易に火力調整できるダイヤル式の方が使い勝手が良いと思います。

・耐風性が高い
屋外使用時には風で炎が煽られにくく、消えにくいトーチライターのほうがストレスが少ない。

・手頃な価格
普段使い用はお手頃価格なトーチライターがいいような気がします。というのは、DynaVap 本体が壊れることはほぼないですが、トーチライターは遅かれ早かれ壊れます。DynaVap 喫煙ではライターメーカーが想定している通常使用の範疇よりも長い間炎を出し続けますし点火間隔も短い。それ故に部品への負担も大きくなり壊れやすい。普段使いのライターはある程度は消耗品として捉え、お手頃なものがいいように思います。

以上、トーチライターを選ぶ際のポイントの紹介でした。

そして、炙りに慣れるまではトリプルフレームが使い勝手が良いかなと思います。加熱速度が早く、加熱ムラも少ないのでストレスなく加熱できます。特に屋外では明るさで炎が見えにくかったり、風で炎が煽られたりするので、火力が強くて"面"で炙れるトリプルフレームのほうが失敗が少ないかと思います。

喫味においても、トリプルフレームの方が比較的容易に DynaVap 特有のものを出しやすい。バッテリー式ヴェポライザーとは違う、喉への当たりが分かりやすい吸いごたえのある蒸気になる。

後にシングルフレーム弱火でのトロッと濃厚で滑らかな喫味の方が好みとなっても、トリプルフレームによる乾いた感触の喉当たりが強い喫味も偶には欲しくなるはず。トリプルフレームは一つ買っておいても損はないと思いますよ。

一番のお勧めは DynaVap 公式が勧めていて、スターターキットにも同封されているトリプルフレームトーチライターです。しかし単品だと日本国内で購入できない。国内で単品購入しやすいのは Amazon 等で900円位で売られている "AGAINST PJ Stage 2" かなと思います(このページの下でも紹介しています)。


ライターガス

ライターガスについてはある程度純度の高いものがいい。

百均などのライターガス(40g缶)は不純物が多いせいなのか、点火しにくかったり、出火中に炎がブルブルと震え、失火したりすることがある。普通のライター用途であればさして問題ではないのでしょうが、DynaVap での点火や出火の安定感が乏しい炙り作業は、思っている以上にストレスになるはずです。

かと言って、超高品質高価格のライターガスである必要はなくて、120g缶でお手頃価格のこのような高純度ガスで大抵の状況でストレスなく炙り加熱できる。グラムあたりは百均ガスとそこまで変わらないのでコスト・パフォーマンスは良いと思います。

※閲覧時点での価格を反映させるために Amazon リンクは↑のようなリッチカード埋め込みにしています。私はアフィリエイトIDを持っていないのですが note 側の仕様で自前のアフィリエイトIDがない場合には note 公式のアフィリエイトIDが自動的に付与されてしまうようです。当ページ内以下の Amazon リンク全て同様です。ご留意下さい。

ただし、このガスでも真冬のキッチンなど、冷え込む場所にトーチライターを放置すると点火や出火の調子が悪くなる(まぁ、少し温めれば調子戻りますけど)。少し価格が上がりますが、130g缶のこのライターガスは気温が低くても点火出火が比較的安定していて高性能。冬場だとこちらの方が信頼できる。

※当ページで紹介しているトーチライターの中で自分が所有しているものは、この2つのライターガスのいずれかを使用してのレビューとなります。

以上、前置きが長くなりましたが、以下、本題のトーチライターの紹介です。


トーチライターのレビュー

ツインライト AGAINST PJ Stage2

トリプルフレーム
ガス容量:大
残量窓:有
ヒートシンク:有
火力調整:易
耐風性:中
※ドンキホーテでも600円位で販売されているそうです

ガス容量が大きい、ガス残量確認が容易、ヒートシンクとなる鉄蓋有り、と DynaVap 用ライターに必要な条件を満たしている、お手頃価格なトリプルフレームトーチライター。底部の火力調整はダイヤル式ではないですが、ツマミが付いていて、それを引っ張り出して指先で回せる。

出火は、弱火にしなければ、安定している(弱火だと失火しないまでも炎がブルブルと震えて少し不快)。

自分が購入したうちの一つは、底面ネジを締め直さないと直立しない、火花が出る針をドライバー等で下に押し込んでやらないと火花が外に逃げる等、造りが少し粗かった。

耐風性はまぁまぁです。トリプルフレームで炎が太いので、少々の風であれば煽られても加熱しにくということはないです。ですが風が強くなるとすぐに消えます。これに限らずトリプルフレームは火口の面が広いので、風が入り込み易いのかもしれない。

