ディスレクシアのためのPCモニター!?
この記事は、こちらの記事をもとに書いています。
んん、ディスレクシアと言っても個人によって特性やその症状は異なるけど、このモニターはどのグループにどのような仕組みで効果的なのだろう?と考えながら元記事を読み進めていきます。
パルス光技術をモニターに搭載
なるほど、パルス光が有効と書いてあるけど、、、そもそもパルス光ってなに?(私も初耳です)。パルス光技術をモニターに搭載することで、どうやってディスレクシアの人々の読みの負担を軽減できるのでしょうか?
その仕組みが解説される前に、このモニターはディスレクシアの中でもある特定の人々に有効であることが述べられています。
二つの優勢(dominant)な目?
最初に述べた通り、このパルス光が搭載されたモニターは全てのディスレクシアの人々に有効かと聞かれると、そうではなく、対象となるのは"二つの優勢な目"を持ったディスレクシアの方のようです。
元の英語の記事ではディスレクシアでない人は常時どちらか片方の目(固定)が優勢(dominant)であり、ディスレクシアの人はどちらか片方ではなく両目とも優勢になるとここでは述べられています。(しかし何度も繰り返しますが、ディスレクシアの症状がある人全員にこのセオリーが適用される訳ではありません。
両目が優位?片目が優位とはどういった状態を指すのでしょう。
両目が優位になりえると、優位になる目が片目ずつ移り替わるので読書時にテキストが安定しないとのことです。
いまいち何を言っているか分からない、と思った方(すみません、これは私の翻訳力と文章力のせいです)、遠くの物体を狙って指さししてみてください。まずは右目を閉じて左目だけで遠くにある物体を指さします。次に左目を閉じ、右目だけで同じ物体を見ると、指か物体のどちらかが動いているように感じます。これが読書中に起こると、文や段落の中で自分が読んでいる位置を見失うことが起きたり、文字が静止しないので新しい単語を習得したり、スペルを覚えることが難しくなります。
そして新しいディスレクシアフレンドリーのモニターは両目が優位になる故の文字の重なりを解消できるとのこと。
パルス光の利用により、文字が重なりあって見える現象を修正
元記事ではミラーイメージ(アルファベットのbとdを逆に視覚的な情報が左右逆転して認識される現象)を修正すると述べていますが、ミラーイメージは目に関する問題ではなく脳での情報の処理なのでは?と思いました。お恥ずかしながら自信をもって言い切ることができないので、今度はミラーイメージについて調べてみようと思います。
これらの商品は残念ながら日本では現時点で販売予定はなさそうです。イギリスにて予約注文が可能です。
まとめ
・一部のディスレクシアの方にとって見やすい読みやすいPCモニターが発売される。
・その一部とは、文字を読むときに両目が優位になってしまう人たち。通常文字を読むときは常に同じ片目が優位で読むが、両目の優位性がころころ変わると焦点も変わることから、文字や絵が重なって見えることがある。
・パルス光をモニターに搭載することにより、文字の視覚的認識に時間的なズレを生み出し、文字の重なりを防ぐ。
・ミラーイメージ(bをdと認識する)を防ぐ。→これについてはもう少し調べる必要あり。
・残念ながらこのモニターは日本では販売しておらず、イギリスでの予約販売のみ。
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