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【試合評】過労死寸前の働きすぎと、病院帰りのリハビリマンで5連敗~8月19日●楽天0-2ソフトバンク

7月24日以降は勝率.381

推進力を失ったイーグルス号の急失速が止まらない。

開幕から7月23日までの勝率は.688。
高高度で意気揚々、2度目のV行きジェット飛行が、ペゲーロ&岡島が離脱した7月24日以降は本戦含めて8勝13敗、まさかの勝率.381である。

もっと言えば、ペゲーロが1軍復帰した8月16日以降では4連敗と、高度1万mから死地行きの垂直落下で、地面激突スレスレの緊急事態になっている。

やはり、何度か指摘してきたように、雨天中止2試合はあったものの、7週連続の6連戦日程の只中で、チームはホトホト疲弊しきっている。

それでも、ナインは気を張り詰め、ここまで健闘してきた。
その緊張の糸を断ち切ったのは、他ならぬ首脳陣の采配ではなかったか。
上位対決6連戦の重要どころ、その初戦に打線がいくら「底の抜けたバケツ」コラレス先発という選択肢は、今振り返っても、ありえない手だった。
攻撃陣はあれで一気に戦意を挫かれてしまったのではないか。

両軍のスタメン

ソフトバンク=1番・明石(一)、2番・今宮(遊)、3番・中村晃(左)、4番・柳田(中)、5番・デスパイネ(指)、6番・松田(三)、7番・上林(右)、8番・高田(二)、9番・甲斐(捕)、先発・千賀(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・茂木(遊)、3番・ペゲーロ(右)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・聖澤(左)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・則本(右投)

過労死寸前の働きすぎと、病院帰りのリハビリマン

チームの8月月間打率はこれで.219になった。
主要選手のそれをみても、全出場を続ける銀次は.263、同じくウィーラーも.214、同様に島内は.200と揃って低迷。
本戦2安打を放ち、唯一気を吐いた聖澤とて.224に沈み、嶋に至っては.192。

戻ってきた面々も怪我の後遺症で本調子にほど遠く、復帰後の茂木は.212、ペゲーロも.267、藤田に至っては5打数0安打の.000である。

それでも茂木、ペゲーロはスタメンで使っていくべき重要選手だ。
しかし、この2試合の藤田スタメンはどうなのか?

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