私はこれまでに3個購入しました。1個目は45点火/日くらいの使用で3ヶ月弱で壊れ、2個目は15点火/日くらいの使用で1年弱で壊れました(2つとも着火スイッチがダメになりました)。現在使っている3個目は9点火/日くらいしか使っていないこともあるのか、1年以上使えている。この値段相応の品質という感じで、30点火/日の使用で、半年から1年使えれば御の字ですかね。

お手頃価格ですし、とりあえずのお試しトーチライターとしては最適かなと思います。私はなんだかんだで3個購入していますが、「これがいい!」という思い入れや愛着はなく、「普段使いのトリプルフレームはこれでいいかなぁ…」という感じです。

正直なところ、値段は少々上がってもいいので、丈夫で長い期間使用できるトリプルフレームが欲しいのですが、トリプルフレームは値段が上がっても耐久性に大差ないものがほとんどで、丈夫そうなものでも DynaVap 用の条件を満たしておらず使い難そうだったりで、結局、トリプルフレームはこの PJ2 になっている…。

(…あとこれは DynaVap 喫煙やライター性能とはまっっったく関係のない余談で…個人的なテイストの問題ですが…私は自分の持ち物に目立つロゴマークが見えているのがあまり好きではなくて…このライターのロゴマーク印字、マイナスドライバーで削れば剥がせます…。って、まぁ、どうでもいい話ですよね…)


SOTO マイクロトーチ

シングルフレーム
ガス容量:中
残量窓:有
ヒートシンク:有
火力調整:易
耐風性:高

ライターガスとカセットガスの両方が使えるシングルフレームトーチライター。火口が垂直タイプが COMPACT(上の写真)、曲がっているタイプが ACTIVE となる。私は DynaVap 喫煙においては小ささ重視なので COMPACT を使っている。

ガス容量はサイズの割にはそこそこ入る方かと思いますが、15ボウルはもたない。ガス残量窓は、少し見辛いとはいえ、ちゃんと確認できる。

ヒートシンクとして使える鉄蓋ではありますが、面積が小さく、すぐに熱くなりますのでご注意ください。

火力調整は底部ダイヤル式なので非常に簡易。

炎の質については、カセットガスではなくライターガスを使えば火力も十分ですし、弱火でも強火でも炎が安定している。着火もほぼミスらない。

そして、これは耐風性が高いのが良いです。火口周りの壁が二重になっていて上手いこと風の干渉を避けれるようになっている。シングルフレームなので風があれば炎の先端があっちこっち行きますが、強火にすれば多少の風で失火することはほぼほぼないので、炎の根本に沈めて炙れば比較的安定した加熱ができる。

室内では弱火でじっくりと加熱ができるし、屋外では強火で風に負けずに加熱できる。屋内外問わず活躍するトーチライター。

耐久性については、毎日30点火以上させて1年使ったくらいで突然ガスの噴出が極端に弱くなった。火力調整ダイヤルを最大にしても弱火にしかならず、5秒くらいで失火するようになった。ティッシュをこよりにして火口ノズルの掃除をしてみましたがあまり改善効果はなかった。

某匿名掲示板に「底部の火力調整ダイヤルをマイナスドライバーなどで外し、標準の最大火力リミットから更に一周回せるように装着し直せば復活する」みたいなことが書いてあったので、試してみたところ復活しました。以前のように問題なく炙り加熱できるようになった。この状態で半年間使っていたところ、またガス噴出が弱くなったので、さらに回せるように再度ダイヤルを付け直したところ、また普通に使えるようになってしまった…。

ただし、この"火力リミット超え"はメーカー想定の通常使用からは逸脱しているはずなのでここではあまり推奨できない。これ以上の火力アップは、自分も正直少し怖いので、この辺でやめておこうかなと思う…。まぁ、毎日30点火以上させて2年間使えれば、この価格レンジでの耐久性としては十分かと。

この SOTO マイクロトーチは、サイズもコンパクトで持ち運びにもそこまで嵩張らないですし、屋内外問わず使い勝手の良いトーチライターだと思います。普段使いのシングルフレームトーチライターとして優秀。私は現行機が故障したらリピート購入すると思う。

