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【蓮ノ空感想文】蓮ノ空の魅力:「生きていること」と「変化すること」

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の魅力についての感想文です。

2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜を見た結果、蓮ノ空のメッセージをこれでもかと浴び、その熱を伝えたく書いております。

ライブ、本当に最高でした!!!!!
関わった皆様、ありがとうございます!!!!!!!!


1. 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

最初に、蓮ノ空について軽くおさらいさせてください。

①「蓮ノ空とは?」

「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」とは、ラブライブ!シリーズの1作品です。これまでの作品のように、スクールアイドルとして活動する女子高生たちの物語を描きつつ、Vtuverのような配信活動も行っています。

②「蓮ノ空の独自性」

蓮ノ空について語る際、特筆すべきことにリアルタイム性が挙げられます。以下、公式ページより引用。

「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!)」は、1年365日、入学から卒業までの限られた時間のなかで、彼女たちと喜び、悲しみを共にし、同じ青春を過ごす、リアルタイム「スクールカレンダー」連動プロジェクトです。

スマートフォン向けアプリをメインに、メンバーおよびキャストによる動画配信、雑誌展開、楽曲CDのリリース、ライブイベントなど、オールメディアで展開しています。

https://note.com/lovelive_hasu/n/n0cef1be65784

つまり、、、
 キャラクターたちは、私たちと同じように年を取り、
 その時間をかけて成長し、
 そして、卒業していく。。。

ということです。

蓮ノ空は先日、1周年を迎えたのですが、(㊗🎉🎉🎉)
このタイミングで本当に先輩が卒業しています。(沙知先輩……)

時間経過で卒業していく流れ、やばくないですか??

時間軸に対する不可逆的な変化、諸行無常さが、
蓮ノ空というコンテンツにしかない独自の色を持たせています。

③「蓮ノ空に興味があるんだけど、どこから始めたらいいの?」

音楽に興味がある方:
各種サブスクリプションサービスにて、関連楽曲が配信中です。

キャラ・ストーリーに興味がある方:
公式Youtubeチャンネルにて、アプリのストーリー動画が配信中です。
(動画として公式が用意してくれているの、ありがたすぎる。。)

今、この時間にも進んでいく物語を楽しみましょう。

2. 蓮ノ空が持つ宿命

蓮ノ空は、時間の変化という不可逆な変化を常に持ち合わせています。

春になれば新入生が入学し、
夏になればさらに仲間が加わり、
秋・冬には負けられない大会があり、
次の春には3年生が卒業する。

そして、劇的な別れがあったとしても、彼女たちの日常は続いていく。

「大きな困難があり、そこに向かって登場人物たちが頑張る。」
ここだけ切り出せばよくある物語です。
今の時代、スマホを開けば何かしらそんな作品に出会うことはできます。

ただ、そこからも続いていく日常を描く作品はなかなかありません。

例え辛い現実が襲ってきても、たまらなく嬉しい出来事があっても、
いつしか、それらは過ぎ去っていく。過去になっていく。

時間軸を現実と共有するということは、その宿命を抱えているのです。

これって一見すると、非常に無慈悲で残酷に思えませんか?
どんな出来事の後にも、本人の意思に関係なく常に変化が訪れる。
安らかで穏やかな時は一瞬で過ぎ、人生という荒波に揉まれ続ける。

まるで本当の人生みたいで、どこか救いがないような、、、

と、2ndライブを見るまで、私も心のどこかで思っていました。

(いや、だって、困難に立ち向かって絆を深めた103期のユニット無敵すぎません?そこに変化が来るのめっちゃ怖くなかったですか??!?)

そこに対して、真正面からカウンターパンチを用意してくれるのが、蓮ノ空です。

3. 蓮ノ空のメッセージ

変化に対して、蓮ノ空は表題曲『Dream Believers』で1つの解釈を私たちに与えてくれます。

これは新しい日々の始まりなんだ
知らない世界へ 思いっきり飛ぶよ

https://www.uta-net.com/song/335100/

行こうよ!
なんだってやっちゃえば楽しい
いまを頑張ることが楽しい
デコボコの道だって 大丈夫さ

行こうよ!
なんだってやっちゃうと決めて
いまを抱きしめたら
夢を描いて ときめきながら繋がろう

https://www.uta-net.com/song/335100/

いつまでだって夢見たい
いまが消えないうちに夢見たい
転がっても起きあがり 笑っちゃえ

https://www.uta-net.com/song/335100/

楽しいこと追いかけたら
時には泣きたくなったり
それもいまを生きてるって
感じるから大事なのかな

そうだねだから近くで
笑いあえたらいいね
始まりが繋がりへと
くりかえす物語のなかで
夢を見ようよ

https://www.uta-net.com/song/335100/

2ndライブにて、新メンバーである104期生を加えた『Dream Believers』が披露されました。新体制9人での楽曲披露はそこが初であり、これからの変化に対して不安を感じていた私に、心の底からの楽しさとともに、蓮ノ空は「変化」をどう捉えているのかを伝えてくれました。

楽曲で描かれている「楽しいことを追いかけたら、失敗することもあるけれど、それも含めて楽しいじゃん。それがいまを生きるってことだよね。いつかは消えてしまう「いま」だからこそ行くんだ!」というまっすぐな意思。これこそ、蓮ノ空が伝えようとしていたメッセージでした。

「いま」の積み重ねが未来を作るという事実について、それまでも当たり前のように認識はしていました。

ただ、そこに対して「始まりを否定したら輝けない」「変化を受け入れて進んでいくことが新たな楽しさ、ひいては生きることに繋がる」ということをDreamBelieversは突きつけてきました。

人生を振り返って見ると、このメッセージは非常に腑に落ちます。

何か新しいコンテンツに触れるとき。
それこそ、蓮ノ空との出会いは人生における1つの「変化」であり、それを受け入れたからこそ、その先に楽しさが待っていました。

言われれば納得です。その通りです。
ただ、その事実にそれまで気付いていませんでした。

「いま」を積み重ねることの重要性からもう1歩先、
「生きることは変化することだ」という学びを蓮ノ空は与えてくれました。
変化した先の景色を、実際に目の前で見せてくれました。

この体験を与えてくれた蓮ノ空に対して、特大の感謝を。

(兵庫公演も楽しみ~~~~~)