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MTV LIVE MATCH 2022 BE:FIRSTレポ

ここでは便宜上、『レポ』とは表記してますが、この目で見た景色や感情の動きを描写するとともに、自身が読み返す用途も伴ったものとなってますので、正確性等はご容赦頂いて、文字の上で当日の空気感を少しでも感じていただければ幸いです。

現場で見た人も、配信を楽しみにしている人も、『今回の席だから見られた景色』を書いているので読んでくださると嬉しいです。

開場前
MTVオリジナルマスク

それではレゴー!

昨年10月6日に行ったMTV LIVE MATCHから約半年、BE:FIRSTが帰ってきた。

前回参加したときに既にこんな感想を抱いていた

【いくつもの場数を踏んで、何年も活動してきたグループにしか見えなかった。
だからあえてもう一度言う『デビュー前なんて嘘だろ』】
https://note.com/e1even/n/n6910562b8e31

昨日のライブでは去年のこの言葉をいい意味で裏切ってきた。
この事務所はいつも7歩くらい先を行ってるから追いつけるわけがない。


今回の会場は前回のMTV、そしてTFFでも使用されたぴあアリーナMM。

前回のMTVは2階席左側中腹、TFFはアリーナ13列目右端だったけど、今回は4階ステージ側の後から2列目という、これまでにない場所だった。

スパソニのアリーナ、ファンミの最前列、ビバラのアリーナなどは大体真ん中の、そして低い位置から見ることはあったんだけど、4階という足がすくむ程の傾斜の強い角度から、頭頂部を見下ろすくらいの席は初めてだった。

会場に吊られたスピーカーでステージが一部見えないこともあったけど、にもかかわらず席に着いた瞬間から実は割とポジティブな気持ちでいた。

なぜなら『今まで見たことないBE:FIRST』が見られる期待からだった。

Betrayal Game
MTV前日に配信された2ndワンマンのオープンニングと同じく、Betrayal GameのDark世界観の映像、メンバー一人づつの紹介映像からスタート。

会場全体がBetrayal Gameのリズムの拍手による破裂音で満たされていく。
衣服を震わせるほどの低音がベンベン鳴り、イントロが止まったところで耳目がステージに集中する。

RYOKIの歌い出しは何かデシタル的なノイズに混じって始まったように聞こえた。(なんだったんだろ)

印象的だったのがSHUNTOの『Go or Stay』のエッジボイス、と言うだけでは表現が足りない、オーラと世界観と覇気。二面性のDarkを具現化した空間が表現されていた。
もちろん答えは『Go』で応えた。

ライブのRYUHEIの安定感も一曲目から味わえて、上質な音楽を浴びている実感を感じた。これが LIVEのRYUHEIを感じる醍醐味だと毎度感じる。

SOTAのラップパフォーマンスもステージごとにスキル更新されていて、力強い発声に聞いているこっちがついラッパーみたいな身振りになってしまいそうだった。

今回のライブでの体験についての本題
冒頭に書いた『今回の席だから見られた景色』というのは、ダンスフォーメーションの奥行きや立体感のこと。

今回の席からはステージとフォーメーションがこう見えていた。

これまでMVも LIVEもほとんどは前から見ていたから、ついフォーメーションを面として見がちだったけれど、フォーメーションの型や前後の入れ替わりがとてもスリリングで、計算された緻密さと、集中力、フィジカルによって構成されているものと知り、この芸術性にとても感銘を受けた。

これまでの真正面からの景色だと、(遠近感はあれど)横一列に見えていてるフォーメーションも、上から見るとVの字になっていたり、前の4人の隙間を縫って3人が入れ替わりに前に来たり、時計回りに後列右端が前へ、前列左側端が後ろへと、しかもその時にボーカルがセンターに来る とか、挙げるときりがないくらい多様なモーションで、絶え間なく動いていた。

