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D.U.N.K. Showcase 3/5.11.12

今回、D.U.N.K. Showcaseの『1日どこか行けばいいよね』くらいに思っていたんだけど、奥さんの*会社の同僚による後押し で3日間の通しプレミアムのご縁に恵まれた。
*3泊4日の旅行行ったと思えば高くないというヲタ発想
*結果的に高くないどころか、得た幸福度は実質タダ同然だった。


このレポは忠実レポというよりか、感想文レベルのもので、自分が振り返って"最高だったなー!"って思い出すために書き残していくものです。(なのでネタバレです)

興味がある方は読んでくださると、一緒に会場で踊った仲くらいになれるんじゃないかと期待してます。

■〜introduction〜

『本当の始まりは3月後半』

DUNKは地上波テレビで、スタジオパフォーマンスをする音楽番組ではなく、多くのカメラを導入したライブを、地上波のみならず、YouTube配信することで、日本発世界行のコンテンツになる。

つまり、
3月5日の11日12日のDUNKまでは開催に先駆けた文脈の説明と、界隈内の距離短縮。

DUNKライブで収録されたパフォーマンスや、そこに至るまでのBehind Story(出すと明言していたか定かじゃない)を3月後半から発信していき、今までにない、垣根を超えた共演が世の中で話題になる。
といった構想なのであろう。

キャラクター、光り物、A4サイズを越えるボードの持ち込みを推奨はしないけれど禁止をしないことには、収録カメラの画角で対応することを折衷案としている。

例えが相応しいのか分からないけれど、レストラン等のドレスコードに似ているんじゃないかと感じた。

『当店はこのような演出の店内内装、こだわりの提供方法でこんな料理をご提供します。』

『この演出と味を、私たち(興行主)が表現することに賛同頂いた他レストランシェフを交えて、同じ空間で共通項である"料理(ダンス&音楽)"を一緒に楽しみましょう』といった感じ。

これは多様な在り方の否定じゃなく、芸術演出的な側面の"お願い"をしているんだと個人的には捉えた。

■3月5日■

3月5日 D.U.N.K. Showcase

■ライブ開演まで
ShowMinorSavageのフーディーを現地で着たくて、12:00スタートの物販に11:30頃から並び、無事に目当てのサイズを奥さんと二人分ゲット。

小雨も降るまだ少し肌寒いこの日、ちょうどいい防寒具合だった。(後に腕まくりを強いられるくらいに会場が熱気に包まれることをこの時はまだ知らない)

3日通しのプレミアムでチケットを取ったため、特典のDUNKオリジナルキャップと、ラバーバンドを入場前に受け取り身につける。

今となって感じたのは、DUNKフーディーも含め、"誰のファン"とわからない、共通のイベントグッズがあることも、垣根の溶けたイベントの景色づくりの一助になっているのかもしれない。

入場するとぴあアリーナの形状に似た、それでいて奥行きは近くて、チラ見した2階の最も奥からでもそこまで遠い印象はなかった。

スタッフさんが【録音・撮影禁止】の看板を掲げながら『会場内での撮影は一発退場となります』と拡声器で告知する。

『データ消去の上退場』くらいの言い回しは聞き慣れていたけど、一発退場の言葉のパンチはなかなか強かった。

座席はアリーナの前から14列目、ステージに対してほぼ真ん中。ダンスがテーマのイベントにおける真ん中の価値は高い!と着席時からテンションが上がる。

開演に先立ち、改めて注意事項が館内放送で流れる。

『ん、この声は』聞き覚えのある少しお歳を召した落ち着いた声。なんだけどたまに言い淀んだり、しまいには咳払いまでもしてしまう。

おそらくSKY-HIのパパであろう。

(パイロットだから)きっと数々のフライト前アナウンスも、こうして乗客の豊かで安心な旅のお手伝いをしていたんだと想像して和んだ。

BMSGのライブでは開演直前までBGMが流れていて、開演の本当に直前は曲の音量が上がっていって、テンションも同期させて行くんだけど、この日の直前に流れた曲はw-inds.の『Paradox』


そう、この曲はD.U.N.K. のフックにKEITAの声がサンプリングされている元曲。
しかもKEITAといえばBE:FIRSTの3rd Single Smile Againのトラックプロデュースも参加している。

ダンス&ボーカルの礎を築いたw-inds.へのリスペクトが込められたここまでの一連のクリエイティブ(D.U.N.K. サンプリング、開演前BGM)に、既に満腹中枢は反応し始めていた。

参考:

そしてこの文脈エモエモな展開からのShowcaseスタート一曲目はD.U.N.K. !

