元、割と物持ちの人、現、物を捨てるのが好きな人①

割と物持ち時代

タイトルの通りなのだが。と言ってしまうと話が続かないので、深掘りしていきたいと思う。

物を所有することが素敵なことだと思っていたの

いつからだろう。物を持っていること=キラキラしているみたいに思っていたのは。

特にその傾向が強かったのは、高校生〜大学生くらいの頃の気がする。大学生の頃は正にその思いがピークだった。

私立大学で、内部校もある学校だったので、校内には見るからに裕福な感じの子も多かった。プラダ、ヴィトンは当たり前、シャネル、エルメスのバッグで通学している子もあちらこちらにいた。そして長期休暇は海外旅行。

幸いに(?)地方出身者も多く、のんびりした雰囲気もあり、ゼミも穏やかな子が多かったので、楽しいキャンパスライフを過ごすことができた。

今でこそ、色々見方や考え方が変わり、たくさん物がある=必ずしも幸せじゃない ということや、使うものは大体決まっているということを理解するようになったけれど、昔はとにかく、物をたくさん持っている=キラキラしている さらには、ブランド物を持っている=カッコいい という考えだったのである。今思えば、なんともまぁ、浅はかである。

そんなわたしだったから、ブランドものを限られたお金の中で買い集めた。学生であり、仕送りが使えば使った分だけ振り込まれるシステムなんてものも持ち合わせている訳もない家庭で、限られた仕送りとバイト代の範囲で買えるものをと考えたときに、そんなわたしが利用していたのは、オークションや、中古品のお店で、中古品を購入することである。

あの頃のわたしは暇さえあれば、オークションチェックをしていた気がする。今なら分かるのだか、中古であれやこれや買うよりも、お金を貯めて、本当に好きなものを1つでいいから買った方がよっぽど幸せだということを。いくら色々買い集めたところで、大体使うのは、決まったものだということを。
物より、経験が大事だということを。ああ、もう完全にしくじり先生である。

とにかくオークションで色々買って、色々なものを持っていた。その変わり、貯金はほぼ0であった。
そして、物欲というものは恐ろしいかな、次々と湧いてくるのである。

前出のように、学生であり、使えるお金は限られている。そんなわたしであったが20歳になり、あるものを手に入れた。

魔法のカード、そう、クレジットカードだ。

魔法のカードの出現

クレジットカードの出現で、物欲は加速度を増した。限度額は10万まで。それを2枚持っていた。
経済学部に在籍していたのに、当時マネーリテラシーなどほぼ0だったわたしは、割と早々に分割払いに手を出した。何を思ったのか、いや何も考えていなかったのであろう、1万円の商品を10回払いで購入したこともある。それくらい平気で分割払いを利用していた。愚かである。そんなこんなをしていたら、10万円の限度枠など、あっという間に埋まってしまった。そこからは、毎月の請求額を払う→使えるようになった範囲でまたカードを使うというようなことをしていた。

そんなアホたわけなわたしであったが、支払いが遅れることと、消費者金融でお金を借りることだけは絶対にしないと心に決め、どうにかこうにか生活をしてきた。

昔から、まぁ、そうね、運はどちらかといい方なのかもしれない。いやまぁ、人生なかなか親に振り回されても来たのだが笑(その話は長くなるので、また別回に)

「あーやばいやばい、ゲロ吐きそうな程ピンチだわぁぁぁ」っていうタイミングで、臨時収入があって、ピンチを脱することが多々あり、難を凌げたのであった。

そんなアンポンタン娘も、大学を卒業し、社会人デビューをすることとなった。

わたしが新卒で、入社する頃、世は正に不景気であった。2009年にリーマンショックが起こったからである。そもそもあまり就活に対して熱心ではなかったので、早めに内定が出た&安定しているかな、という理由で、入社したのは、業界「金融•生命保険会社」職種「法人営業」

今なら、カマイタチに1000回くらいやられたくらいに痛いくらいに分かるのだが、まぁ全く向いていなかった。

しかし、この会社に入社するために、引越して、住んでいたマンションで、わたしの金銭感覚について見直す一つの事件が起きたのであった。

②に続く。

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