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ARENA TOUR 2023-2024 “Mainstream”ぴあアリーナ12.20

前回ホールツアーBE:1からMainstreamを携えてドーム公演に繋げるアリーナツアー、KANAGAWA DAY1である12月20日のぴあアリーナ公演に行ってきました!

セトリも演出もネタバレなのでまだ読みたくない方はブックマークして引き返してまた読みに来てください🙋‍♂

もう参加した人で『そんな見え方してたんだ』とか、全ての公演が円盤化はされないし、参加予定が無いけど情景を知りたいという方はご覧になってみてください😌

あと雰囲気とか環境とか、文脈とかも書くんで、曲ごとの要点パッと見たい方はいい感じに飛ばし飛ばし読んでみてくださいね😁

では、BE:FIRSTのみんなと未来(みなとみらい)見てきたレポをスタートします🏁

今回のぴあアリーナはホールツアーでは回らなかった会場であり、まだデビュー前の2021.10.6に立ったMTV LIVE MATCH、THE FIRST FINALなどなど、他アーティストと共演するライブはあったものの、単独公演としては初であり、SOTAの『ただいま』には①神奈川公演であること②体調不良明け③単独で帰ってきたぞ の3つで受け取った。

そんなぴあアリーナ。これまで入った会場の中でガーデンシアターと並ぶ音響の良さを個人的に感じていた会場だから、気になるのは座席。
これまではスタンド3F左、アリーナ13列目、スタンド4F右天井を経験してきたけれど、今回のS席のこちら。

スタンド2階 4列 270番台

赤丸で示した場所だったんだけど、今回のステージ構成、演出に関してはその全てを満遍なく見られて良席に感じた。
メインステージこそ距離はあるけど、振り返ったり、背伸びしてどこで何が起こっているのかを見ずとも俯瞰で眺められた。
でも近く感じる時もしっかりあって満足いく席だった。
ちなみに四角で示した場所がセンターステージなんだけど花道が無くて独立した島の状態だった。

開演まではビーファが直近選出したSpotifyのプレイリストからであろう選曲でBGMが流れる。
SKY-HI(いつものSKY-HIの声w)による注意喚起メッセージが流れて、流れたのはホールツアーBE:1のGifted.の音声、及びSOTAによる『ドームで公演ができるアーティストになります。2024年にその景色を見せます』とのラストMC。

そこからステージモニターに映し出される映像には未来的な格好をしたBE:FIRSTが無機質で白い空間の円卓に突っ伏している様子。なにやら背景は荒廃した未来のような世界観。
『BE:FIRSTがまた世界を救った』なんていうセリフも。
(ここからの繋がりは失念)

M1. Boom Boom Back
メインステージの遥か上部に7人を乗せたステージが照らされ彼らが降下してきた。
2ndワンマンの階段セットが降下してくる演出を思い出したけど、その時と違って今回はビーファがそれに乗っていたことで、神々しかった。

背景モニターいっぱいにラジカセのような画やら騒々しい画と共にスタートしたBoom Boom Back
声もダンスも全部爆発的にエネルギッシュで、モニターでバイブス見たり、ダンスの隊形見たりで視線のやり場に忙しいという贅沢な悩みの中興奮状態のオープニングを迎えた。
曲の終盤、ステージカメラが入ってきてMANATOを捉えるんだけど、この時のMANATOの色気が堪らなかった。
円盤化急募。

M2. Milli-Billi
HIPHOPスタンスのままMilli-Billiに突入。
かわるがわるマイクリレーの中、誰が出てきても個とアーティシズムを発揮してくるから息がつけない。
そんな気持ちとは裏腹にSHUNTOがいつものように大きく息を吸い込み、吸い込んだ量に比例して悲鳴が空間に響いた。
SOTAの放送事故級のバイブレーションを楽しみにしていたから、ストンプパートがなかったのが残念だった。

M3. Move On
3曲目にしてもう記憶が薄れているので、全公演円盤化をお願いします。
真っ赤に染まっていく背面モニターも地鳴りのような低音から一気にブレイクするあとスタートが最高にかっこいい。
パフォーマンスも序盤ということも関係なくバチバチにカマしていた。
みんな声のマイク乗りが良くて声が真っ直ぐに耳に、脳内に突っ込んできた。

