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完成しないことの面白さ

完成しないことの面白さ。

わたしの第一言語は日本語なので、英語は外国語です。
英語をネィティブスピーカーのように自由自在に操れるようにはなれません。どこまで学んでも、まだまだ学ぶことがあります。

第一言語は、生まれて育つ過程で、自然に覚えて使えるようになっていきます。なぜかわからないけれど、絶対的に正しいとわかる、自然な感覚が培われます。

その代表格が、コロケーション。
コロケーションとは、自然な言葉の組み合わせ。その言語を第一言語とするほとんどの人が、何の疑いもなく自然に使っていて、お決まり化している単語の組み合わせのことを言います。

例えば、「話に乗る」。
「話」は、乗り物ではありません。けれど、話に乗る、と、わたしたちは違和感なく使い、自然に意味がわかります。コロケーションです。

日本語では「薬を飲む」ですが、
英語では"take medicine" … 飲む”drink”は使われません。

日本語では「行ったり来たり」ですが、
英語では”come and go"の順番になります。

日本語では「大雨」ですが、
英語では”heavy rain"です。 big, hard, strongは使われません。

コロケーションは、文化的バックグラウンドや、培われた感覚がベースなので、外国語として英語を学んでいるわたしたちには、英語のコロケーションをマスターすることは、難易度の高い領域です。

コロケーションを使えれば使えるほど、自然な流暢さがUPしますが、
コロケーションは何万とあり、種類もさまざま。
いつまでたってもどれだけやっても、追いつかない量です。

というわけで、英語を完璧にすべて習得した、という境地には辿りつけないわけですが、だからこそ、新しく知ることが常にあります。
終わりのないゲームのようで、完成しない道は面白いです。

(楽しいキャンプから帰ってきたところでした。キャンプメンバーとの話の中で、今日はコロケーションについて書こうとヒントを得ました。ありがとう☆)