20160303note表紙

【試合評】安楽炎上も、魅せた茂木&オコエの雄星撃ち~2016年3月3日●楽天イーグルス1-8西武

倉敷4連戦、始まる

3月に突入し、オープン戦日程も本番を迎えている。

楽天は今日から日曜日まで倉敷4連戦のスケジュールだ。

青空に覆われたマスカットスタジアム、その4連戦の初戦をライオンズと戦い、1-8の大敗で敗れている。今対外戦で打線が2点以下に止まったのはこれで3度目、投手陣が6失点以上を計上したのは4度目になった。

両軍のスタメン

西武=1番・栗山(左)、2番・外崎(遊)、3番・森(指)、4番・坂田(右)、5番・浅村(二)、6番・山川(一)、7番・熊代(中)、8番・鬼崎(三)、9番・星(捕)、先発・菊池(左投)

楽天=1番・福田(右)、2番・哲朗(二)、3番・ゴームズ(左)、4番・ウィーラー(三)、5番・牧田(指)、6番・栗原(一)、7番・茂木(遊)、8番・オコエ(中)、9番・嶋(捕)、先発・安楽(右投)

安楽乱調。初回4失点

スコアボードが動いたのは4回表までのこと。1回表から激しく動いた。

先発の安楽が誤算。4回11安打7失点と試合を壊してしまう乱調ぶりだった。

立ち上がり、ライオンズ打線の激しい猛攻を浴びた安楽。1番・栗山から3番・森まで、いきなりの3連打。無死満塁のピンチを背負うと、4番・坂田を左飛に取ったのも束の間、5番・浅村に中前へ弾き返され、これが2点先制打になる。

その後、2打席目に2ランを打たれた6番・山川を空三振に取り2死に漕ぎつけながら、同3,2塁で7番・熊代に三遊間をゴロ突破され、悠々2名が返ってくるタイムリーヒットに。初回、安楽は打者一巡6安打を浴び、いきなり4点を奪われてしまった。(楽0-4西)

哲朗&ゴームズでエンドラン3,1塁、ウィーラー適時打

よーいどん!で4点を先制されたイーグルスは直後の1回裏、立ち上がりエンジンが温まるのに手間取っていた西武先発・菊池雄星を攻め、1点を返している。(楽1-4西)

1死後、2番・哲朗が3-1から四球で1塁に歩くと、3番・ゴームズの来日初安打で3,1塁の形を作ることに成功した楽天。フルカウント勝負から菊池雄星の内角球をゴームズが打ち返すと、当たりは三遊間をゴロで破る左安。自動エンドランを切っていた1塁走者・哲朗が好走塁を見せ、左翼からの返球との競争を制し、3塁へ進出した。

お膳立て整って4番・ウィーラーが仕事をする。哲朗を本塁へ呼び込む左安で1点を返すと、なおも1死2,1塁とチャンスは続いたが、5番・牧田、6番・栗原のベテラン右打者が相次いで凡退、終わってみれば、この1点が楽天が本戦で挙げた唯一の得点になった。(追い込まれた牧田は辛うじて外の球にくらいつき、進塁打で走者を進める執念は見せたのだが・・・)

※ここから先は有料エリアでお楽しみ下さい。
※あるいはメルマガでもお楽しみ頂けます。メルマガなどの詳しい御案内はコチラをクリック。

ここから先は

1,921字 / 3画像
この記事のみ ¥ 100

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。