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【戦評】 準・球団ワースト記録の中でつかんだ対千賀の接戦勝利~4/12○楽天4-2

鬼気迫る千賀に今季初勝利を与えず!

敵軍先発右腕、千賀滉大は圧巻の内容だった。

今シーズン最多143球の力投に次ぐ力投。
速球は最速159キロを計測し、平均でも152.3キロをマーク。
楽天打者は空振り21個、見逃しストライク25個を計上し、バットをスイングした33.3%で空を斬る異常事態が発生した。

この日、楽天打線が喫した三振数は、二番手モイネロと合わせて15個を数えている。
これは、2014年7/9日本ハム戦(●E1-2F)、大谷翔平に喫した『1試合16奪三振』の球団ワースト記録に迫る数字だった。

それでも最後に勝利をつかんだのは、イーグルスなのだ!

千賀のパワーピッチングにゲームを完全支配されそうになりながらも、チーム全員が一丸になって立ち向かった。

打者各員が個々で戦わず、集中力を持って線でつかんだ2点先制劇。
その後、6回無死満塁ピンチから同点に追いつかれたが、逆転を許すことなく防いだ投手陣の粘投も実った。

打線に関してもっと言えば、千賀に追い込まれても合計13本のファウルを記録する粘りの応戦。
13球といえば、通常、投手が1イニングに投げる球数に匹敵する。

クサい球を見きわめ、千賀有利のカウントを作らせなかった点も大きい。
ボール先行場面が増えたことも球数を多く費やす要因になり、8回以降の千賀続投を許さなかった。

たとえば、1試合16奪三振を喫したあの日、大谷のストライク率は77.9%、3球目2ストライク率(※)78.6%。
楽天打者はカウントを支配され、成す術なしだった。

しかし、本戦の千賀は、、、

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