会場モニターに映し出された見目麗しいSKY-HI
ロケーションは機材など並ぶ、バックステージ。

去年の紅白でのHabitを思わせる演出で、バックステージからどんどんステージに近づいてくるワクワク感。

ライブの始まりにここまで心動かされるってことに早くも感動していた。

D.U.N.K. の次はレジェンドDREAMS COME TRUE
バンドセットとコーラス、ダンサーの構成に美和さんの国民的ボーカル、ライブの空気作りが秀逸だった。

ベース マサさんがダンスイケイケのメンツの中に呼ばれたことを謙遜しつつも、音楽とともにあるダンスが持つ意味合い、そこにドリカムがいることの役割を語りライブがスタート。

本人らが言っていたけど、初見に媚びることのない、シブいナンバー(大ヒット大ポピュラーソングはやらなかった)で構成し、Be My Selfスタンスで臨んでいた。

■DREAMS COME TRUE
こちらがセトリ
(セトリは全てTwitterに流れていたものを拝借しています。誤りがあったらご指摘ください。)
1. 次のせ〜の!で
2.スキスキスー
3.NOCTURNE001
4.Goodbye,Darlin’
5.G
6.YES AND NO
7.JET!!! feat.SKY-HI
8.スピリラ

こうしたスタンスにも関わらず、音に乗っている美和さんやダンサー、曲に調和しているシャウトで会場を、音楽を楽しむ姿勢にチューニングしてくれた印象だった。

そして7曲目のJET!!!はSKY-HIがラップで参加していたんだけど、自曲のなにかのラップだった。
現場でも『なんだっけなぁ〜』となったけど結局分からなかった。
またドリカムパートの時に、ドリカムファンを公言しているとしてAile The Shotaが招き入れられる。
DREAMS COME TRUEの前でDREAMS COME TRUEするなんて夢より夢のあるライフである。

ここでこの日のアーティスト、パフォーマーが一旦挨拶としてステージに現れる。
今日のライブはこのメンツでお送りします、とした中にSOTAとMANATOの姿がない。
SKY-HIがここにいないアーティストが次登場のアーティストということで、

■Show Minor Savage

1.No Cap Navy
2.Thinkin’ bout you
3.SUPER ICY

本当に他界隈ファンも来ているイベントで誇らしい最高のパフォーマンスをしてくれたと思う。
SOTAのNCNラップやThinkin' bout youのMANATOの歌い込むシーンが見る前から楽しみにしていたから、もう序盤から満足感。
3人とも非常にリラックスしていて、歌唱のみでなくダンスもオシャレ。
No Cap NavyはTHE FIRST FINAL以来のフル、SUPER ICYは初のパフォーマンスを見られたんだけど、大音響で聞けて目が忙しくなるほど3人のダンスが素敵で贅沢な悲鳴をあげそうだった。

SMSのはけ際にMANATOがステージ1人立ち止まりマイクを握り『次はAyumuImazu 久しぶりだね〜』と、TAROの縁で繋がるAyumu君を招き入れた。

■Ayumu Imazu

シンガーとしてはソロだけど、男女織り交ぜたダンサーとシンクロしたときに個別のアメーバが集合して『1』になるかのように一体感があった。
ピラミッド型のセンターにAyumu君というフォーメーションになったときに特にそれを感じた。
率いているというより一体!

全体通してダンスのキレが気持ちいいくらいにかっこよくて、自分を含めてかなり多くの新規ファンを掴んだと思う。

歌唱も耳触りの良い、御本人のビジュアルを声にしたかのような爽やか&グルービー。

いくつかの楽曲で歌唱とダンスでプレゼンスを示し、最後の一曲にREIKOを招き入れ、Sunshower feat.REIKOを披露。

トークではREIKOからAyumu君にDMを送ったことが親好のきっかけだったという。

1.PARADISE
2.ACCHI KOCCHI
3.Over You
4.Light Up
5.Tangerin
6.Sunshower feat.REIKO

Ayumu君がはける際には大きな拍手と歓声が上がった。

■REIKO
1.決戦は金曜日(ドリカムカバー)
2.No More
3.YOLO(with shota)

誰もが知っているヒットソングのカバーって言うのは、全くの初見と比較して、歌唱力の高さが近道で届くんじゃないかと思った。
そしてドリカムリスペクト、同イベント共演という文脈としても最適な選曲だったと思った。

次曲はREIKOの自作曲が披露され、音楽に対する愛を感じた。MAZZEL輩出オーディションであるMx2で一年前の葛藤や選択を今の世界線で見ていることに儚い尊さを感じた。

