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1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023 1.7レポ 【ネタバレ】

BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023 1.7

時代の動く音が聴こえました。

以上、レポでした。







くらい、いい意味で言うことなしのライブでした。
でも後世に残さないといけない軌跡でもあったので、拙いですがレポを書いて行きます。

このレポでは忠実文字起こしとか、一言一句違わずレポートとか、その精度にはないけど、この日の熱感や景色、心動かされた刹那を記しておこう、後で振り返ろうといった趣旨のもと書いていきます。

なので、会場に行った人が『そうそう、そうだったよね』とハイタッチしたくなったり、会場にいなかった人も『現地にいたみたい』とほんの少しでも感じてくれたら嬉しいです。


それでは、本編へ『Let's go!』(紅白のSOTAの声で再生希望)

BE:FIRSTに会うのはBMSG FES以来、東京ガーデンシアターで会うのは2ndワンマン以来だった。

開場の時間まで有明ガーデンで過ごしたんだけど、前回来たとき同様、店内音楽がBE:FIRST縛りになっている。
前回(2ndワンマン)は市販化されている曲数がまだ5曲くらいしかなくて、当時『このサイクルで同じ曲が流れ続けてたら店員さん歌詞覚えちゃうね』くらいのことを言っていたのを思い出す。

あれから半年あまり過ぎたこの日、BE:FIRSTはBE:1という新曲だらけのアルバムを引っ提げて有明にカムバしていた。(12月にもだけどね)


17時の開場時間と同時にラジオMILLION BILLIONもスタート。
紅白の裏側のエピソードが語られ、あの衝撃のパフォーマンスからもう一週間経つのかと驚く。

入場して席につくと、各所でツアーシャツに着替えたり、ペンラを取り出し点灯チェックをする姿がそこかしこにあった。

途中までラジオを聞いていたけど、開演が近づくに連れて会場内のBGM(それこそ2ndワンマンライブの音)のボリュームが大きくなって来たので、自身の緊張感と昂ぶる近接の席の人の熱感、雰囲気を楽しむことに。

撮影の許されている開演前の撮影

後から知ることになるけど、ラジオの終わり際にこのあとステージに出てくることに触れて『いざ有明!』とラジオと会場を繋げる粋な振りがあった。
GYAO! MILLION BILLION │ J-WAVE | http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20230107175203


会場BGMが2ndワンマン音源から、New Chapterに変わる。
音量が段々と大きくなる。
大きくなっていく音量と、会場にいるBESTYの心拍数とをインジーターで可視化したらきっと同期していただろう。

そして会場中のペンラと、音楽好きの頭が、New Chapterの低音のリズムで前後に揺れる光景が広がる。

音圧がすごい。
まだ大きくなる。
低音が会場を震わす。
こんなに大きいということは、彼らの声もこの音量で届くのか、と少し先の未来を想像するだけで、興奮は更に増していくのであった。

イントロダクションで開演に先立つ注意事項が、BMSG FESの様にボイスチェンジされたSKY-HIの声で紹介された。
BMSG FESはネオ江戸がコンセプトだったが、今回は『秘密のアジト』だった。

イントロダクションが終わると、映画仕立てにメンバーの紹介VTRが流れる。
ハート型のグッズがストーリーのキーになるVTRを見てやっと繋がる。
JUNONのタクシードライバーの胡散臭さと、LEOのコンビニ店員(ユニフォームにBFマートみたいなロゴがあって細かった)のがツボだったな。

『秘密のアジト』ってセリフをこすりにこすった末に遂にライブがスタート。

1 BF is…
MANATOの一声目、登場から全BESTYの耳目が一点に集中し、それを全部請け負ったMANATOが圧倒的な証明をしてみせた。『何を』かは言うまでもないだろう。

ライブ前に『BE:FIRSTの音楽浴びてきます』なんていうふうにツイートをしていたけど、この日のライブは浴びるというより、響いてきた印象が強かった。
BF is…ではLEOの胸と喉の間で響いている音が、自分の同じ場所にも響いているかのように感じる瞬間があった。
共鳴するっていうのはこういうことかと感じる。