取るに足らない短所をあえて挙げるとすれば、着火スイッチ音がいかにもプラスチックっぽい「カチ!」という耳障りな音だということと、本体の材質が樹脂で色が黒、青、あるいは橙なので見た目に喫煙具感がないということですかね…。落ち着いた雰囲気のバーとかでは使いたくない感じといいますか…。まぁ、本来はアウトドア用途のライターなので、こんなことをぼやくのは無粋ですけど…。

(因みに、これのロゴマーク印字もマイナスドライバーなどで削れば剥がれます…性懲りも無く…)


SOTO スライドガストーチ

シングルフレーム
ガス容量:大
残量窓:有
ヒートシンク:無
火力調整:易
耐風性:?
(自分は未所持)

これもひとつ上で紹介したマイクロトーチ同様にライターガスとカセットガスの両方が使えるシングルフレームトーチライター。

シングルフレームでガス容量が大きいのでガスが終日もつそうです。ガス缶を持ち歩きたくない方はこのライターがいいかもしれませんね。ヒートシンクが欲しい場合は DynaMag(net) などを接着する必要がある。

DynaVap だけでなくアウトドア用途全般に便利そうですよね。

※ このスライドガストーチとひとつ上で紹介したマイクロトーチですが、スーパー等で手に入るお手頃なカセットガスだと着火が安定しないという報告がありました。SOTO 製の純正カセットガス、あるいはライターガスであれば着火は安定します。


プリンス ポケットバーナー 1

シングルフレーム
ガス容量:大
残量窓:有
ヒートシンク:
火力調整:易
耐風性:高

Twitterでフォローしている方と海外フォーラムの方々がお勧めしていて、自分も遅ればせながら購入。着火ミスもないし、炎も安定している。

コンパクトな割にガス容量は大きい。タンク部分がオールクリアカラーのモデルであればガス残量も一目瞭然。

ロック機能があってボタンを押し込み続けなくとも連続燃焼が可能。スタンド付きなので自立もする。自立させて遠火でじっくりと炙るということができる。上で紹介した SOTO マイクロトーチも炎の質はいいのですが、あまりにも長時間出火させると炎がぶれたり失火してしまうことがある。これは安定して炎が出続ける。"バーナー"と銘打つだけあって長時間の出火に耐えられるのかも。

室内でじっくりと炙りたい時には最適なライターだと思います。

半年以上、毎日10点火くらいしていて、今の所不具合はないです。


Aomai フリント式シングルフレーム

シングルフレーム
ガス容量:小
残量窓:有
ヒートシンク:有
火力調整:難
耐風性:高
DHgate では複数購入で500円位/個、メルカリでは1,000円強で出品されてるのを見かける

↓の動画のように、スイッチを上げるとガスが出て、フリント(発火石)で着火させるタイプのシングルフレームトーチライター。使い勝手は SOTO マイクロトーチに劣りますが、個人的に一番好きなライター。

SOTO マイクロトーチと比べると炎が若干細いですが、火力が弱いわけではない。マイクロトーチ同様に弱火で垂直に当てればクリック時の温度コントロールができるし、強火を寝かせて Cap 全体を包むように炙れば手早く加熱することも可能。

フリント式なので着火音が控えめで、弱火であれば出力音も静か。かつ、レバーはスイッチ固定で、一度着火してしまえばレバーに触れていなくても炎が出続ける。持ち方自由で楽に炙れる。

本体サイズがかなりコンパクトなこともありガス容量は小さい。ガスを満タンにしても10ボウル弱しかもたないので、終日外出時には複数個携帯しないと心許ない。ただ、冒頭の動画にあるように、紙巻きソフトパックにも難なく収まってしまうスリム&コンパクトサイズなので、複数個を持ち運んでも嵩張らない。一般的なトーチライターの嵩で2〜3個収めることができる。

ガス残量窓は大きめで確認しやすい。

ヒートシンクとして使える金属平面箇所は多い。スイッチがある面が平で、上中下3箇所をヒートシンクとして使える。1箇所が熱くなってきたら別箇所で冷やすことができる。また、全身が金属製なので熱々の Tip / Cap 部を箸置きのように置いておける。

火口が奥まっているので耐風性は高いほうですが、SOTO マイクロトーチよりは火が煽られやすい/消えやすい。そしてシングルフレームなので風があれば炎はあっちこっちにブレる。屋外では強火でないと炙りにくいかもしれない。