なんて浸っているとAile The Shotaが登場し、THE FIRSTオーディション、合宿クリエイティブ審査曲のYOLOを二人でパフォーマンス。

No Moreでじわりと来ていたことも相まって、YOLOでは涙が眼球に溜まっていった。

それぞれの在り方を肯定してくれて、歩み方こそ違えど同じ方向に歩んでいるから交われる。
THE FIRST最終審査時にSKY-HIが発した通りじゃないか。

過去の点が今に繋がっているし、そのストーリーがあることが追っているこちらに対して、エンタテイメントの更に先の、哲学や人生観に影響を与えていると思う。

以降セトリ
1.Yumeiro
2.so so good
3.DEEP
4.IMA
5.AURORATOKIO
6.LOVE

Yumeiroからは云われずとも体が勝手に動いてしまうナンバーが続き、DEEPの時にはBE:FIRSTのMessageのコレオグラファーであるRyusei君がTakumi氏とのユニットDot.で登場。
二人のダンサーの真ん中で、踊りながら作った曲である張本人もノッリノリでダンスする。

初見さんもこのシンガーがここまでグルービーに、ラフに、おしゃれになんでもこなす音楽人間だと衝撃を受けたんじゃなかろうか。
いつでもどんな環境でもBe My Selfを貫くShotaが魅力的だった。

■KENZO
ヒューマンビートボクサーのTATSUYA氏による、およそ口から出ているとは思えない擬音やビート、破裂音に世界大会8度優勝のKENZOがダンスをバチバチに音ハメしてくる。
身体表現の極地を見せてもらえたのはかやり貴重な体験になった。

自身のパフォーマンスが終わると、MC口調で次のパフォーマーを呼び込む。
KENZOといえば去年日テレで開催されたTHE DANCE DAYに出演し、そこではSKY-HIやYOSHIKI、 s**t kingz Kazukiとも共演していたご縁がある。
この番組で優勝をしたパフォーマーこそがKUROKO

■KUROKOセンターに立つパフォーマーの周りを、黒子の格好をしたメンバーが箱を浮遊させ、無重力表現や奥行きの推進等、新しいダンスの見え方を追求したエンタテイメントだった。

ちなみに前出のTHE DANCE DAYに出演し、惜しくも優勝は叶いこそしなかったが、強い印象を残した"K fam"はBMSGファミリーの楽曲New Chapterで共演をしている。

BMSGはつくづく"縁"と"アーティシズム"を大切にしていると感じる。


■超特急
1.NEW WORLD
2.Re-TRAIN
3.Baka Bakka
4.Burn!
5.バッタマン SKY-HIコラボ
6.SKY-HIとのトークコーナー

どの曲からも、全てを全力でパフォーマンスした上で、綻びが出ないことにポテンシャルの高さ、地力、基盤の強さを感じた。

特にそれを感じたのが、トークコーナーで超特急のアピールポイント披露の際、アカペラハイトーンでAAAの楽曲を披露したシューヤ君、そしてダンスサイファーでアクロバットを披露したユーキ君。

いずれも確固たる基礎の元築き上げられた技術や才能があることから、全パフォーマンスを振り切った全力で出せるんだと合点がいった。

■SKY-HI
1.Happy Boss Day 
満を持してBOSSの登場。
BE:FIRSTの楽曲はもちろん、ライブもプロデュースするSKY-HIによる、メッセージの詰まったセトリに圧倒された。
全ての曲に、そして順番に、やる意味、文脈が必ずあって、表層で聴こえてくる音や見えてくるビジュアルの深層に背景に想いが垣間見えるのがSKY-HIのプロの矜持であり魅力であると再確認した。

表層なんて言い方をしているが、そのフィジカルがまず圧倒的でもある。バイブスがあるからあの発声になるし、あの発声やダンスになるには、積み重ねただけの努力があると考えると気が遠くなり現実感すらなくなる。

というのも、レッスンだけしていればいい立場ではなく、ご存知の通り八面六臂が3人分くらいの多忙に極める多忙の中で、練習の時間と定着させる能力があることに気が遠くなってしまうのである。

2.Mr. Psycho
ここでは地上波DUNKで予告していた通り、超特急が登場して一緒にMr. Psycho
そういえばBMSG FESのMr. Psychoでは『喋んな Fxxk Off』(F部分はマイク外す)というコンプラ配慮型のパフォーマンスだったが、今回もそうしていたのは、地上波放送を配慮してのことかもしれない。

3.Dramatic
DramaticのラップではFxxk Off部分を歌っていたように聞こえたから、やっぱりMr. Psychoは地上波配慮型だったのではないか。
個人的にDramaticのリリック、スタンス、フロウ、楽曲が大好き。
リリックにある通り、スタンスがめちゃHIPHOPだし、パンクロッカーだし、SKY-HIのルーツ(RHYMESTERやロック、コアバンド)がギラギラに見えてくる。
忖度なしに、言いたいことを馬鹿なふりしてメタメタに言っているのが最高。
聞いたことある人もない人も一句ずつ、何を言っているのか見ながら聞いてほしい。

歌唱が終わるとバックで踊っていたBFQが中央に集まり、見覚えのある陣形に。
SKY-HI『普段はあまりこういうことはやらないんだけど、ここだけの特別ということで』(的なこと)とし、次の瞬間耳に突き刺さってきたのは、ステージ周りの空間を吸引するかの鋭い音からの激しいドラムのビート…!

