【記録】秋季教育リーグ、楽天イーグルス選手の投打成績まとめ

高卒2年目以内が全打席の6割近く

例年、秋雨前線や台風などの影響で雨天中止も多いフェニックスリーグ。

雨で8試合も流れる異例事態に陥ったのは2017年のことだったが、今年は天候にも恵まれた。予定された18試合のうち16試合を消化し、11/1(月)に全日程を終えている。

楽天の成績は12球団中10位。最後の2試合を連勝で終えたものの、途中6連敗も挟むなど、5勝10敗1分と大きく負け越した。

敗因の1つは、1試合平均2.56得点と得点力不足だったこと。
この貧打には確固たる理由があって、武藤、黒川ら高卒2年目以内の超・若手に全打席の58.7%を割り当てたことが大きい。

投手陣も若手の登板が多く、言い換えれば、未来を担う若鷲に1打席、1イニングでも多く経験を積ませようという球団の育成方針が貫かれ、この点に関しては大いに評価できそうだ。

さて、下記で投打の成績を、注目選手にスポットを当てながら、ざっくり確認してみたい。

◎打撃成績
ピンク=OPS8割以上、ベージュ=OPS7割台、水色=OPS4割台以下

画像1

武藤敦貴、実りの秋

打席数の上位4人が前述したように高卒2年目以内。
もっと言えば、4人とも「未来のセンターライン」を担うプロスペクトだ。
ちなみに黒川、武藤は昨秋の宮崎でもチームで1、2を争う打席数を与えられていた。

そのなか、最も打席を与えられた武藤が素晴らしい結果を出している。

OPS.789は和田恋に続くチーム2位。
長打7本は和田恋を抜いてダントツの1位を記録。

イースタンでは放つことのできなかった本塁打も10/26中日戦で記録、しかも右本と左中本の広角に打ち分けた1試合2ホーマーになった。

ゴロかフライ/ライナーかGO/AOで打球傾向を確認してみると、

昨秋1.82→今秋0.93

と、今年の宮崎ではゴロが格段に減り、打球に角度がつくようになってきた。

左右投手別では右投手には強くOPS.936。
フェニックスリーグに投げてくる(イースタンより力量下がる)クラスの右腕には、何かコツをつかんだのかな?とワクワクさせる戦績にもなっている。

その他、注目したいのは・・・(続く)

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