ビバラやAAAで名刺代わりに披露され、もちろんBE:1の一曲目であるという事実と、抑えながらも実力をこの時点のMAX出力で完璧に出してくるパフォーマンスとが結びつく、なんとも説得力のあるスタートだ。
『各種ランキングでの実績』と『紅白出場』という実態が結びつく、この納得感を追体験させてもらった。
からの、、

2 Scream
もう一曲目ですでに最高は証明してもらってたけどここで追い証明される。
Venue101特番のScreamの始まり方で、テンションが爆上がりする。
Screamでの唯一の心残りは、ラストJUNONのフェイク部分にSOTAが音ハメするところを見落としていた事。

ライブ経験はそこそこあるけど、未だにこうしたうっかりをやってしまうし、記憶は儚く消えていくから、これから参戦の方も心構えがあると景色と記憶も変わると思う。

とは言っても、JUNONの『想像も予想も不可能』から階層的に姿を見せるあのフォーメーションは割と鮮明に記憶に残っていたり、今回の席は先述の写真の通り、比較的中央に近く、ダンスフォーメーションが見やすかった。

ダンスパフォーマンスは前後の入れ替わりの奥行きも、面としての見え方も正面が至高だし、今回の距離感でステージを俯瞰で見られることで、観客席のペンラを含めた総合演出が楽しめた。

SKY-HIが度々ツアーに関して『進化をしている』と述べている通り、各メンバーのパワーアップ具合をまざまざと感じた。

序盤ではJUNONやRYOKIの声の凄みが印象深かった。
絶妙に感情の乗ったガナリが滲まされていて、これこそアーティシズムファーストだと感じた。
きっと、歌唱曲順が序盤だからこそ、スタートから会場をLockするのに必然的で、なんとも理にかなったエンターテイメントを些細な箇所から体験させてくれる。

特に終盤のフェイクの応酬でのRYOKIのスパーク具合が圧巻だった。

3 Brave Generation
2曲目からすでにアルバム通りの曲順じゃないことは判明していたけど、この流れにも説得力のある繋がりを感じさせるセトリ。
数々のフェス経験から自信満々のSHUNTOによる煽り。
ステージ左から右へとプレゼンスを示しながら誇る様に、ほんと貫禄が出ていて、2022年のフェスで培った熱感を放射していた。
これまでのBrave GenerationパフォではRYOKIの『シナリオ踏みつけろ』はステージを指さして足で踏みつける動作が定番だったけど、この日は『シナリオ踏みつけろ東京ー!!』と天下井スタンスでバーナー振り回して火をつけてきた(比喩)
SHUNTOのラスト歌い上げも最高(語彙は放棄)

4 Be Free
照明の消えたステージでメンバーが左右に分かれる様子がぼんやり見える。
ステージ中央にBFマークが蓄光なのか、暗がりでも薄く見えていた。
そのフォーメーションを見るだけでBe Freeだと察せられる。
Be FreeやMove Onの始まり方は多様で、ライブによって、セトリによって毎回始まり方が楽しみになるしマンネリがないことに演出の矜持を感じる。
正面から全員の顔が代わる代わる見えるあのシーンで、不意にJUNONの足元からの定点の映像が会場モニターに映し出されたんだけど、東京タワーを下から煽るアングルのアレだった。

5 Don’t wake me up
BF is…、Be Free、Don’t wake me upと前半曲は、中央で耳目を集めて歌い上げるMANATOの『主役感』が際立つ流れに感じた。

ステージ背面の映像が、ジャケットの三角形になっていて、世界観の再現も徹底されていた。

ペンラを持っていても飛び跳ねている人もいたし、刹那的に腕を上げている人もいて、音楽を会場全体で楽しんでいる時間だった。

6 Moment
ステージ上の段差で最も高い塔にMANATOが登り、歌い始める。
前半に何度かあったMANATOが主役になる場面の中で、一番印象的なシーンだった。
集中する全視線を請け負ったときに湧き上がる『俺を見ろ感』、そしてその未来に見える『ソロの景色』が見えた気がした。
一人ひとりが歌う間に、ほかメンバーが少しずつ増えていき、ダンスで華を添える感じがBE:FIRSTの中では新しい景色で新鮮だった。

