幸せになる家計簿② - あなたが家計簿をつける目的はなんですか?

こんにちは、ぢゅちです。

幸せになる家計簿、2週目です。まず、家計簿を始める前に考えてみてほしいことが3点あります。


① 「家計簿をつける目的」を考える

まずは「家計簿をつける目的」について考えてみましょう。そうです、いきなり記録をつけるところからはスタートしません。「何かを始める」というときは何事も、その「目的」をしっかり見つめておくことが大事になります。

あなたが「家計簿をつける」目的は何ですか?

貯蓄を作るためですか、子供の学費を貯めるためですか。貯蓄を作って何がしたいのですか、子供の学費を貯めて何をさせてあげたいのですか。あなたはいったい何のために家計簿をつけるのでしょうか。今までそのことをしっかり考えたことがありますか。

私が家計簿をつける目的は、平たく言えば、次の言葉に集約されます。

「自分にとって価値のないものにはお金をかけずに、自分にとって大切だと思うところにお金をかけ、幸せに生活を送ること」

家計簿をつけるのは貯蓄を増やすためではありません。幸せになるためです。


② 「家計簿をつける」ことと「節約をする」ことは別物と考える

家計簿をつけたことがある人は、次のような状態に陥ったことはないでしょうか。

「一生懸命記録つけてるのに、今月もお金を使いすぎちゃった。来月は節約しなくちゃなー。記録つけるても何の意味もない。あーあ、もうめんどくさいや。やってもうれしいこと何にもないし、やめちゃおう。」

本来「幸せになる」ために家計簿をつけているのに、これじゃあ、「不幸になる」ために家計簿をつけているようなものです。続かないわけですよね。

まず、ちゃんと理解して欲しいのは、

「家計簿をつけること」と「節約をすること」は全く別物だ

ということです。

「家計簿をつける」とは、自分の出費の「現状を把握する」ということです。つまり、自分の家計の問題点を見つけるところまでが家計簿をつけることの役目になります。一方で「節約をする」ということは、家計簿で見えた「問題を解決する」ということになり、家計簿をつけた後のステップになるわけです。

これらは全く別物です。家計簿をつけたからって、節約をする必要はありません。逆に家計簿をつけなくても、節約はできます。これらを混同して、同時にいろいろやろうとするから、どちらも続かなくなるのです。

私は、家計簿を始めようとするときは、「節約はしない方がいい」と考えています。新しいことを始めるときは何であれ、それなりにパワーを使います。ストレスも溜まるでしょう。だから、出来るだけ他のストレスは避けるべきだと思うのです。

買いたいものを買って、食べたい物を食べて、普段通り生活をしてください。大丈夫です、普段どおり生活をしていても、家計簿をつけていれば、自然と節約したくなって来ます。

問題の多くが解決されないのは、何が問題かが見えていないことに起因します。

家計簿をつけていれば、何が問題なのかが見えてくるので、必然的に節約をしたくなるということです。問題が見えてくれば、解決策を見つけることはそんなに難しいことではありません。インターネットにもはたくさん情報は転がっていることでしょう。

一番大事なのは、何が問題なのかを理解することなのです。まずは家計簿をつけるという現状把握作業に集中し、「節約」という解決策を急がないようにしましょう。


③ 「お金の出所」を考える

3つ目は「お金の出所」についてです。

あなたが何か物を購入しようとしたとき、そのお金はどこから出てきていますか。財布の中に入っている現金でしょうか、それともクレジットカードでしょうか。最近だと電子マネーという方もいらっしゃるかもしれませんね。商品券や一生懸命貯めてきたポイント、という人もいるでしょう。このように、

お金の管理が難しいのは、お金の出所がたくさんあるから

なのです。そして、これは家計簿が続かない原因にもなります。

家計簿での記入の仕方についてはこれからのノートで紹介するにしても、「お金の出所」については絞られているに越したことはありません。

あなたは、クレジットカードを何枚持っていますか。

「クレジットカードを複数枚持つな」ということはよく言われますが、それは結局、「お金の出所を管理するのが億劫になって管理しなくなる」からなのです。

それでも「ポイントがつくから」という理由でクレジットカードを複数持っている方がいます。では、そのクレジットカードのポイント、今持っているすべてのカードにてうまく使えていますか?ポイントを使うのに、必要ないものを買っていませんか?「ポイントを貯めるために買ったもの」はありませんか?「ポイントで買ったもの」は今でも大事に使えていますか?

ポイントはあなたを幸せにしてくれていますか?

「私はポイントを使い切ってるし、無駄な買い物はしていない。ポイントで幸せな生活をしている」と言い切れる方は、おそらくお金のコントロールもできている人です。そういう人が無理に家計簿をつける必要はないと思っています。

そうでなく、お金に対して少しでも不満に思っている人は、家計簿をつけることによって、その不満の原因が見えてくるようになると思います。ぜひ、家計簿を一緒につけてみましょう。

クレジットカードですが、たくさん持っている方は、今すぐ出来る限り減らしてください。私自身は最大でも2枚あれば十分だと考えています。

「年会費がかかってないから」と使っていないカードをたくさん持っている方もいると思います。

使っていないクレジットカードはすぐに電話して解約しましょう。

年会費が掛かっていなかったとしても、持ってるだけで「管理しなくてはいけない」という心理的負担が増えます。人は管理するものが多いととても疲れてしまう生き物なのです。不必要な消耗を抑えるためにも、ぜひ捨ててみてください。捨ててみると解放された心地よさに気付くはずです。

電子マネーやポイントカードについても同様です。残高の分からない電子マネーや、最後にいつ貯めたのか分からないようなポイントカードは、その場ですぐに破棄しましょう。


◆ 今週の課題

「幸せになる家計簿」のコラムでは毎回課題を提供します。特に提出の義務はないので、今週の投稿とご自身の振り返りに使って頂ければと思います。また、コメントを頂ければ、可能な限り、私の方でもコメントを返させて頂こうと思います。


① あなたが家計簿をつける目的は何ですか。もう一度ちゃんと考えて腹落ちさせてみてください。

② 家計簿をつけたことがある方は、これまで家計簿が続かなかった一番の理由は何だと思いますか。家計簿をつけることがストレスになっていませんでしたか。

③ これから次の投稿までの1週間で、自分のお金の出所を具体的に洗い出してみましょう。財布、クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、など、たくさんあるかもしれません。出所が増えれば増えるほど管理が大変になります。減らせるものはないか見直して、必要最低限のものだけを残してみましょう。


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