見出し画像

【戦評】 復調光る茂木&島内の活躍劇~6/1○楽天6-5ソフトバンク

勝率10割右腕を攻略

交流戦前夜のヤマ場、首位攻防3連戦。

初戦の千賀、2戦目の高橋礼と、ここまで『5勝0敗、勝率10割』を誇る難敵右腕に、ともに土をつける大戦果をあげた。

近年、楽天の最大ライバルは、若鷹軍団と獅子軍団である。
この2カードの年度別成績を下記表にまとめてみた。

◎2014年以降 楽天のソフトバンク戦、西武戦成績


例年、両球団には好き勝手やられ放題。
表中で楽天のシーズン勝ち越しは、2016年西武戦だけ。
その西武戦も、球団創設以来初のシーズン勝ち越しだった。

毎年のように楽天戦が『白星の草刈り場』と化す実態があるなか、今年は一転、両カード勝ち越しなのだ。

優勝戦線を争うソフトバンク、西武に対し、今年の楽天は一味も二味も違うと『不気味な脅威』を与えたまま交流戦へ突入できるのは、夏場のペナントレースを見すえたときにも、アドバンテージと言えそうだ。

 岸、得意の敵地で今季初勝利

帰ってきた岸が交流戦を前に今季初勝利を飾ったことも朗報になった。

「岸」x「ヤフオクドーム」といえば、西武時代から本人も認める好相性の球場。
少なくとも2013年以降のレギュラーシーズンでは防御率2.27、QS率70.0%を誇っていた。

一方、当該時期のヤフオクドーム以外のソフトバンク戦は防御率4.92、QS率60.0%。
同じソフトバンク戦でも、ヤフオクドームがお好きなのだ。

その相性良い敵地で、期待どおりの6回3失点のQS。
得点圏に走者を置いたのは4回のみという、僕らに安心感を与える内容で今季初勝利を手にした。

これで楽天は52試合28勝23敗1分の貯金5。
順位を単独1位とし、3戦目負けても1位タイで交流戦に突入することができる。

各種戦績は、直近10試合7勝3敗(得点45/失点36)、ソフトバンク戦6勝4敗、ビジター14勝13敗1分、先制ゲーム14勝6敗、1点差ゲーム8勝8敗へ。

ゲーム差は2位・ソフトバンクと1.0、3位で並ぶ西武、日本ハムと1.5、5位・ロッテと3.5、6位・オリックスと7.5になった。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・島内(左)、3番・浅村(二)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(一)、6番・ブラッシュ(指)、7番・辰己(中)、8番・渡辺佳(右)、9番・堀内(捕)、先発・岸(右投)

ソフトバンク=1番・福田(中)、2番・今宮(遊)、3番・グラシアル(左)、4番・デスパイネ(指)、5番・松田(三)、6番・中村(右)、7番・内川(一)、8番・明石(二)、9番・甲斐(捕手)、先発・高橋礼(右投)

.


朗報になる茂木、島内の復調

本戦、打撃における収穫は、茂木と島内の復調だ。

この3連戦の初戦の試合前のこと。
いつものようにスタメンを確認した僕は、この日ばかりは首をかしげざるをえなかった。

1番・茂木はまだしも、2番・島内はどうなのか?

両者といえば、茂木は直近15打席ノーヒット、島内は直近27打席で1安打。
数字から見ても明らかなように、このカードの直前まで不調だったのだ。

クリーンアップの前で最も打席がまわる上位に不調選手を2人並べる布陣。
そこに疑問を感じたが、幸運にも杞憂に終わったことにホッとしている。

茂木は2試合連続のマルチヒット。
前夜は最強右腕・千賀から決勝打を決めると、本戦では初回先制4得点を先導する先頭打者安打。
6回には島内に2死満塁でつなげる四球も大きかった。

ここのところ複数自打球や複数死球などもあり苦しい立場だった島内は、5/18ロッテ戦(○E6-4M)以来の2安打2打点。

3回先頭の二安も中前へ抜けていてもおかしくないセンター返しの打球。
1点差に迫られた7回2死満塁での1,2塁間突破の2点タイムリーは、ベンチの中で平石監督が笑顔で拍手を送ると、ベンチの前ではウィーラーが両手を高らかに突きあげるガッツポーズをみせる、楽天ベンチ大盛り上がりの一打になった。

それにしても、改めて思うのは島内の満塁での強さだ。
満塁時の年度別成績は以下のとおりだ。

※ここからは有料エリアでどうぞ!
今年も楽天の試合評/コラムをnoteに綴ります!
本稿単売もしていますが、noteマガジン『楽天ファンShibakawaの犬鷲観戦記【2019前半戦】』での定期購読のほうがお得です!
まぐまぐメルマガでも同内容を配信中!

ここから先は

1,516字 / 1画像
この記事のみ ¥ 150

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。