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【試合評】 岸孝之好投すれども...打線の援護に恵まれず8敗目~9月8日●楽天2-4オリックス

2位奪還へ絶好の機会だった

8月30日以来の2位奪還へ、絶好のお膳立てが整っていた。
試合開始から1時間早々、所沢では日本ハムが2位・西武に9-0と大量リード。
あとは楽天が本戦に勝てば、9日ぶりの2位再浮上というゲームだった。

しかし、先発・岸は7回3失点・自責2の好投すれども、打線がまたしても援護できず、6回終了時のスコアは1-1。(※)
そうこうするうち、球数が110球を超えると急に打たれ出すという岸の悪癖がこの日も繰り返され、7回に2点を失った。

楽天は直後の7回裏に1点を返して2-3と1点差に迫ったが、8回表にオコエの守備ミスも絡んですぐさま1点を奪われ、結局そのまま2-4で敗戦。
今季ここまで14勝4敗1分と「最大のお得意様」から白星を取り逃し、3位浮上はお預けになっている。

※・・・本戦試合前時点で岸の援護率はパリーグ規定投球回到達の投手10人中7位の3.56。2位の則本5.08、3位の美馬4.93と比べると1点以上も低く、さらに言えば7月以降の10試合(本戦含む)で援護点が4点以上あったのはゼロ、全て3点以下と、打線の不甲斐なさが岸を苦しめている。

これでチーム成績は3位、118試合66勝50敗2分の勝率.569。

移動日なし即試合の戦績はこれで6勝13敗1分、連敗は5に広がった。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと14.5、2位・西武と1.0、4位・オリックスと12.0、5位・日本ハムと22.0、6位・ロッテと27.0になった。

両軍のスタメン 

オリックス=1番・西野(二)、2番・大城(三)、3番・吉田正(右)、4番・ロメロ(中)、5番・マレーロ(一)、6番・T-岡田(左)、7番・中島(指)、8番・安達(遊)、9番・山崎勝(捕)、先発・ディクソン(右投) 

楽天=1番・島内(中)、2番・藤田(遊)、3番・岡島(左)、4番・ペゲーロ(指)、5番・銀次(二)、6番・ウィーラー(三)、7番・アマダー(一)、8番・嶋(捕)、9番・オコエ(右)、先発・岸(右投) 

今、最も戦いにくい相手

今後の25試合中、オリックス戦を5試合残すイーグルスだが、Bクラス3球団の中で「今、最も戦いにくい相手」だと思う。

というのは、オリックスはAクラスの可能性がほぼほぼ潰えているものの、昨年の最下位から順位を2つも上げて現在4位なのだ。
下2球団に大量ゲーム差をつけていてその座は安泰。
指揮官の続投も決定しており、重圧がなく伸び伸びプレーできる環境にある。

吉田正、ロメロ、マレーロ、T-岡田に加えて、復活してきた中島などがラインアップに座る打線は恐さがある。
一時は2位という時期もあり、5月28日以降の戦績で言えば37勝37敗1分の勝率.500と、来季へ向けて強い希望を残す戦いを繰り広げており、ナインの間でも、俺たちはできるんだ!という自信感があるように見える。

そんな相手の気負いのなさとヘンな自信感が、自己最多1試合14奪三振を挙げて好投した岸からの10安打につながり、試合全体では13安打になったのでは?と思うのだ。

一方、楽天は2位か3位かの大切な順位争いの真っ最中。
失敗はできないという思いからは、逃れることはできない。
その重圧がミスショットや失投につながってしまう。
7回、岸が吉田正に許した決勝打の結果球も、力みから狙ったコースとは逆に入る失投だった。

ディクソン攻略できず...

それにしても、先発ディクソンを88球で諦め、早期継投に入った敵軍のブルペンリレーに上手く逃げられてしまったなという印象だ。

誤算は4回まで毎回走者を出して攻めながらも、先発ディクソンから1点しか取れなかった点だ。

この日、ディクソンとバッテリーを組んだのは若月ではなく、今季4試合目スタメンの山崎勝だった。

山崎勝マスク時のディクソンは、、、

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