20160304note表紙

【試合評】 今季初の二ケタ得点。前日の借りを返す呵々大笑の獅子退治~2016年3月4日○楽天イーグルス11-2西武

鷲、前日のリベンジ鮮やかの獅子退治!!  

昨日とは打って変わって11-2で楽天の爆勝。序盤2回までに合計6点を先制したイーグルスが主導権を握り、その後も小刻みな追加点を重ねて、14安打19塁打でライオンズを撃破した。

打線の二桁得点は対外戦で初。投手陣が2失点以下に抑えたのは4度目の快挙になっている。

楽天は対外戦成績を6勝4敗1分とし、オープン戦を2勝1敗とした。

両軍のスタメン

西武=1番・栗山(左)、2番・外崎(遊)、3番・森(捕)、4番・山川(一)、5番・浅村(二)、6番・竹原(指)、7番・木村昇(三)、8番・木村文(右)、9番・熊代(中)、先発・高橋光成(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・ゴームズ(左)、4番・ウィーラー(指)、5番・茂木(遊)、6番・枡田(一)、7番・哲朗(三)、8番・福田(中)、9番・足立(捕)、先発・則本(右投)

初先発の則本、開幕戦へ向けて順調

楽天の先発は則本。2/28オリックス戦に続く対外戦2度目、初の先発登板になった。3回を投げて散発2安打2三振1四球。43球を投げて奪った空振り4個、危なげなしの零封投球になっている。

2回は唯一のピンチだった。安打、四球で無死2,1塁を招いたが、7番・木村昇に送りバントをさせないところはさすがだ。2度バントファウルで追い込んだ後、ラストは変化球で面白いように空三振に取った要所でのマウンドさばきも冴え、続く8番、9番の下位打線を僅か3球で片づけている。ボール先行シーンがやや多かったように感じた。しかし、これは残りの登板で修正してくるはずだ。開幕戦へ向けて順調な仕上がりといった印象を受けた。

初回先頭打者初球安打で流れを掴んだ先制3点劇

相手先発は高橋光成。4回3安打無失点だった2/27オリックス戦以来の登板だという。

イヌワシ打線はこの高卒2年目右腕の立ち上がりを攻め、出鼻を挫くことに成功した。

流れを引き寄せたのは1番・岡島だ。初球を快音響かせ、中前へクリーンヒット。出塁した後は相手の警戒を惹き、執拗に1塁牽制球を投げさせた。その合計5球目の牽制が悪送球を誘う。労せずして無死2塁。直後、1軍合流して本戦がオープン戦初出場の2番・藤田が軽打で左前へ運び、岡島が楽々先制のホームイン。バッテリー間の呼吸が合わず、森がマウンドに駆け寄った直後の投球を料理した。(楽1-0西)

直後、数多のチームで「優勝請負人」を演じてきた3番・ゴームズのバットから来日初アーチが飛び出している。1-1から西武バッテリーがアウトコースを狙ったのが失投で内寄りに入ったストレートを完璧に一閃。打った瞬間、レフト栗山の足は早々に止まるほどの放物線を描いている。ゴームズ「ランナーが出ていたので、つなぎの意識で打席に入ったよ。インサイドを攻められたけど、しっかり仕留めることができたね」と本人も納得の一撃になった。(楽3-0西)

※ここから先は有料エリアでお楽しみ下さい。
※あるいは、メルマガでもお楽しみ頂けます。メルマガなどの詳しい御案内はコチラをクリック。

続きをみるには

残り 2,971字 / 1画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。