4.Scream
なんと!!
BE:FIRSTのScreamをカバー!
つい隣りにいる奥さんに『ヤバー🔥🔥🔥』と発していた。
この楽曲の生みの親であるから当たり前だが、めちゃくちゃ様になっている。
そしてダンスもラップもhahahaすらもカバーしていて、この日トップクラスの衝撃を受けた。

今このレポを書いていて、冒頭に『曲順にも意味や文脈があって』と言っていた回収ができることに気づいた。

Mr. Psycho→Dramatic→Scream
これ、全部SUNNY BOYの楽曲プロデュース曲だった。
曲の繋がり、親和性もそりゃいいしセトリもクリエイティブだなぁ、と感心。

5.TTF 
まさかの記憶がほぼ0
たぶんScreamの衝撃がそれだけ大きかったことを表している。。

6. MISSION
ここも今思えばTHE FIRST〜Mx2にバトンを渡す曲順だし、踏み出す一歩を強く歌ったこの曲は、Mx2を見ていないであろう他界隈に対しても届いていたのではないか。
HIPHOP楽曲の特徴は歌う者のリアルや背景、ルーツが歌われることが多く、ファンタジー要素が薄いことが言えるかもしれない。
だから、生の熱が伝わってくる。
『アツい🔥』なんて感想が出てくるのもこういうことかもしれない。

そしてここで、まさに熱めのMCが入ったあとに曲フリしたのが…

7.One more day
REIKOを呼び込んでのパフォーマンス。
これも今思えばストーリーだよね。
THE FIRST→Mx2→REIKOソロの道決断→One more day
YOLOのシャウトでも感涙したけどほんとREIKOのソウルフルな歌唱が最高だった。

比較的この曲はゆっくりめだし、SKY-HIの聞き取りやすい歌唱で、他界隈の人にもリリックが届いたんじゃないだろうか。
『3ヶ月で解約したタワマン』とか聞いて何を思っただろう。

8.Bare-Bare
Shotaを入れてのBare-Bareでしばしのゆったり時間。
からの、

9.Tumblr
元歌はBE:FIRSTのSoftlyプロデュースでお馴染み、MIHIRO(マイロ)氏とSKY-HIとKLOOZ。
BMSG FESではRUNが歌ったが、今回はAyumu君を招き入れた。
パーティー乗りのこの曲にもAyumu君の声がマッチしていて素敵だったなあ。
ちなみにこの曲がこの日のタオルぶん回し曲。
フーディーを腕まくりして、汗をにじませながらリズムに体を委ねることの気持ちよさを、このあたりから特に感じるようになっていた気がする。

10.Fly Without Wings
ドリカムの元曲を☆Takuがサンプリングしたこの曲で更に空高いところへとオーディエンスを引き上げてくれる。
ドリカムとのご縁、☆Takuとのご縁がこのD.U.N.K. Showcaseを体現しているし、このまま次曲のラストに引き継ぐのも美しかった。

11.D.U.N.K.
ここでこの日のアーティスト、パフォーマーをステージに呼び込みラストサイファーが開催される。
ここでSKY-HIから『ダンスできる人だけ、スマホで写真とか撮ってSNSにあげていい』とシャウトされる。

開演前の『一発退場』アナウンスの印象が強かったため、一瞬耳を疑い、いや、疑ってる暇があったらさっさとスマホを用意しなくてはと思い、急いで取り出す。

https://twitter.com/11F1RST_BMSG/status/1632356762975346688?t=4YtgRQM-GwkEd2MDmIaK_g&s=19


この動画で目の前で跳ねてる子達、このときが1番爆上がりしてたけど、開演からずっと踊っていたし、手を上げたり、手を振ったり、たまにアーティストを呼んだりもしていた。

その様子からは『誰のファンか』はわからないけど、とにかく垣根なしにめちゃくちゃ踊りに来た といった様子に見えた。

そういえば開園時から椅子に置かれていたA4サイズのスケッチブックも持つことなくラストを迎えていた。

DUNKは #日本を踊らせろ をテーマにしているけど、まさか身内FESではない環境でここまでの景色が見られ、体感できるとは思っていなかった。

数日経つ今もワクワクと楽しかった思いで興奮が蘇るほどだ。

5日のレポはここまで。
きっと誤字もたくさんあったでしょう。。
読んでくださった方、ありがとうございます!

11日、12日も行くのでまたここに書き足そうと思います。
もしよければまた読んだり、Twitterでも絡んでくれたら嬉しいです。


3月5日 D.U.N.K. Showcase


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