ここでMC。
RYOKIがスタートから吊り目デザインのサングラスをかけていたんだけど、『(漫画NARUTOの)写輪眼を移植してダウンタイムたからお見せできない』としての装着だということだった。
VTRもそうだし、スタートからのテンション爆上げ曲にもこのサングラスが似合いすぎていて、またRYOKIが発するキャラクターにもマッチしまくっていた。

『まだまだ行けますか?!』とアリーナ、スタンド全体を煽って、何か『行く』だかなんだかのキーワードをきっかけにステージの両端からトロッコ(人力)がトコトコと姿を表した。
今回の席はこのトロッコが通過していく通路に割と近く上から見下ろせるポジションだった。

M4. Be Free
ステージ左右から2機巡回していくからメンバー分かれて乗車。アリーナ席とスタンド席の間をトロッコがトコトコと進んでいくんだけど、上へ下へとファンサをしながらも完璧に歌唱することにも地味に感動しながら、徐々に近づいてくるのがワクワクした。
彼らがBESTYを親友と呼び、思ってくれることを公言しているから、物理的距離感も、心の距離感も近く、陽気な明るいエネルギー放出しまくりの友人が近くに居る感じを受けた。

M5. Moment
左右から走り出したトロッコはセンターステージとスタンド席の間で合流し連結。乗っていたメンバーが乗り換えて反対方向に戻っていく。
記憶が定かじゃないけどセンターステージでMomentはパフォーマンスしただろうか。
全員マイク乗りと爽やかさ、テクニカルな歌唱も軽やかに歌い上げ、歌唱力に浸る。

M6. Softly
孤島の独立したセンターステージは実は移動、伸長、昇降の変形ができて、このタイミングでか失念したけれど、センターステージが変形して花道となりメインステージに戻ったシーンがあった。
Softlyはメインステージで披露され、お馴染みのスタンドマイクパフォーマンスでムードを構築した。

M7. SOS
BMSG FESでもざわついたSOSのイントロでスタート。
コレオグラフ自体も、一人ひとりの身体の末端から醸す質感もかっこよかった。
緩急も、強弱もあるダンスをかっこよく見せるには体幹やらグループの一体感がそれを強めていると感じた。

M8. DWMU
まだまだ序盤でありながら盛り上げるMCからのDWMU。
ステージの右へ左へと走り回り、ブレイクの箇所で中央にはっちゃけながら戻って来る様子は本当に音楽を、LIVEを楽しんでいて、にも関わらず歌唱は安定したままで感心した。
MANATOの傷ついても君がいい は誰に向けられでもなく死人は出なかった。

ここでモニターに渋谷の街を進んでいく映像が流れる。
街中にBE:FIRSTの曲名の広告や看板が貼られた街並み。
その進む先にゲームセンターがあって音ゲー(BE:FIRST Mania(昔Beat Maniaという音ゲーがあった))の前でカメラが止まるとそこにCOINを投入。
画面上部から落ちてくるバーのタイミングに合わせてBESTYが『Clap!』『Hey!』『Jump!』をするゲーム。
徐々にスピードと難易度が上がって、最後は大混乱するほど難しくなり曲も混沌としたところで次の曲のイントロが。

M9. Spin!
アリーナのどこからかトロッコではなく、アリーナの地に足をつけた(と言っても飛び跳ね駆け回る勢い)メンバーが現れる。
自分の席からはSOTAが出てきて、さっきのトロッコとは違いBESTYと同じ高さの目線で歩き回り、というか柵に直進していったり、スタッフが制している柵から手を伸ばすBESTYの方にあえて近づいてその手に肘で応えながら歩くなど、過去最短の距離感で練り歩いた。
もうBESTYは腰抜ける寸前で(概念としての)熱狂のドミノ倒しが起きていた。
ラップパートも抜群のマイク乗りにバイブスとスキルで過去最高を更新してきた。
Spin!組以外のメンバーも出てきてアリーナ通路を歩き、センターステージで集合した。