そしてライブで初めて目撃する、ささやき声の英語パート、噂には聞いていたけど、RYOKIだったね(RYUHEIだと思っていた)

7 Milli-Billi
個人的な感覚だけど、Milli-Billiが来るのが早い気がしたというか、Momentからの振り幅に新鮮さがあったのか、ここで来るのかという驚きがあった。
そしてMVの一人ひとりにフューチャーしたカット割りを見まくったからか、全体感のMilli-Billiも新鮮さがあった。
サビ前のSHUNTOが息を吸う場面は実際に息を吸う音がマイクに入っていて、かっこよかった。
この緩急の演出も今回のライブで幾度か見ることになる。
そして今回のライブはDJでミックスしているかのような曲つなぎが何度かあったように感じたけど、そのうちでも印象的だったのがMilli-Billi終わりに、低音がリズムを刻み繋がった曲は、、

8 Betrayal Game
今回のステージ、映像表示を兼ねた、段違いのステージセットがあるんだけど、背面モニターと連動して街並みになったり、台が光で縁取られたり、その色がペンラと連動して同じ色になって会場全体が演出される。
どの曲も曲の世界観に同期された演出だったけど、Betrayal Gameイントロのように手拍子が欲しいシーンではペンラが未点灯になったりと、ペンラ点灯曲、その後出てくる飛び跳ねたい曲、タオル振り回し曲、クラップハンズが全部楽しめる、そんなライブ仕立てだったし、それはBE:FIRSTの音楽の多様性を物語ってもいた。
RYUHEIの妖艶なストップ&ムーブ、天井まで突き抜けていくJUNONのハイトーンに、NHKのVenue101で濱家に振られたアカペラ披露を思い出させられ、気持ちよかった。

Betrayal Game終わり際に、Spin!組の3人がステージ左側に残り、Betrayal Gameのトラックで、マイケルのSmooth Criminal冒頭さながらにダンスを披露し、これがかなりかっこよかった。
参考↓


9 Softly
ステージ下手側にSpin!組が掃けたあと、上手からスタンドマイクを持ったSoftly組が入ってくる。
スタンドを中心に手で円を描くような振りが印象的だったのと、大振りに踊らない曲での彼らの安定感から声の大波に包まれた空間になった。

ここでYou're My BESTY特別編として、SEGAにお邪魔してみんなでレーシングゲームをするVTRが流れる。チーム分けはグッパパッパパーを未だにやっていたけど、チョキを出す人も😂
チームがSoftly組とSpin!組にうまいこと分かれて、口半開きで熱中するSOTA、シャウトするRYOKIとSHUNTOがエキサイトしながら画面が高速で切り替わって、映像から車があたかも暴走して、、!スピンするかのように、、!

次に!会場に流れた曲は、、!

10 Spin!
映像ステージと背面映像が、車のメーターやダッシュボードを表した画になり、まるでSKY-HIのJUST BREATHE MVを彷彿とさせられた。

このステージに現れたのはミリビリのRYUHEIの様なサングラスをしたRYOKI。
この日のRYOKIは、自身が現場で見たRYOKIの中で、サマソニScreamと並ぶ、覚醒っぷりで存在の大きさに感服させられた。
RYOKIの発声や鋭利な響きは、SKY-HIに近いようでいて、彼独自のディティールを持っているし、K-POPのラップでもJ-RAPの系譜でもない、シャウトと歌唱の間のような熱を感じて、『感情』と『出力される声』が直結していることが伝わった。
この独自性はきっと俳優業での『ある人になる』『憑依させる』技能が歌唱表現とも結びついているからかと、今書いていて思った。

