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VIVA LA ROCK2024 BE:FIRSTレポ

配信では見えない会場の雰囲気や身の回りの光景、目には見えないけれど綴れるストーリーを記しておきます。
※レポとは便宜上言っていますが主観分量多めです

■昨年まではステージセット段階で下げられたバンドセット
これは去年書いたビバラのレポ。

ロックバンドが多く出演するフェスで、バンドセットが片付けられ、ダンスで魅せるグループが作った景色がそこにはあった。

今年のビバラは一転。
次々とドラムなど楽器が設置されていく。
その様子を綴った投稿への反応数が期待の大きさを物語っていた。

■リハを待つBESTYと他界隈さん
身に付けているものからBESTY以外にもメンズのCrewさんもアリーナ内にいるのが見える。
この会場では"BE:FIRST見たさに集まった集団"に界隈も界隈外という言葉も無いように感じた。
(そういえばもう2年前からすでにSOTAから言われていたね『ステージの上も下も関係ない。音楽好きで共有する空間』だって)

コーチェラ帰りのAwichによる爆アゲバイブスそのままにBE:FIRSTのリハスタートに熱気を持ち越しているのが感じられる。
(余談:AwichをAwitchと書いている人を見るけど、覚え方はAsian Wish Child を略したAwich、本名の亜希子をもじっているよ)

■リハ
ベースの弦を弾くぶっ太い音が会場とBESTYの心を震わせる。
Betrayal Gameだ。

それから一旦の静寂からShow's just getting started, coming up. と声が響きBFis…でメンバーが勢揃いする。

少しラフ目に歌っているものの、SOTAのラップがアリーナツアーでみせた、早取りして後半に追いつかせるテクニカルなフロウで耳を掴む。

RYOKIがバンドメンバーとハイタッチし、互いの健闘を祈りながらメンバー一時退場。

ビジョンでNEXT ARTIST紹介がされた後、BE:FIRSTが再登場。
ステージセンターで取った隊形がScreamの冒頭に酷似しておりテンションが最高潮に。
次の瞬間に背景ビジョンに一閃の光が落下してくる。Mainstreamだ!

01. Mainstream
心も体もScream待機をしていたものの、その期待を落とさない楽曲の強さ.レパートリーをいくつも持っていることがすごい。

自分含めて辺りはZoom Zoom Zoomを身振していた。
ブルブルバイブレーションシーンやアウトロの意外性ポイントも会場に驚きを与えているのが感嘆の声から感じ取れた。

これまで想像してこなかったけれどMainstreamのビートに乾いたドラムの音がバシバシ入るのも雰囲気が締まってかっこよかった。

02. Masterplan 
これこそ想像を超えてきたセトリだった。
Awichからうけとったバトンのまま、HIPHOPビートが続き圧倒してくる。

言い忘れていたけど、今回アリーナに入れたものの過去最悪視界でなかなかコレオを見られていない。

ワンマンのペンラお内裏様スタイル(頭より上に挙げず没頭、集中するスタイル)に慣れてしまっていたが、ここはフェス開場、ブチ上がりがマナーの空間のため、ヘンザで全然ステージが見られなかった(汗)

見られなかった=ビーファらには熱量を見える化して伝えられてもいただろう。

その環境の中でも要所要所で見ておきたかったコレオに視神経を集中する。

MUSICAでMainstreamは『あの頃のHIPHOP』『広げたかった好きな音楽』を現代にデリバリーしてきたと語り、Masterplanは現行の熱さをBE:FIRST解釈で展開すると話している通り、冒頭からキャッチー。

アニメーションから目を離させない。
何度も見たBESTYも、初見も圧倒のスキルと群舞。

タイミングの揃い、角度の揃い、質感の揃い、色んな『揃う』があるけど、BE:FIRSTから感じるのは質感の揃いで、有機的な生物の蠢きを感じる。

全ての角度の揃ったサイボーグというより、それぞれの手足が自由に動くんだけど、本体であるまん中の芯が太く厚い、そんな一つの生物を感じる。
今言語化した光景が終盤のビーファスクラムだ。

『噂には聞いていたけどSOTAって人エグい』と思わせる単体での鋭利さも随所で光る。
それと『あぁこれJUNONか』と思わせるほどにダンスの細部や質感も起こしつつ、それでいて突き抜く高音でプレゼンスを示して、一人ひとりがパフォーマンスで自己紹介してくる。

03. Milli-Billi
Masterplanの余韻を残したまま、そして息をつかぬまま、その吐き出された息を一気にSHUNTOが吸い込んでMilli-Billiがスタート。

ストンプがいつからか封印されたのはこの怒涛セトリの限界を縫うための構成やもしれない。

04. Brave Generation
止まらず、むしろ上昇しながら推進していくBE:FIRST
SHUNTOの煽りの歴史はビバラからだったように思う。
というのも実践での煽り始めは2年前サマソニのブレジェネと記憶している。

そこから初のBMSG FES22からブレジェネ始まりの煽りが完全定着していった。
けれど元を辿ると、ビバラ初出演に課せられた『掴むMC』を、そしてUVERworld、SKY-HIを始めとした先人の背中を見てきたSHUNTOがやる運命(さだめ)にあったのだろうと今思う。

