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ルツェルン・フェスティバルの藤田真央さんの紹介文がおもしろかったので、つい訳してみた。

スイス・ルツェルンで行われる有名な音楽祭に2年連続で招待された、世界的に大活躍中のピアニスト、藤田真央さん。なにげなく見ていたオフィシャルサイトの紹介文がなかなかおもしろかったので、とても難しかったのですが(!)練習のために訳してみました。

この記事はクラシック音楽初心者が、勉強がてら音楽についてもっと知ってみようという興味で残す、備忘録に近いレポートです。

Description

「Maoってどちらの?」いや、Mao Zedong(毛沢東)ではない。さらに言うなら中国にゆかりがあるわけでもない。1998年生まれの日本人ピアニスト・藤田真央だ。

彼が2022年8月にステージに立ったとき ー リッカルド・シャイー&ルツェルン・フェスティバル・オーケストラとのラフマニノフ・ピアノ協奏曲 第2番 ー 彼はまだほとんどの聴衆に知られてはいなかった。ところが45分後、人々は身を乗り出していた。藤田真央がこれまで聴いたことのないようなラフマニノフを演奏し、輝かしいデビューを飾ったからだ。

音量の大きさや力強さを強調するKey Banger(猛々しいピアノ弾き)ではなく、彼自身が詩人であるかのように鍵盤を撫でるようにして、我々がすでに十分深く理解していると思っていたラフマニノフの最も有名な協奏曲に、完全に新たな光を放った。それはほとんどシューマンに聴こえるような突然なものだった。

藤田真央にはまだある。繊細なフレージング、ウィットに富み、スリリング、かつ生きる喜びを感じるようなモーツァルトのピアノ・ソナタのコンプリートレコーディングを秋にリリースしている。

次はフェスティバルで彼の初のソロ・リサイタル。彼がショパンとリストにどうアプローチするか期待が高まる。

出典

ルツェルン音楽祭オフィシャルサイト

https://www.lucernefestival.ch/en/program/mao-fujita/1941


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