幸せになる家計簿__毎週確認するグラフ

幸せになる家計簿④ - 家計簿は毎日つけなくても良い!?家計簿を毎日つけない2つの理由

こんにちは、ぢゅちです。

先週は「まず1週間家計簿をつけ始めてみよう」ということをお伝えしました。1週間、いかがでしたでしょうか。これから続けていけそうでしょうか?やっぱりめんどくさくなってしまいましたか?

今週のテーマは「家計簿は毎日つけなくても良い」です。

私が10年以上家計簿をつけてきた経験からすると、家計簿を毎日つける必要はありません。むしろ、毎日つけないほうがいい、とすら思います。これからその理由を2つ、お話ししましょう。

① 毎日つける方が時間がかかる

一つ目の理由は「毎日つける方が時間がかかる」からです。では、なぜ時間がかかるのでしょうか。

あなたは、家計簿をつけようと思ったとき、実際にどれくらいのステップがあるか考えてみたことはあるでしょうか。例えば、ノートで家計簿をつけているとしましょう。そうすると、考えられるステップは以下のようなものです。

1) 家計簿を引き出しから取り出す。
2) 記録をつけるページを探し開く。
3) 鉛筆を取り出す。
4) レシートを財布から取り出す。
5) 記録をつける。

と、記録をつけ始めるまでだけでもこれだけのステップがあるのです。これらのステップが、私たちが家計簿をつけるのを拒むのです。

じゃあ、これらのハードルを取り除くために、ノートも鉛筆も机の上に出しっぱなししますか?そうですね、それも一つの答えかもしれません。ただ「机の上に家計簿がずっと開かれておいてある」って、毎日家計に追われているみたいでちょっと嫌じゃないですか?部屋を気持ちいい空間として保っておくことも、幸せになる近道の一つですよね。そもそも都内で一人暮らしの私の場合、机がそんなに大きくありません。その大部分をノートがドーンっと占有していたら邪魔で邪魔で仕方ありません(笑)

私は、家計簿はエクセルで記録をしています。その場合でも、

1) パソコンを立ち上げる
2) エクセルを開く

というこの2ステップだけで、もう相当に面倒なのです(笑)これをどんなに効率化できたとしても、忙しい平日の自分の生活に入れ込みたくないんです。なので、私は、

・ 平日はレシートを貯めておく
・ 週末に1回エクセルに転記する

という「自分ルール」を決めています。何かを習慣化する一番の方法は、自分のルールを決めることです。そのルールは自分だけのルールですから、どれだけ変更しても構いません。常にPDCAを回して、ルールを自分にとってより良いものに変更していくことが大事です。

私の「自分ルール」は他にもあります。週末の家計簿をつける際に以下のことを同時に行います。

・ 2つの銀行口座の残高をWEBページで確認する。
(カードの引き落としの確認、給与の振り込み確認、など)
・ 2枚のクレジットカードの使用履歴のWEBページで確認する。
・ 投資信託の評価額の1週間の変動をWEBページで確認する。
・ 1週間のお金の使い方の振り返る。
(といっても、以下のようなグラフをちらっと見るだけです。本当は金額も入っていますが、一応金額は伏せています・笑)

これらすべて合わせても1週間で約30分の作業です。

では、毎日記録をつけるとなるとどうなるでしょうか。確かに1回1回の時間は短くなると思います。ただ、結局1週間で合計すると30分以上掛かってしまうのではないでしょうか。なので、私は週に1回の記録と決めているのです。

ただし、人によっては「1週間に約30分も拘束されるなんて嫌だ」という人もいるかもしれません。では、1週間のうち30分、というのはどれくらいの割合か計算されたことはあるでしょうか。1週間は10,080分あります。そのうち、30分となると約0.3%になります。

もちろん、起きている時間はもっと短いですし、そんなの詭弁だ、という方もいらっしゃるでしょう。でも、私が問いたいのはそこではありません。そのことを考えたことが今までありましたか、ということです。想像してみてください。毎週約30分の家計簿をつけるだけで、漠然としたお金の不安がなくなり、前向きにお金を使えるようになったら、あなたはどれだけ幸せになれるでしょうか。

だから、この30分はとても大事な30分なのです。なので、私は週末に必ずこの時間が確保できるようにスケジューリングしています。もちろん、最初の慣れていないうちは、30分で作業が終わらないかもしれません。1時間掛かるかもしれないし、もっと掛かるかもしれません。それでも継続していけば、必ず時間は短くしていけます。1週間に1回、30分。家計簿を始めてみませんか。


②  毎日つけると、変化が感じられにくい!?

2つ目の理由は、「家計簿を毎日つけると、変化を感じられにくい」からです。家計簿で重要なのは、

「記録をつけること」ではなく「振り返りを実施すること」

です。では、振り返る単位はどれくらいがいいか。

先週の投稿で「お金を細かく管理しようと決め過ぎない」ということをお話をさせてもらいました。その理由は、「細かくし過ぎてしまうとそちらに意識が集中してしまって、大事なことを見失う」からです。つまり「木を見て森を見ず」になってしまうということです。

実は、時間軸に対しても同じことが言えます。毎日毎日の単位で振り返りを実施しても、変化が小さすぎて分かりにくいのです。私たちは、大抵、「1週間、1か月、1年」といったサイクルで動いています。なので、振り返りの間隔もこれに合わせるのがベストだと思うのです。

1週間という単位であれば、先週との比較ができます。1か月、1年も同様に、先月、去年との比較ができ、自分のお金の使い方を振り返りやすいのです。これも一種のフレームワークと呼べますね。

毎日家計簿をつけることが習慣化できる方は、毎日記録をつけてもらってもかまわないと思います。ただし、振り返りの習慣だけは、少し大きな枠で実施するのが、10年家計簿をつけてきた私のオススメです。



◆ 今週の課題

今週の課題です。先週は自分流に家計簿をつけてみてもらいました。その自分の家計簿のつけ方を振り返り、また1週間家計簿を継続してみてください。


① まず、先週の使途不明金を把握しましょう。使途不明金が出てしまった場合ですが、「使途不明金の額から、何に使ったのか思い出す努力」を少しだけしてみてください。これ、結構いい脳トレになりますので(笑)
② 今週の投稿を踏まえて、自分の家計簿をやり方を思い出し、また1週間記録を継続してみましょう。
③ (家計簿をすでにつけられている方は)先週と今週の投稿を読んで、ご自身のカテゴリを見直してみましょう。

です。

ちなみに、今は公開していないのですが、興味がある方がいれば、私が使っているエクセルのフォーマットを公開してもよいかなあと少し考えています。

#コラム #家計簿 #幸せになる家計簿

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