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第一回 Place of Mellowレポ

自分が将来振り返って読んだときに、景色が見える様に、情景描写、心の動きを書いていこうと思ってます。

それでは...Are you ready?
Are you ready?(Shota風に)

O-EASTのキャパが1300とのことだったけど、入場整理番号190番とわりかし早い番号に恵まれた。

入場次第ドリンクチケットはすぐさまポケットにねじ込んで、フロアの場所確保を優先。

フロアの前と後ろを分ける位置に仕切りの役割ともなるバーがあり、そこのほぼセンターが空いていて、そこを確保。
列で言ったら7列目くらい、距離で言ったらShotaまでは20m弱だろうか。

開演までの時間も、きっとShotaの趣味であろう選曲で、終始いいサウンドが流れ続けた。


トップバッターは

春野
筆記体でharunoと書かれた、背面の全面ディスプレーを背に、キーボードに手をかけた春野の歌唱からスタート。

照明が背面から照らされ、こちらからは終始逆光で、顔が見えないシルエットの状態でパフォーマンスをしていた。

MCでは、今年経験したステージは140人の箱で、そこから4個目でこの会場でできることは想像していなかった、呼んでくれたShotaに感謝していると語った。

Shotaとの出会いはオーディションの存在を知らない状態で、シンサキウラ伝いに聴いたAURORA TOKIO。

Shotaの音楽に惹かれて、Twitterを見に行ったらすでにフォローされていたという。

今公演の照明効果のレーザーは、刺すようなものじゃなく、空間に満ちているスモークに広角に広がる光だった。

春野は、通る声がレーザーの如く初めはスパッと通るんだけど、やがてスモークの中に広がっていって、空気になっていく。
この照明効果と春野の声が抜群に合っていたのが印象的だった。
UFOなど、聞いたことのある曲も聴けてとても気持ちよく乗れた。


ここでステージ転換

ドラムセットが組まれ、ギターとキーボードが入ってくる。
ステージセットには紫のネオン管の様な色に灯るeillの文字が。

さっそうと出てきたeillはその姿勢から、まだ歌う前にもかかわらず、エネルギーが溢れていた。

eillは、パリッと重なった、気持ちのいい拍手のような、耳も気持ちもスッキリする声。

力の入ったJazzyなローの声、突き抜けていく高音と、音の上下があってそのステージングに、eillの所作に、のめり込んでいく。

コライトしたBetrayal Gameの雰囲気もかもしだされていたのが印象的だった。

MCではShotaとの仲の良さを語る。
良き音楽仲間としてよくご飯に行くが、その会の名称が『ギャル会』
Shotaくんってギャルだよね?という問いにオーディエンスが目尻を下げて拍手で応える。

eillは、ネイルが剥げた状態でいることもあるけれど、Shotaはいつもきれいで私よりギャルだし美意識高い、と話し、『ただのギャル』という楽曲に。

どのパフォーマンスもエネルギッシュでステージとフロアが一体になっていた。


Aile The Shota

ステージにはDJセット。
青い照明のステージに、コポコポと深い水中から登っていく空気の音が響き、Shotaが登場。
暗いサングラスをし左を向き、少し背を反る姿勢から、、、

01. DEEP
DJはDEEPプロデューサーのA.G.Oくん

背面の壁は全てがディスプレイになっていて、DEEPのMVのグラフィックスが視界いっぱいに広がる。

DEEPのビートはほんと誰に導かれるまでもなく、参考に他の人の揺れ方を真似るでもなく、勝手に体が動いていた。
そしてとにかく歌唱がめちゃくちゃ上手い。

02. so so good
先程の背面ディスプレイに緑の四角や丸のグラフィクスが動き、深緑にパンピナしてた。
この曲、それに合わせた照明効果と相まって空気感が特に気持ちよかった。

03. Like this
時間はあっという間に過ぎてしまうから、と矢継ぎ早に曲をスタート。
このあたりで、上がったボルテージと体温に熱を感じたのか上着を脱ぐShota。

今度は背面ディスプレイは真っ白に。
全曲、Shotaの歌唱と立ち居振る舞い、照明、映像効果が一つになっていて、これが目からも感じられる『音楽』が具現化されたものかと感じた。

04. 常懐
トップバッターではけていた春野を呼び入れ『これがやりたかったんだよ』と春野と常懐。
BMSG FESの夕景の空のディスプレイの前で、Shotaと春野が向き合いセッション。
とてもいい時間だった。