05. Scream 
ついに来た!
RYOKIの英語煽りからの一瞬パワーが中心に凝縮されてから解放するあのスタート。
アリーナツアーのダンスブレイクはないものの全編通して筋肉質なパフォーマンスにエネルギーを感じる。

RYOKIはいつも通りスーパーアリーナの外まで届きそうなパワーを発していて、初見狩りをしまくった。

終始、それぞれの楽曲で不敵な笑みを浮かべる余裕感あるRYUHEIの表情も印象的だった。

06. Set Sail
そもそもビバラでのSHUNTO無双っぷりは定番だけど、それに輪をかけて自身がリリックを手掛けたSet Sailは本当に気持ちよく声が伸びていて、バンドの演奏とも一体感が増していた。
こうした曲調はめくるめくマイクリレーされてイェイイェイ盛り上がればそれで75点くらいになる曲だけど、彼らはクオリティを落とさずにそれをやるから150点を叩き出してくる。
自分たちが楽しみながら会場をロックしている様はとうに『お邪魔しますスタンス』ではなくなり、一緒に楽しみに来ている音楽集団だった。
誰が歌っても上手い、魅力的であるこんなマイクリレービバラで響かないわけがない。
SHUNTOの上手さに『天才っ!』と言ってしまうのはライブあるある。

07. Don’t Wake Me Up
この曲の好きなところは背景のユニバース感含め、序盤はおおらかで穏やかな始まりなのに、気づいたらヘンザにクラップヨヘンズでジャンプさせられ、いつの間にパーティしているところだ。
Set Sail以降のセトリはビーファから初見さんへの音楽パーティ招待状の様な流れだと感じた。

MANATOの美しくも頼れる歌唱力に目と耳が幸せになる。

08. Great Mistakes
従来のBGB前ではなく、どんな失敗すらも全肯定するという力強いLEOのMCからGreat Mistakesがスタート。
直前までMCしていたのに、ピッチ外さず安定のスタートを切れるLEOをリスペクト!
Great Mistakesに限らず今回のビバラの全LEOは厚みがあって簡単に揺るがない安定感があった。
Masterplanや、(今回はなかったけど)Salviaの張って強いLEOもここのところハマっている。

09. Bye-Good-Bye
バンドで音楽しようぜ(懐かしい)をさいたまスーパーアリーナでやっちゃう怒涛のセトリ。
TFTのコメント欄でも音楽を楽しんでいる姿に好感を持たれていたけれど、この日もきっと広くこの音楽好き集団のバイブスが伝搬しただろうと感じた。

もはや、爪痕をとか、少しでも足を止めて、とかじゃなくて『俺達の好きで音楽やるから一緒に楽しみましょう』と遊びに来たくらいの雰囲気になっているのがビバラ3年目だなとしみじみ感じた。

ロックフェスでのダンス撮影構図はいつか改善されるだろうか、、、RYOKIとSOTAのラップシーンでのダンスがステージもモニターも満足に見られなくて惜しかった。
それでもヘンザの隙間からこぼれるSOTAのダンスに『ごちそうさまです』と美味しい料理を頂いた気持ちになる。

10. Boom Boom Back
スタートからのラッシュのみならず、終盤もMCしない分詰め込んでBBBを持って来るのは体力が成せる業。

KAITAコレオでアイソレや体幹が肝となる楽曲をラストでもカマせられるところ、伊達にドームで28曲ラスト新曲Masterplan持ってくるだけある。

どの曲も『一緒に遊ぼうぜ』スタンスで盛り上げられていたのも、各種フェス参加実績が活きていることを感じた。

00.ENCORE AGAIN UVERworld feat.SHUNTO from BE:FIRST
TAKUYA∞から、『あともう一回…』のMC段階で『来た…!』となり、『BE:FIRSTからSHUNTO〜!』と呼び込まれる。
正面スタンドで着席して聴いていた自分含めて辺り一帯(100人くらい)が一気に立ち上がった。
こんなに周りがBESTYだったのか?と驚くほど総立ちとなりSHUNTOの登場を歓迎した。

予想も期待も待望もしていたフェスコラボだったし、日産スタジアムでの初コラボ呼び込みを目にできて感無量だった。

そしてSHUNTOの上手さが担保されていることも誇らしい。
歌唱一つでめちゃくちゃカマしてくれていた。

こうしてUVERworldのホームだけじゃなく、フェスでもやってくれて、愛される人間性も紹介してくれるところもファン目線でもとても嬉しいし、そして何より良曲を作ってくれた感謝が大きい。

こうした場所でBE:FIRSTがまたプレゼンスを示すこと、音楽で仲間を増やしていくことが次のステップに繋がっていくし、それを一歩一歩積み重ねてきた実績こそが今のBE:FIRSTを作っている。
そこに立ち会えて、現場で浴びれたのは貴重な体験だった。

2年前の『僕たちがビバラに初めて立つボーイズバンド・BE:FIRSTです』という自己紹介から連続3度目の出演で、ロックフェスにおけるBE:FIRSTの進化形にして最新形を提示できたことが誇らしい。
そんな春フェススタートに立ち会えて幸せだった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
よければXでも話しかけてくれると喜びます😌



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