※2023.01.14加筆
ふと思い出して加筆。
もしかしたら見間違えかもしれないから、いつの日か配信や円盤化されたら再確認したいところだけど、ステージ台の最上段で、RYOKIが2022年のサマソニでパフォーマンスしたポスト・マローンのこの(下の写真)スタイルで歌っていた。
見間違えじゃないならリスキーでかなり衝撃的パフォーマンスだった😂

Twitterでの拾い画

そして次にかましたのが、サングラスSHUNTO。
歌い出しからサングラスを頭に上げ、カチューシャスタイルで複数回ウインク砲をかましていた。
歌唱は完璧すぎて、SHUNTOがBE:FIRSTにいてくれることに感謝が大きくなった。

SOTAのラップも改めてパンチラインすぎて、それをこのトラック、フロウで、SOTAがラップすることに強度が増し増しになっていた。
『この道で勝てる気?』が言行一致なボースティングでかっこよすぎる。
スキル部分ではラップの子音がクリアで、早いだけじゃない、聴こえるラップができているのが、場数とSKY-HIプロデュースを物語っていると感じた。

11 Move On
ここはアルバムの曲順に則り、Spin!終わりの『Move On..』からのMove On。
Be Freeと並んで長らくパフォーマンスを繰り返しているだけあって、全てが安定的だし見る側の心構えも整っていることで、曲の美味しいところ、ダンスの美味しいところをゆとり持って楽しめた。
ゲラァは暗闇の中、赤く灯るステージで声だけが響いていた気がする。(記憶曖昧)
その中でJUNONのハイトーンが耳を突き抜け、胸に刺さって、改めて歌うますぎだと、何度も思っているにも関わらず再度思い知らされる。

12 First Step
『タオルでもペンライトでも振れるもの振ってください』というMCを挟んでからのFirst Step。
ペンラは照明の視覚的な一体感を生む演出だけど、タオルを振ったりハンズアップは『音楽楽しんでるぜー』の意思統一が景色として伝わってくるようだった。

13 Kick Start
歌いだしRYOKIのラップの『2021』部分が『2023』に歌い直されていて、「あ、こうしてこの先も共に同じ歴史を歩んで行けるんだな」と嬉しくなった。
個人的にKick Startの聴き逃し厳禁シーンがSHUNTOのピッチビタビタの2サビ部分。
SHUNTOがここを歌うと毎回60Wくらいの電球の色をした、暖かい色のイメージが浮かぶんだよね。
この暖かさと柔らかさはYOLOのSHUNTOにも通ずるところがあって、エッジボイスやオラオラアティチュードじゃないSHUNTOの才能の厚みと深さを感じられて、SHUNTOを好きな理由として語れる。
そういえばいつからだったのか認知していなかったけど、LEO発射台からのSOTAジャンプが、いつの間にか発射台なしになっていたね。
Kick StartはいつもRYOKIのボールを蹴る仕草を見ているんだけど、RYOKIもサッカー経験者ということもあって、フォームが良い。
RYOKIのフォームは、置いてあるボールじゃなくて、パントキック(キーパーが手から浮かせてそれを宙で蹴る仕草)だから、去年ワールドカップでサッカーをチラ見することがあった人は今後は『RYOKIはパントキックしてるなぁ』視点で見てみてください😁

曲終わりの忘れられない景色は、ステージから客席方向へ照らす照明が虹をイメージしたカラーだったこと。
Kick Startの『七色で照らそう』をこうして演出していることに気づけたのは、ステージを俯瞰で見られる席だった恩恵かもしれない。
当然前列の良さは言うまでもなく至高(ファンミZeppDiverCityで最前列を経験)だし、最上階ステージ寄りサイド(ぴあアリーナで経験)でも、ダンスフォーメーションの妙を楽しめたし、会場のどこにいても楽しむことのできる演出、パフォーマンスに心血を注いでいる作り手にリスペクトの念を感じた瞬間だった。