ただし持ち方を工夫すれば防風できる。

この Aomai ライターはスイッチを押し続けなくても炎が出続ける。点火してしまえば手の中でいかようにも持てる。だから、炎を掌側に向け、親指に挟んで持てば、ライターの持ち手全体を風除けシールドにしながら炙れる。一方、SOTO マイクロトーチ含め、親指をスイッチに固定しないといけない機種では持ち手を風除けにするような持ち方はできない。耐風性が高いマイクロトーチでも、火口が風に吹かれれば炎は揺れ、不安定な炙りになる。この Aomai だと、背中を風上に向け、胸付近でこの持ち方をすれば、そこそこの風は凌げる。

耐久性については、この値段にして、意外にも丈夫です。購入時は「500円だし、どうせすぐ壊れるんだろうなぁ」なんて思っていたので予備として複数個購入しましたが、今の所一つも壊れていない。一番使っている個体は10点火/日くらいの使用ペースで2年以上使えている。

一般的なトーチライターはイグナイタ(火花が出るところ)が壊れてしまうと使えなくなってしまいますが、これはフリント(発火石)を交換すれば使い続けることができる。フリントは市販されている一般的なものが使えます。

フリントの交換は簡単で、↓のようにすればできる(写真中の方はドライバーを使っていますが、爪と親指で押し上げれば外れます)。

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この Aomai は DynaVap 喫煙に必要な要素がコンパクトサイズにまとまっており、かつ質実剛健な出で立ちで、私はこのライターが好きです。何より DynaVap 本体の質感とマッチするのが好い。色や質感のバリエーションもあるので、Colored M やカスタムステムの雰囲気にも合わせやすそう。

しかし欠点も多い。

まず、個体差が激しい。自分が DHgate から購入したことに因るのかもしれませんが、4個購入したうち1個は初期不良で全く点火しなかった。再送してもらったものも同じような初期不良で、再再送のものでやっと点火した。

また、それとは別に、再送レベルの不良とは言えないまでも"半グレ”な個体もあった。その個体は弱火だとまともに点火せず、強火にすると点火はするものの、スイッチをオフにしても少しの間出火し続けてしまう(そのせいで指を火傷したことがある)。

つまり、自分の場合、購入時点では4個のうち2個だけが正常という不良品率50%だったことになる…。購入者レビューや海外フォーラムなどでも不具合報告をしばしば見かけるので、自分だけでなく全体的に精度は低いのでしょう。それでも購入したいという方は、初期不良に誠実な対応をしてくれるセラーから購入したほうがいいと思います。あるいは、少々単価が高くても確実に正常動作品だけを販売しているところ。

次に、底部にある火力調整。爪やマイナスドライバーなどで細かく調整するタイプなので簡易とは言えない。しかも造りが悪い個体は調整部が奥まで沈んでいて、爪が短いと爪先が届かない。その場合、火力調整する時はマイナスドライバーなど別途何かしらが必要になり、手間がかかる(のですが、Cap の柄の部分が偶然にも火力調整部の径にジャストサイズで、Cap を使って回せる)。

あとは、ガス管の注入口にアダプタを装着しないとガスが入れにくかったり、フリントなので着火が100%ではないですし、フリントのカスが火口周辺にたまったりする。

まぁ、このライター、そもそも500円位なんですよね。この辺のデメリット込みでも値段以上の価値はあるのかなと思っています。

私個人としてはこの Aomai(の正常品)が一番好きなライターです。外に持ち出したいのもこのライター。DynaVap 以外の喫煙具にも使いやすい。

しかし、他の方にシングルフレームで勧めるとしたら、やはり、不良個体がなくて使い勝手の良い SOTO マイクロトーチになりますね。実際、自分も普段使いとして使用頻度が高いのは SOTO マイクロトーチです。

以上、トーチライターの紹介でした。

他にも、国内販売ではないですが、DHgate や AliExpress をサーチすれば、安価で個性的なライターが見つけられるはずです。ただし、真偽や品質は定かではないのでご自身でよくお調べくださいね。


IH (Induction Heater: 電磁誘導加熱)

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IH は火ではなく電磁誘導で加熱をする。手元を見ずに片手のみで高速加熱できるので DynaVap の使い勝手が向上する。ながら吸いや強風下での加熱もできる。