これまでもGifted.のダンプラで、こっちで3人が、こっちでは2人がとか、2人が前列で2人が後列でSOTAを囲んで、とかとか、『BE:FIRST7人=1』と数えずに、『複数の集団、個の集合体』として見せる様は既視感や、理解しようとして見たことがあったけど、ここまでスリリングなものとは見るまで気づいていなかった。

Move On
曲序盤、マイクが落ちる音とともにステージ左側で手を付きJUNONが転倒。つい前日に2ndワンマンのサプライズを見たばかりだったから、『ヒヤリ』とするMANATO、RYOKIの心境が少しわかった。JUNONはすぐに立ち上がり、自身の歌いだしまでには持ち直していたから、安心したとともにプロメンタルに感心させられた。怪我などなかったことを祈る。

フォーメーションについてもMove Onはスリリングだと感じた。

後ろを見ずに勢いよく後列へ動いたり、まるで左右の指を祈る形にする際、噛み合わすかのように複数人が入れ替わったりする中で、熱のある曲がゆえに、慎重にパフォーマンスされていると思った。

SOTAがピックを投げる仕草で6人が倒れていく様も斜めから見られて奥行きがあった。

もちろんMove Onおなじみのゲラ〜も一緒にやったし(仕草)、RYOKIの爆発的なぶらrrrrrrrrr!も、回転ジャンプからの『Burn out!』(焼き尽くせ!的な意味かな)もがっつり食らって燃えた。

ぴあアリーナの音響好きなんだけど、JUNONの高音がどこまでも突き抜けていって耳が心が気持ちよくなる。

そうそう、現状のBMSG主催イベントでは禁止されているペンライト(公式グッズを除くグッズでの応援禁止)だけど、4階から見下ろすに、10人に1人くらいの比率の所持率に見えた。

もう少し多いのかと思っていたけど、まんべんなく所持している人がいたため、会場内はまばらというより、不自然な偏りなく見えた。

昨年のMTVでは他界隈ファンによる所持率が非常に高くて、他界隈にも関わらずMove Onの照明に合わせて会場を真っ赤に染めていたのが思い出された。

ペンライトについてはGifted.パートでまた軽く述べる。コア。(つい言いたくなった)

Be Free
いままで見慣れてきたパフォーマンスもこの角度からだと本当に立体感があった。

RYUHEIが君とならはみ出したくて出てくる様子なんかはもともとが斜めだからわかりやすいけど、さっき上述した前後の入れ替わりと同時にボーカルが真ん中に来るとか、非常にスムーズに、塊の単位や規模が変化していくさまは、本当に新しい景色だった。

あとやっぱりラップ部分は2nd見たばかりだから、心のなかでヒヤヒヤとニヤニヤを繰り返してたw

Kick Start
この曲に限らないけどMANATOの口から音源具合に毎度感動する。まろやかだし、淀みがなくて、発せられた声は耳というより脳内に既にいる状態に感じる。

直前のMCでもあったけど、Kick Startは前回のMTVでパフォーマンス初披露だったからその景色も思い出しながらエモく聞けた。

この日のSOTAのジャンプはJUNONのことがあったしいつもより少しハラハラした。
歌締めのRYOKIも安定してRYOKI節だったね。

Shining One
もう何回見てんだよって話なのに、SOTAのMAXバイブレーション見落とした!

MVとかユアマイとかもそうなんだけど、一人を推してる人って、(一回目は)一人しか見てないことが多くて、こちらが一回では見てなかった箇所で、しかも細かいところに着眼してるんだよね。

自分は良くも悪くも(悪いことはないけど)みんな推してて、あっち見たりこっち見たりしちゃうから、『見逃さないようにしなきゃポイント』を集中して見ておかないと、美味しいところ逃しちゃいがちなんだよね。。

とは言ってもラップやダンスブレークしっかり見られたし、近くにいるBESTYの真似コレオが見られて、一体感感じられた。
ちなみにCan you feel it選手権はスタンダードバージョンでした。