14 Shining One
紅白以来に見るShining One。
わずか程に無音ダンスブレイクを期待したけど、スタンダードバージョン。
それでも、ああいった『特別バージョン』があるからこそ、原点の王道感をいつもより強く感じた。
SOTAのラップもそうだし、スタンダードダンスブレイクも、RYOKIのキャユフィリも、THE FIRSTやチームShining、チームOneから脈々と歌い踊り続けてきたこの曲の輝きに充足感があった。
そのエモさを際立たせていたのは、背面の映像でShining One MVの青い部屋を表していたことも影響していた。

ちなみに1月7日のキャユフィリ
奥さんは『今年も必ずついてこいよ』
自分は『今年も離れずついてこいよ』に聞こえていた。

15 Message
曲前にインタビュー形式のVTRでMANATOが『いつもBESTYのことを考えている』『BESTYも僕らを思っていてくれたら嬉しい』と語り、背面映像にMessage MVの円形ステージへ一人ひとりが配置につく様子が流れ、その映像とリンクして目の前の実物のステージにもダンスフォーメーション位置にメンバーが立っていく。
この映像からのMessageで、改めてこの曲はBESTYに対するラブソングだったと確信した。

Messageのコレオは遠目からでもそのしなやかさ、身体の線が見えて、改めて繊細で素敵だと感じた。
ステージにパフォーマンスを見ていても、ふとMVのあのドラマのシーンが各所でよぎってきて、あのMVのインパクトの強さを改めて感じた。
ここからラストまでMessage衣装。

そして何と言ってもJUNONのロングトーンが無双していた。
あのヤバさは盛大に世の中にバレないといけないと思う。切実に。

16 Grateful Pain
映像ステージの最上段であぐらをかきながら歌い上げるJUNON、片膝を折りながら座るMANATO。
こんな姿勢でもこんなにうまく歌えるの!?と衝撃を受ける。
歌唱にはもっと正しい姿勢があって、とか、そういうセオリーの外側でもぶち抜いてくるのが彼らなんだと感心した。
ここでもペンラは暖かい色に灯り、BMSG FESのスマホライトでBE:FIRSTを照らしたあの景色を思い出した。

各種演出や仕掛けや、持ち込み禁止のグッズを考えると、そこには『BE:FIRSTが見たい景色、BESTYに見せたい景色』があると思っていてそれをふとした時に感じる、愛のある総合演出だと感じた。

17 Bye-Good-Bye
歌唱前のLEOが、
『僕たちを   大切に思ってくれる様に   』
くらい、一言一言に3拍以上の間を開けてゆっくり、ゆっくりと語りだす。
自分はこれに続く言葉として、てっきり『身の回りの人も大切にしてください』と続くのだろうと勝手に予想していた。
実際は『自分のことも愛してください』だった。
『自分の小さな一歩は、周りからわかりにくいです。』
『自分で自分を愛してください。』と。

このMCを聞いて、前曲Grateful Painの、BMSG FESの『BE:FIRSTを照らした光』の後、LEOが『今度は皆さんの顔を照らして見せてください』と促したあの場面が思い出された。
自分を大切にしているBESTYのことを、彼らは我がことのように喜んでくれている。


LEOの曲振りからの歌い出しでスタート。
導入段階でしっかり気持ちを作ってくるLEOの言葉は、それこそ最近の燃え殻さんとの交流や、向き合い方で更に磨きが増しているんだろうけど、元々LEOは"A"Lifeのトップラインを作ったり、人を慮る温かい言葉選びができる人だったからこそ、そのポテンシャルが今改めて発露してパフォーマンスに繋がっていることが美しいと思う。
(燃え殻さんに影響を受けたときのLEOの言葉選びの文学性が秀逸で驚いた↓)

ここでもピッチビタビタのJUNONに圧巻だった。
夏のフェスのように無限の空へ、開放感抜群で飛ばしていく声も気持ちが良かったけど、屋内で会場中に響いてそれが耳にも頭にも響いてくるのが至高の時間だった。

