【2019総括】 渡辺佳明 ── 指揮官の用兵を助けた「爪痕」のルーキーイヤー

楽天主要選手の2019年を『文字数1,600字』で総括する8回目。

「孫の手」200個限定販売へ

プロ1号を記念した「爪痕Tシャツ」に続き、ファン感謝祭で「孫の手」の販売も決まったお孫さん。祖父は言わずもがな、横浜高元監督の渡辺元智さんだ。

華麗な経歴からプロ1年目は好奇な目と重圧に晒されたが、大学4年秋に六大学首位打者に輝いた得意のバッティングで、活路を切り開いた。

指揮官の要請で誕生した万能選手

久米島キャンプ初日から爪痕を残した。フリー打撃で鋭い当たりを飛ばすと、最終日には高梨の左殺し投球にも『新人離れのバットコントロール』で対応。指揮官に「想像していたより実戦向き」と評され、久米島の野手MVPに輝いた。

お爺ちゃんも仰天したのは2月中旬の練習試合で放ったチーム対外戦1号。追い込まれてから3球ファウルで粘ったすえの一撃だった。

その打才をなんとか活かしたい。そう考えた平石監督は3月中旬に外野守備の挑戦を打診。ここに「孫の手」のようにかゆい所に手が届く、内外野OKのユーティリティー選手が誕生している。

平石監督の用兵を助けた遊軍プレー 

77試合(先発55)の内訳は、三塁30(19)、二塁3(0)、遊撃2(0)、左翼7(3)、右翼37(35)。6/7と8/6では右翼スタメン出場し7回は左翼へ、8回から三塁にまわる起用も。今年『1試合3ポジション』に就いたのは、、、

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