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【戦評】地方球場初登板の山岡泰輔が快投できた理由~7/8●楽天0-2オリックス

主催試合1万人割れは6年3ヵ月ぶり

年に1度の山形開催の主催試合は、今季9度目の完封負け。
2塁を踏めずに敗れ去ったのは、6/25広島戦(●E0-2C)以来、今季2度目の屈辱になった。

連敗は遂に10に到達した。
6/22には二ケタ10個あった貯金もスッカラカン。

この日の観衆は9857人。
チームは9連敗と不振の真っ只中で平日月曜の開催。
いくつかの悪条件も重なり、山形の野球好きの出足の鈍った。

楽天のホームゲームで観客動員が1万人を下まわったのは、2013年4/8Kスタでのロッテ戦(●E2-11M)以来、6年3ヵ月ぶりの事態である。

相手先発は敵軍エースの山岡泰輔。
本戦ではやくも今季5度目の対戦だったが、苦手意識はなかったはずだ。

山岡の楽天戦成績は防御率3.10、3勝1敗。
しかし、8回3安打無失点に封じられた今季初対戦を除けば、2戦目以降ではリベンジし防御率4.29。
21イニング中、5本のホームランを含むヒット18本を放つなど、コンスタントにヒットは出ていた。

ところがだ。
本戦では7回1安打無失点と山岡に快投を許してしまう。
海田、ディクソンとつないだ敵投手陣の前に今季ワースト散発2安打どまり。

終盤8回、連敗中の打率.143と不振に陥るウィーラーがハーフスイング空振り判定を巡り、1塁塁審・白井に激昂、暴言を吐いて来日初の退場処分を受けるハプニングも発生するなど、石橋好投以外の見せ場はほぼほぼなかった。

同夜、福岡で若鷹軍団は延長12回サヨナラ。
西武とのルーズヴェルトゲームを栗原のサヨナラ犠飛で制した逆転勝利で、彼我のゲーム差は8.0に広がっている。

そして翌日、今年3月に右肘手術を受けたエース則本が今季初登板のマウンドで連敗ストップに挑む。

これでチーム成績は80試合(55.9%)39勝39敗2分。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと8.0、2位・日本ハムと2.0、3位・西武と0.5、5位・ロッテと1.5、6位・オリックスと3.0になった。

両軍のスタメン

オリックス=1番・福田(二)、2番・大城(遊)、3番・吉田正(左)、4番・マレーロ(指)、5番・モヤ(一)、6番・中川(右)、7番・宗(中)、8番・松井雅(捕)、9番・安達(三)、先発・山岡(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・田中(右)、3番・ブラッシュ(指)、4番・浅村(二)、5番・島内(左)、6番・銀次(一)、7番・ウィーラー(三)、8番・辰己(中)、9番・堀内(捕)、先発・石橋(右投)

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地方球場初登板の山岡が快投できたその理由

移動日なしで翌日は他球場への転戦になる移動ゲーム。
2016年以降、イーグルスは移動ゲームを苦手にしている。

2016年は8勝16敗2分、2017年も5勝13敗。
今年は本戦敗北で4勝14敗になってしまった。

今季の楽天の1試合平均得点は4.44だが、移動ゲームになると3.36点にとどまる。
楽天の1試合平均ホームラン数は1.04だが、当該条件では0.36本と激減。

本戦のように両軍が共に移動してくるケースは珍しい。
楽天の移動ゲームの大半は、相手が本拠地で待ち構えるビジター戦になる。
移動疲れと地の利の地形効果を得られないことが大きいのかもしれない。

それにしても、なぜ山岡は快投できたのか?

3つの要素が考えられる。
1と2は誰しも想像できるが、3はぼくが打ち立てた仮説になる。
ちなみに3は松井雅と若月の配球差異ではない。
もっと別のことなのだ。

1つめは楽天の調子の悪さ、とくに移動ゲーム成績の悪さだ。
これは前述したとおりだ。

2つめは山岡の状態が良かったこと。

山岡にも少なからずの不安要素はあったはずだ。
通算69登板目にして初の地方球場登板。
バッテリーを組むのは中日から移籍してきたばかりの松井雅。
しかし始まってみればそれを全く感じさせない内容だった。

急造になった松井雅との息もぴったり。
制球・球威も抜群。

ストライク率は58.9%にとどまったものの、与えた四球はわずかに1個。
見逃しストライク21球中、16球で記録したストレートはコースいっぱいにビタビタ決まるものが多く、、、

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