M10. Salvia
センターステージに頭上に吊るされた照明設備から光が集中して差し込まれ、満を持してSalviaがスタート。
RYUHEIの胸と首の間に響いてくる声にLEOの情感こもった歌唱が続いていき、会場が息を呑んでいた。
"ある意味"『まるで音源のよう』という言葉がそぐわない楽曲。
7人が乗るセンターステージ、及びぴあアリーナのサイズではキャパシティが到底足りない量のパワーが楽曲から溢れていく。

M11. Grow Up
Grow Upは初見だったけど、コレオの軽やかさと、複雑に入れ替わる構成が印象的だった。
センターステージということもあり、360°、四方全方位に向かってパフォーマンスされる構成は斬新だった。
普通であればセンターステージでパフォーマンスされるとメインステージとセンターステージの間のお客さんは後ろを振り向き、なおかつパフォーマンスの背中見ることになるが、Grow Upはこちらに背を向けるパートもあったのが印象的だった。
BMSG FES23で後ろにお客さんがいる構成 を経た上での着想だったろうか。

M12. Smile Again
センターステージが伸長して花道となりメインステージに繋がる。
静かになった会場モニターにピンで抜かれたのはニカッと笑うSHUNTOだった。
それを見て色めき立つ会場に流れるSmile Again
個人的に1回目のD.U.N.K. Showcaseで現場初見となったあの情感溢れる、それでいてスキルフルな歌唱とダンスの衝撃が強い。
中盤まで広くない花道で踊らずに歌唱し、その後メインステージに戻りダンスもしながらパフォーマンス。
SHUNTOを先頭に重なった7人がサビの『Smile Again〜』で傾くやつ、あれをやる瞬間に背面の大型モニターが空色になりビーファの周りから白いオーラが広がっていく映像演出で感動的に綺麗だった。
映像化の際にはこの瞬間はドセン定点映像込のカットを熱望したい。

どの曲でもなのは前提として、Smile AgainのSHUNTOは特に天才だと聞くたびに感じる。
そしてMANATOの美ブラートに会場と心が震えた。

M13. Shining One
ご当地RYOKIが始まって以来初めての横浜開催となるこの日のRYOKIが気になっていたけれど、自分にはこう聞こえた。
『(左にいるSOTAに)おかえり!…(SOTAをチラ見して)ぇ、でも湘南じゃね』
ここまでのMCで横浜開催が発表された時の喜びやホールツアーでは横浜を飛ばしちゃったから、という話が何度があったのがいいフックになっていたし、それをアドリブで入れ込むRYOKIはやっぱりさすがだ。

バイブレーションも肉眼で捉えられたし、あの距離あってもその凄さが伝わってくるのは圧巻だった。

ここで文化祭でバンドやろうぜの映像。
みんな演技上手いし、特に印象的だったのが生まれ持っての『ボーカルしかやらねぇよ』スタンスのSHUNTOが最高だった😂

ステージ背面の透過型モニターの奥にドラムやギター、ベースの姿が見え、場面転換中にバンドセットがバレることない構成なことに感心した。

ここからはBE:FIRSTがバンドをするんじゃなく、バンドにバックアップされながらのパフォーマンス

M14. BF is...
あの場の空気を切り裂くような力強いスタートの衝撃をもう一度、いや、何度でも味わいたい。

それとBF is…のSOTAの、少し後ろ乗りでビートに後から追いついていく様な巧みなラップが印象的だった。

M15. Brave Generation
SHUNTOの『ここからもう1段階ギア上げていくぞーーーー』のMCからBrave Generation。
やっぱりバンドセットならこの曲。
RYOKIの『シナリオ踏みつけろ』が『シナリオどうするつもり?』みたいな感じだった😂

M16. Betrayal Game
ビトゲもあのベースラインをバンドで聞きたかったし、来るだろうなと強い確信を持っていた。
ここのところのライブセットリストで見なくなっていたビトゲだから、久々に見られることも嬉しかった。

M17. Scream
もう始まり方も(記憶から消えてしまったけど)衝撃的にかっこよかったし、なんと言っても終盤のこれまで見たことのないアレンジ、言うなれば2022年紅白のShining Oneで受けた衝撃を思い起こす仕様で、思わず口から『ヤッバ!』と漏れていた。
あのシーン、Kアリで改めて目に耳に焼き付けないと..!

