「ハマればおもしろい!」 楽天・今江監督が打ち出したエース則本の来季守護神起用

昨日飛び込んできた則本昂大の来季守護神構想。

アッと驚く報せだった。
松井裕樹の後継者は、渡辺翔太と見られていたからだ。

プロ1年目から被打率.080を誇る魔球パームを操り、51登板で25ホールド。
マウンド上で動じるそぶりを全くみせないメンタルの強さも、ゲームを締めるにふさわしいと思われていた。

しかし、今江敏晃監督が「就任してから、まず一番最初に考えた」来季抑え候補は、エースの配置転換だったわけだ。

「おもしろい一石二鳥の一手」だとゾクゾクした。
ハマれば世代交代の歯車を加速化させることができる。

もちろん、リスクはある。
第一報に接したとき、6.45という数字が脳裏に浮かんだ。

今シーズンのノリの奪三振率である。
通算8.93と比べても2ポイント以上を減らして自己ワーストだった。

その昔35歳で先発から抑えにまわって成功を収めた槙原寛己(巨人)みたいな例もあるが、33歳で迎えるシーズンで守護神転向という年齢も気になる。ただでさえ故障の恐れが増す年齢に入ってるのに、慣れない持ち場だとさらにその危険性は増してしまう。

ただし、それらリスクを考慮に入れても、僕は「おもしろい妙手」だと感じた。

もし松井裕の穴を埋めることだけを考えるなら、渡辺翔でよかった。
しかし、来季のイーグルスは、勝利を目指しながら、ここ数年思うように進んでいない世代交代を推し進めるという大命題があるわけだ。

とくに・・・(続く)

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