To The First
だんだん記憶がなくなってきたぞ。。
TTFでもフォーメーションの奥行き感じられた。

SOTAの『怖くなんてない』で下がっていくシーンや、SHUNTOの『サナギのバタフライ』で前に来るところも、この角度ならではの視点で楽しめた。

Brave Generation
まじで満点すぎた。
ビバラもかなり上がれたし甲乙付けがたい。

全員がなんの綻びもなく完璧に表現していた。
エモーショナルにがなったり勢いをビシビシ感じられて最高だった。

Brave Generationに限らないけど、RYOKIの爆発力とか、SHUNTOのエッジボイスが際立つのはLEOの優しさがあってこそだし、その逆もまた然りで、グループ内で色が違うから、何色にもなれて、しかも最も鮮やかに光れるんだと思った。

反対側が際立つのは、色もだけど音楽においてもなんだと再確認。

補色のイメージ

↑LEOっぽいオレンジの補色がビトゲのSHUNTOっぽい色味なのが印象的。
Brave Generationは『最高だった』という記憶がしっかり残っているパターン。(レポとは)

Bye-Good-Bye
何度聞いても歌いはじめのLEOいいよね。
それこそ曲の1色目を筆で描いてこうだと示してくれるのに一躍かっている。

ダンスはキャッチーだけど、結構ダイナミックに動いていることを(しつこいけど)今回は奥行きや、入れ替わりを楽しめた。
改めてハイトーンバチーンとピッチ合うJUNONにビビる。感動というかもはやビビる。

Gifted.
そういえばBE:FIRSTはセトリの順番がライブによって全く変わるんだけど、Gifted.をスタートにもできるし、ラストで締めることもできる。

それぞれの曲の背景にストーリーがあって、それを一緒に並走してきたBESTYが各々に解釈してるからちゃんとドラマに仕立て上がる。

ラストはRYOKIの英語シャウトからの7人が並んで、

『BMSG!BE:FIRST!Let's get started!』

Gifted.
最高of最高だった。

一人ひとりの声や表情、力の強弱から荘厳な世界を作って空気を掌握していた。

その世界観と圧倒的な表現力から、見入ってしまい、聞き入ってしまい、地蔵のように動けなくなるあるあるがあるんだけど、今回はそれまでリズムに合わせて微かに振られていたペンライトがほぼ止まっている光景を4階から見た。

特に最前列の方、完全にペンライトを降ることも、持っていることも、今どこにいるのかも忘れてしまったかのようにペンライトが静止している様が印象的だった。

あれを目の前で見せられて、受け取るのがキャパオーバーで、こちらが声を出すだとか、手を振るだとか、アウトプットまで処理が追いつかないのはよくわかる。

ラスサビ前のSOTAの空間ガチャガチャからのラストスパート。
今まで聞いた中で(ファンミZeppダイバーと)一位を争う仕上がりだった。

気持ちJUNONの声がいつもより高く出ていた気がするけど、音響のせいだろうか。
『語彙力が喪失する』という語彙で表現しておく。

いつもは最後まで手を降ったり、ぎりぎりでMANATOがペコーってするのが定番だったけど、最後は珍しく暗転のまま退場。

今回のLIVEの形態からなのか、Gifted.終わりだからなのか、はたまた新しいステージへ進む、なにかの表明だったのだろうか。

冒頭、前回のMTVで感じた思いから半年。
あの時ですら衝撃的なパフォーマンスを見せてもらったけど、そこからも常に見るたび想像以上のクオリティを向上させてくる彼ら。
このままスピード下げずに、ブレーキなんて踏まずに、前へ前へ、上へ上へどんどん言ってほしい。

ここまで長文・駄文を読んでいただいた方、ありがとうございました。

BE:FIRST版はここまでですが、Novel Core版も別途書くのでよければそちらも読んでいただけると嬉しいです。

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