RYOKIのはっちゃけ1.2.Stepもその後のSOTAラップも、コレオ、フォーメーション込みでナイスパフォーマンスだった。

いつものLEO締めで曲が終わり、Bye-Good-Byeのオケが流れる状態で7人が繋いだ手を上げそのまま挨拶。
隣の奥さんとお互いに目を合わせ驚いた顔をする。

そう、Gifted.をやらずにフィナーレの挨拶をしたのだ。

挨拶後に少しの間『今日は来てくれてありがとうございました』と感謝を述べ場を締めに行く。

『Bye-Good-Byeで終わることもあるのか』と思っていたその時、裏で鳴っていたオケの音が一瞬表に出てきて、そこからデジャブかと思わせる程の、ピッチビタビタのJUNONがラスサビを再度ぶちかました。

改めてBye-Good-Byeが終わり、本当に最後かと思っていると、RYOKIによる英語での導入が始まり、、

18 Gifted.
やっぱりこれ聴かなきゃね!
毎回最高を更新してくる彼らだけど、その全てを目撃したいと強く感じさせられる。
原点であり、最新スキルで更新を続けるこの曲が、止まらぬ成長を続ける大きな生き物のように感じた。

客席のペンラは赤く灯っているが、ほとんどは動いていない。
五感をGifted.に全集中していることが景色からも見える。
ペンラは動かなくなった地藏を浮き立たせる役割も担っていた。

序盤から、『AAAでもこれをかましてたんでしょ?』『これ見て、聴いて心動かない人いるの?』と感じていた。
※ディスや盲目な無理解じゃなくて、『この良さ響かないとしたらなんでだろう』っていう無邪気な疑問

先程のBye-Good-Byeの歌い直しや、極限まで音を抜いた紅白Shining Oneダンブレで、『無音』の癖にハマり始めているBESTYを察してか、Giftedでも無音、無照明からの大サビ大爆発という演出がされていた。
この間、実時間は2秒くらいかと思うけど、もっと長い時間、電流のように鳥肌が体を走って行ったのを覚えている。
こんな景色初めてさ。

更にGifted.でお馴染みの火花演出もメンバーより後ろから立ち昇り、ダンスも堪能できるようになっていた。

ラストのラストも過去一の熱量で、この沸点超えの感情を拍手以外の手段で表せないことがもどかしかった。

これで全楽曲披露、ライブが終了。
礼をしたあとのBE:FIRSTがセットのセンターにある階段を登って離れていく。
最上段に立つメンバー、階段中腹にいるメンバーが配置に立ち、こちらを振り返りRYUHEIが喋りだす。

『僕らがここまで来られたのは運ではないです。汗を飲んだその結末です。』(意訳)

次の瞬間背景の映像に『We All Gifted.』と映し出され、その前でポーズを取るBE:FIRSTが鎮座した。
カッコつけている彼らが一番カッコいい🔥

圧倒的な誇りを見せつけられた、美しいフィナーレだった。


今回のライブは、誇張なしに過去最高だったし、何度圧倒され恍惚としたかわからない。

これまた自分の好みの話だけど、息の入り方や、息遣い、生感のあるハンドマイクパフォーマンスが、自分が一番好きな芸術だと思った。
この日このタイミングで出る歌声やダンスを目撃することは、目の前で壮大な絵画を描くアーティストを見ることだと思った。
緊張感とリスクが、その先の景色をよりドラマティックにするんだよね。
BE:FIRST本人、それを支える全ての関係者に、愛と感謝とリスペクトを。



最後に
セトリが、アルバムの曲順通りじゃないことや、勝手にこちらが期待していたこと(紅白ダンブレやBBB)、予想や期待をゆうに越えてくることに感服していた時、張られていた伏線に勝手にお手上げ状態になった。


思い返すと彼らは確かに一曲目から、こう宣言していた
『想像の遥か向こうComing Up』と。


ここまで、長文乱文を読んでくれた方がもしもいたらありがとうございます。
今後もBE:FIRSTと一心同体で、自分や大切な人を愛しながら、音楽しようぜ!


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