05. Mermaid
SHUNSUKEと作ったMermaidを披露。
ほんとに歌が上手くて、きれいなメロディに聴き入ってしまう。

音って空気を伝っていくから、Shotaの声に満たされた会場内は、『音楽』そのものになっていて、Shotaという存在が空間に溶けていって、広がっていって、充満していくのが感じられた。
そう、会場内は音楽が充満している感じだった。

06. Thinkin' bout you
一人でのパフォーマンスだったけど、ついつい『二人きりのムード』とか『邪魔させないずーっと』の箇所で音取りして体動かして、SOTAとMANATOの存在も投影した。

アウトロでは
『Shout out to My bro SOTA & MANATO 』とリスペクトを送っていた。

春野くんも(光栄だって)言ってくれてたけど、俺ただのファンだから。
プレメロはShotaが好きな二人を呼んだ、俺得のイベント。付き合ってもらっちゃってありがとうね。とあのShotaの茶目っ気で話す。

この日来ていない全てのコラボ相手もShotaが大好きな人ばかりだし、誰が来ても最高な空間になっていたことは想像に容易い。

このタイミングのMCだったか覚えてないけど、Shotaの歌詞は全部リアルしか歌っていない。
だから日々、自分を取り巻く大切な人がいないと、何も歌詞が書けません。と楽曲制作の源泉に関して感謝していた。

07. me time remix
『次の曲はここで歌わせてくれ』とme timeを披露。
そう、ここO-EASTはSKY-HIのライブで初めてme time remixを披露した場所。
SKY-HIへのリスペクトを込めて歌唱。
初めて聴いたときもだけど、旋律の行き先がいい方向に裏切ってくるのがほんとに心地よい。

次の曲はme time remixの続編となる新曲。
自分を責めないで、あなたは悪くないというメッセージが込められた曲

08. ごめんね
『抱えすぎなくていい』的なme timeサンプリングしてるリリックがあった。
包み込んでくれる、『許すこと』を肯定してくれるそんな曲だった。

09. 特別
特別な空間に特別な特別を、と言うことでeillを呼び込み、feat.eillで披露。
春野もそうだけど、二人共Shotaとの声の相性がとてもよかった。
『きっとどんな日も特別さ』と歌うこの空間にいることが、夢か現実か危うくなった。

10. IMA
『エモーショナル』と『ミュージック』が混じりに混ざったこの空間にIMAの疾走感あるトラックが光を差してくる。
長時間立っていて、満身創痍状態だったけれど、爽快に頭振れた。

背面のディスプレイも、推進していくような奥行きのある映像や、宇宙を思わせるもので、Shotaが宇宙空間と一つになった様子が美しかった。

11. AURORA TOKIO
ほんとにまだまだ聞きたい曲もあったし、もっと揺れていたいと思っていたけど、これが最後の曲。
渋谷の夜景を映したディスプレイ前で、Shota自身が煌めく。
原点にしてクラシックなこの曲で最高に気持ちよくなれた。

終演後、止まない拍手。

全員が普通の拍手で称えているのではなく、全員が手のひらの細胞壊れるくらい大きな音の拍手をしていた。

この万雷の拍手が鳴る中、Shotaがイヤモニを外した瞬間に『うわ..!』と絶句。

涙こそ出ている様子ではなかったけど、THE FIRST合宿チームCで感情が声を追い抜き、先に表出してしまう。
そんな表情、リアクションに見えた。

Shotaは『『ありがとう』以上の言葉が思いつかないから、曲で返していく』と言っていたけど、それは我々も同じ気持ちだったかもしれない。

声も出せない中では、この多幸感、熱感、感謝を拍手でしか伝えられなかった。

だからShotaが抱くもどかしさを実体験の元、理解できたし共感できたし、きっとこの日の拍手は『ありがとう』以上の表現になっていたと僭越ながら強く思う。

ピースな空気の中、音楽の中、あの箱にいられたことに、愛と感謝とリスペクト。

Shotaという存在から発せられるこの多幸感は、見に行けなかった人にも、間接的にでも伝搬されていくそんな力を持っている気がする。

それはまるで目には見えないけど、空気の中を伝っていく『音楽』や、煌めきを放つ『AURORA』のように。


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