M18. Grateful Pain
BE:FIRSTは常に最新が最高だから、こうして踊らずに歌唱全振りする楽曲も現場で過去最高を更新してくる。
会うたびに見るたびに積み重ねてきた山の頂上に居る感じだ。

M19. Kick Start
またゴンドラで巡ってくるターン。
First Stepが今回のセトリに無かったけど、Kick Startは彼らが合宿以来に自分たちがクリエイティブに深く関わった楽曲であり、過去と未来を繋ぐ初期の曲だから、大切に歌い繋げている感じがした。

ゴンドラが自分の目の前に来た頃に砂嵐の様なノイズがスピーカーから流れ、楽曲も、彼らの声すらもかき消す音量、長さから、演出ではなくトラブルだと気づく。
だけど、トラブルなのかサプライズなのか判別するまでに、全メンバーが訝しげな表情でイヤモニに手を当てて一部のメンバーが楽曲の輪郭が見えない中で歌唱を必死に続けている様子が見えた。

曲が終わるとSHUNTOが『トラブルあっても関係ないだろ!』との煽りからのGreat Mistakes

M20. Great Mistakes
ミスをも巻き返すポジティブなGreat Mistakesがこの次に来ることが奇跡的である意味持っているなと思った。
ノリも最高でそれこそFirst Stepからバトンタッチされた二代目の盛り上げ曲になっていた。
センターステージで客席にタオルをぶん投げていたけど、あれボールとかと違って一度に複数人が触れるから争奪の殺気立った雰囲気にならないのだろうか😅

M21. Bye-Good-Bye
そっか!そうだ、BGBもバンドで表現できるんだ!
THE FIRST TAKEでバンドセットバージョンが存在することをすっかり忘れてた。
でもバンドセットバンドであることより、ほぼ元コレオの原型がない、にも関わらずバチバチに全音に合わせてくるSOTAのダンスが眼福だった。
Screamに次いでBGBのダンスはこの公演で目を引いたパートだった。

M22. Message
ここでは可動式の花道が7人分の壇上にセパレートされて立体的に姿を変えるのが新線だった。
見え方や伝え方に本当にアイデアを注いで実現してくれていることにリスペクトを込めたい。
何度聞いてもeillのコライトの才能、それが歌唱と情感が相まって輝くステージが素敵だと感じされされた。

Messageのパフォーマンスが終わり、ここでエンドロール。
スタッフ名や小のびのびセットリストが流れていく。
セトリ最後にMainstreamと現れるかと思いきやそのままエンドロールは終了。

M1. Boom Boom Back
M2. Milli-Billi
M3. Move On
M4. Be Free
M5. Moment
M6. Softly
M7. SOS
M8. DWMU
M9. Spin!
M10. Salvia
M11. Grow Up
M12. Smile Again
M13. Shining One
M14. BF is..
.M15. Brave Generation
M16. Betrayal Game
M17. Scream
M18. Grateful Pain
M19. Kick Start
M20. Great Mistakes
M21. Bye-Good-Bye
M22. Message
M23. Mainstream

ただ公演終了アナウンスが流れず誰も席を立とうとしない。
あれを待っているから。

M23. Mainstream
これを聞かなきゃ帰れないよね。
再度現れたBE:FIRSTが圧巻のパフォーマンス。
音数が少ないことが、一挙手一投足への集中力が増して、自分の中で、個をみる時、引きで全体を捉える時を無意識に目でコントロールしていたように思う。
あれだけのパフォーマンスをここまでかさねて来て!ラストにこの全身全霊Mainstreamを披露できるのも、デビューから重ねてきた現場、レッスン、努力の数が物語っているなとの今思う。

3月にはMasterplanとして東京ドーム公演が控えているけど、サイズが変わっても表現力と届け方に関するグレードは更に増していくであろうBE:FIRSTと会うのが楽しみだ。
と、その前にKアリーナでの演出も楽しみなところ。

そしてドーム公演が終わる頃にはもう次の景色を提示してくれるはずで今から楽しみで仕方ない。



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