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【戦評】山下斐紹、序盤主導権を手放した烙印の配球ミス~7/7●楽天3-6日本ハム

石井=平石体制初の9連敗

6/23(日)から始まったとめどない大型連敗は、ちょうど2週間経った令和初の七夕でも、ファンの願いむなしく終わりを迎えることはなかった。

この日の午前中、NHKラジオ第1で放送のあった「子ども科学電話相談」。
そのなかに、ビッグバンで誕生した宇宙に終わりはあるの?という子どもからの質問が寄せられた。

科学に疎いぼくはすっかり仰天!
詳細は省くが、なんと!最新の学説では宇宙に終わりはないのだと言う!

松坂世代の若き指揮官がタクトを任された昨年6/17以降で初の9に伸びた連敗も、もしかしたらオールスター前に終止符を打つことが難しいのでは?
午前中の「子ども科学電話相談」を思い出し、ぼくの気持ちもダークなほうへと随分傾く結果になってしまった。

相次ぐ悲惨ミスの続出

このカード7勝8敗と負け越しに変わった日本ハム15回戦は、各所で戦線が崩壊。
初回から「信じられない光景」の続出で、満員御礼の現地で、またはお茶の間で、ぼくらファンは嫌というほど目撃するハメになっている。

初回は平石楽天を好守で支える完全復活茂木によるダブルミスが痛かった。

1回表、1点取られてなおも1死3,1塁、打席には5番・王柏融。
高め速球で差し込ませた打球は2塁ベース後方の凡フライ、事実上の打ち取った場面である。

ところが、これを余裕残して背走した遊撃・茂木が、途中から前向きバックで落下点に向かうと、視線を打球から切り、後方から前進するレフト・島内に視線を移した瞬間、その間にポテンとまさかの着弾。
遊飛/左飛コースが、茂木を始めとする内外野の連携ミスが祟り、予想外の2点目タイムリーになってしまう。

直後の1回裏でもミスを犯している。

先頭打者安打で出塁した後の無死1塁だった。
2塁ベース付近に飛んだ銀次のドン詰まり遊直で1塁から大きく飛び出すと、帰塁できずのゲッツー。
反撃の機運を著しく削ぐ走塁ミスになった。

2点を追った楽天は2回3回と反撃に転じている。
島内、ブラッシュ、下水流と3本のタイムリーが飛び出して逆転へ。
しかし、その勝ち越しもつかの間、直後の4回に菅原が短長2安打で追いつかれ、ゲームは振り出しに。

そして迎えた5回、なんとももったいない決勝点を献上している。
先頭打者に死球を与えると、1死後の杉谷二盗時に山下2塁送球が外野へ抜ける悪送球。
1死3塁、4番・中田に右翼後方までかっ飛ばされ、悠々の犠飛で三走生還。

楽天のノーヒット失点は、松井が自身の失策、四球、四球の独り相撲で作った1死満塁で内野ゴロ三走生還を許した4/2日本ハム戦(○E3-1F)の9回に続く今季2度目になった。

幸い失点にはつながらなかったが、セカンド浅村にも精彩を欠く守備が相次いでいる。

6回、二番手・青山が渡邉に7号ソロを被弾した直後、後続の石井に右翼線ツーベースを打ち返されたときだ。
ライト渡辺佳からの返球をカットマンで受けた浅村がまさかの後逸。
中継プレーの乱れで一気に三進され、無死3塁のピンチを招いてしまった。

7回は2死走者なしから3番・近藤が三塁線突破の左安。
打者走者の二進を阻止すべくレフト島内の返球を2塁ベースカバーに入った浅村がまたしても後逸。

いずれの返球もワンバウンドになったという要素はあるが、無難に捕球してほしい場面だった。

3回まで3点をあげた打線は、4回以降は散発2安打。
新戦力・下水流の2安打1打点の好材料はあったものの、4回以降に作った得点圏1打席のみ。
7人を注ぎ込んできたファイターズの小刻みな継投に封じられた。

これでチーム成績は79試合39勝38敗2分、順位も5/18以来の4位に後退している。

両軍のスタメン

日本ハム=1番・西川(中)、2番・杉谷(右)、3番・近藤(指)、4番・中田(一)、5番・王柏融(左)、6番・渡邉(二)、7番・石井(遊)、8番・横尾(三)、9番・清水(捕)、先発・加藤(左投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・銀次(一)、3番・ブラッシュ(指)、4番・浅村(二)、5番・下水流(中)、6番・島内(左)、7番・ウィーラー(三)、8番・山下(捕)、9番・渡辺佳(右)、先発・菅原(右投)

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孤軍奮闘のキャプテンマーク

リーグ戦再開後、キャプテンマークが孤軍奮闘している。

交流戦明け以降、楽天の主戦級選手で元気な打撃と堅実な守備をみせるのは、銀次だけかもしれない。

この日は4タコと快音なしに終わった。
しかし、リーグ戦再開後は前日まで7試合連続安打を続け、OPS.877、打率.300だ。

今季待望1号が飛び出したのは、6/29ロッテ戦(△E2-2M)だった。
涌井の内角難しい141キロカットボールを右翼席へ。

銀次本人も「反応で打ちました。あそこの(厳しい)ボールにしっかり反応できたのは良かった」と納得の一撃は、一時は同点からの勝ち越し弾になっている。

翌7/2ソフトバンク戦(●E6-8H)は、さらにスゴかった!

左腕モイネロの152キロ速球という超何度の球を完全攻略。
銀次が左投手の150キロ超えをスタンドまで運んでみせたのはプロ初。

戦犯ブセニッツの乱調でオシャカになったが、一時は逆転決勝の2ランは、本人いわく「感性で打ちました」、本人も認めるもう1度やれと言われてもできないというまさに一世一代の大当たりだった。

7/5日本ハム戦(●E2-4F)ではチーム43イニングぶりの適時打を記録するなど、現在パリーグ打率ランキングで8位につける活躍劇だ。

素晴らしいのは打撃ばかりではない。
守備も本当にファインプレーが続いている。

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