IH はコンセント電源とバッテリー駆動の2タイプがある。DynaVap 公式からは DynaTec というシリーズで IH が発売されているし、サードパーティー製やユーザー自主製作も含めると多種多様な専用 IH がある。加熱が急速なものもあるし、ゆっくりと熱が入るものもある。Instagram や Reddit、FC Forum などを覗くと様々な IH を見つけられるはずです。

私は DynaTec 製のコンセント電源卓上 IH しか所有していないですし、シングルフレーム炙り加熱による喫味の方が好きなので IH の使用頻度も低いです。ですので DynaTec 含めどの IH が煙草喫煙という高頻度の常用において信頼に足るものなのかは正直分かりません。(因みに自分のものは加熱時の LED の挙動がおかしくなった以外は2年以上問題なく使えている)

DynaTec 以外で、多くのユーザーへの販売実績があり、保証や顧客対応も良好とされている販売者はこのあたりでしょうか。
Pipes
Fluxer Heaters
VapHotBox

この三者は公式の DynaTec 以前から IH を製作していて販売実績もありますし、Reddit や FC Forum での評判も悪くはない。QC(品質管理)については彼等のほうが DynaVap 公式よりも安心感があるとも言えるかもしれない。

ただし、彼等含めサードパーティー製のほとんどが個人製作なので安定性や安全性がどの程度なのかは、電気系統の知識がない自分には分かりません。特にバッテリー搭載のものは安易に勧めることができないので、購入検討されている方はご自身でよくお調べになられてくださいね。

お詳しい方は、下の動画のような自作も含め、色々な IH をご自身で調整/メンテしながらご活用できるかと思います。

※ DynaVap 用 IH の自作方法はこのドキュメントに詳しく解説されています

DynaVap 用 IH に関しては、このサブレディットで活発に情報交換されていますので、IH を検討している方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。


ケースやスタンドなど

DynaStash

まずは公式のケース兼スタンドの DynaStash。

DynaStash は、DynaVap 本体、そしてその横にあるスペースにグラインドしたマテリアルあるいは備品類を収納でき、DynaVap を立てて固定できるマグネットがついているケース。ER シリーズはさらにシリコン容器が付いている。

これは机や台がある喫煙環境では収納ケース兼スタンドとして使えるので便利です。DynaVap 本体と、予備の CCD や O-Ring、折り畳んだ清掃用モール等を収納しておける。喫煙中はヒートシンクスタンドとして使えるし、喫煙終了時には熱々の Cap をマグネットによって外すことができる。

しかし、机がなく立った状態での喫煙が多い方にとっては持て余すかなと思います。というのは、DynaStash、ライター、シャグタバコパウチという携帯一式ですと荷物が多くて嵩張る。そしてポケットやバックからの出し入れが多すぎて喫煙時にかなりまごつくことになる。

DynaStash に煙草葉を容れて荷物を簡素化することは、できるといえばできる。ただ、ある程度妥協する必要がある。

マテリアル収納スペースは狭くて指が入らない。これは Tip を突っ込んでグリグリとすると、グラインドされた煙草葉であれば、充填できるデザインになっている。シャグタバコをそのまま入れてそれをやろうとするとかなり手こずる。かといって狭いので指でささっと摘むこともなかなか難しい。

グラインドはひと手間かかりますし、煙草葉を細かくするということは乾燥を助長して喫味を落とすことにもなる。シャグタバコをわざわざ粉にしようと思われる方は少ない気がします。着香強めで湿度が高いパイプタバコであれば逆に良い塩梅になることもあるかもしれませんが、あまりにも着香が強いと木への匂い移りもある。

そもそも、容量がタバコの喫煙頻度だと小さい。終日外出の場合だと多くの方にとっては足りない気がします。

因みに。Aomai ライター限定ですが、マテリアル収納スペースを掘り削り、Aomai を DynaStash に収められように改造している方もいる。

出典:The Best Dynastash XL Mod Ever! : Dynavap

タバコユーザーにとってはこうした方が取り回しが良いかもしれないですね。


その他

スタンドについては、DynaMag(net) を灰皿などに接着してしまえば即席スタンドにできますし、↓のような冷えやすく安定感のある専用スタンドもある。

また、スタンド兼灰皿、そして掻き出し棒まで付いた一石三鳥の便利ものもある。

他にも複数本立てられるものなど色々な DynaVap 専用スタンドがあります。

ケース/ポーチですが、DynaVap 本体とトーチライター、そしてシャグパウチを収納可能なタバコ用ポーチは沢山あります。

例えばこのようなポーチでも DynaVap 本体数本、シャグパウチ、ライター、CCD や O-Ring 等の備品、清掃用の綿棒/モール等を収納できます。

木製ケースなら DynaVap 本体のみを収納するシンプルなスリムケースもありますし、DynaStash と同サイズなら DynaVap 2本を収納できてマグネットも2つ付いているこのようなサードパーティー製ケースもある。

私はというと…持ち出しは身も蓋もない感じになってしまっていて…
色々な収納/携帯方法を試したのですが、結局は↓の動画のように、シャグパウチのビニールを裂いてそこに DynaVap と Aomai ライター2個、綿棒を直接突っ込んでおくという、他所様にお勧めできない雑な持ち出しになっていることが多い…。近所の喫茶店に行く時や半日外出くらいだともっぱらこれになってしまった…。

これは本体熱々のままでパウチ直入れするとビニールが溶ける可能性があります。実際、SS Tip ではビニールが溶けそうになっていた事がある…。問題がある収納携帯方法なのは重々承知しているのですが、これだとシャグパウチだけで収納が完結するので全てをポケットに入れておけますし、喫煙時の出し入れも少なく、ライターを持つ手でパウチを広げるように指で挟めば風除けになったりもして、外で立った状態で喫煙する時などに結局これが一番楽なんですよね…。

もう少し綺麗に携帯したい時や、終日まるまる外出する時などにはgeronimoさんにお勧めしていただいたこの革製ポーチを使っています。

この中に DynaVap 1〜2本、Aomai ライター3個、DynaMag(net) を付けた無印良品のアルミ携帯灰皿、手巻き用の巻紙とペーパーチップ、綿棒3本を入れています。そしてこれの外ポケットに、適量の煙草葉を入れて細めに巻き畳んだシャグパウチ1〜2袋を突っ込んでいる。
(DynaVap 1本とシャグパウチ1袋だとジャストフィット。2本、2袋だとパツパツな感じになる)

このポーチの前にも様々な収納携帯アイテムを試したんです。タバコ用や文房具用、100均、そして無印良品の小物入れ、ケース、ポーチ、などなど。ですが、いずれもどこかしら使いにくかったり不満があったりして、結局しっくりくるものはなかった。(まぁ、どれも DynaVap 使用の想定なんてしていないので、そりゃそうなんですけど…)

一方、このポーチはとても良いです。皮質、造り、縫製、ジッパーがしっかりしていてシガレット用ポーチとして良質なのは勿論、DynaVap 用としてもとても使いやすい。絶妙なジッパー開閉、丁度良い容量/厚み/剛軟性、そして外ポケット。これらのおかげで、開け閉めや出し入れ、持ち替えが多い DynaVap 喫煙でもストレスなく使える。立ちながらの DynaVap 喫煙も、シャグパウチ直入れよりは出し入れや動作が多くなるとはいえ、このポーチだと快適に行える。

以上、ケースやスタンドについてでした。


カスタムステム

カスタムステムは沢山の作り手が製作販売しており多種多様な選択肢がある。美しい装飾なものもあるし、喫味に変化をもたらす機能的なものもある。

その中でも有名なのは Vortex というカスタムステム。

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このステムは装飾面もさることながら蒸気を冷却する内部構造を持ち、喫味向上に寄与する機能的なステム。ステムのみでも $150 というなかなかのお値段ですが、喫味向上の評判が広まり多くのユーザーが所持している。

私はこの Vortex と サードパーティ製のガラスステム(早々に割れた…)、木製ボディしか使ったことがないので、カスタムステムについて詳しくないです。

Instagram でのdynavap タグ検索、FuckCombustion や Reddit の dynavap フォーラム上で色々なカスタムステムを見つけられると思いますのでご興味ある方はチェックしてみてください。

日本国内だと上で紹介したgeronimoさんが多彩なカスタムステムをコレクションしているので、購入方法含め使用感など伺ってみてはいかがでしょうか◯(カスタムステムのみならず DynaVap 周辺アクセサリの多くをお持ちです)

以上、「アクセサリ」ページでした。

次の note ではご使用の方々の声を集めてみました。

ユーザーによるレビュー>>

ユーザーお勧めの煙草葉>>