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【試合感想文】 9/13楽天5-3ロッテ:ロッテ17残塁。Tiktok74万再生で話題の右腕が要所制圧!

34歳を迎えて初のヒーローインタビューに

ゲームを決める殊勲の活躍は、先日34歳の誕生日を投手・野手の枠を越えた後輩ナインから祝福されたプロ12年目の犬鷲戦士だった。

楽天が初の日本一を掴んだ10年前の9/13にも3安打猛打賞でチームの勝利に貢献した岡島豪郎が、この日は2本のタイムリー。

7回に種市篤暉の150キロを攻略した左安は(その後に追いつかれたものの)勝ち越しとなる一打に。9回無死満塁での決勝打は益田直也から決めた左中間へ2点ツーベースで、同じ1989年生まれ対決を制したものだった。

2本とも右投手が内角狙いで投じたストレートが甘く入ったところを逃さず、逆方向に確実に仕留めてきたさすがのお仕事だった。

約1000人が在籍するプロ野球。そのなか岡島、益田の1989/90年世代は現在28名と数少なくなってきた。イーグルスには岡島を筆頭に島内宏明、鈴木大地、阿部寿樹の4人が在籍しており、今季はその4人がそれぞれ活躍する背景には、同世代から受ける刺激や励みは大きいと感じる。

試合展開

楽天=1番・小深田(三)、2番・村林(遊)、3番・島内(指)、4番・浅村(二)、5番・辰己(中)、6番・岡島(左)、7番・阿部(一)、8番・小郷(右)、9番・太田(捕)、先発・藤井(左投)

ロッテ=1番・荻野(右)、2番・藤岡(遊)、3番・中村奨(二)、4番・ポランコ(指)、5番・山口(一)、6番・石川慎(左)、7番・ブロッソー(三)、8番・岡(中)、9番・柿沼(捕)、先発・種市(右投)

両軍のスタメン

安樂が要所を制圧! ロッテは17残塁

それにしても、楽天バッテリーとバックを守る守備陣はよく守ったと思う。内野への2本の強襲安打と8回渡辺翔太によるタイムリーエラーはあったものの、よくぞロッテの波状攻撃をしのいだ。

1回、2回、4回、5回、7回、8回、9回と合計7イニングで複数走者を塁上に終えてロッテの攻撃を終わらせており、イーグルスがマリーンズに築かせた残塁の山はじつに17を数えていた。それで3失点にとどめたのだから、上出来だ。

宋家豪が今季ベストピッチ候補では?という快投を披露した。

1-1の同点で迎えた6回に三番手で登板。8番・岡大海、9番・柿沼友哉を2者連続の空三振、それも6球連続空振りの3球三振に退け、1番・荻野貴司も球威押しでイージーな中飛に退け、ほぼほぼ完璧なピッチング! これは味方打線に流れを運んだかなと期待していたら、直後に岡島の勝ち越し打が飛び出した。

その宋家豪も素晴らしかったが、個人的には安樂智大だ。

楽天が2-1と勝ち越した直後7回裏の攻防。鈴木翔太が招いた2死満塁ピンチで火消しに向かったのが、今年11月で27歳を迎える右腕だった。

先日…(続く)

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2018年9月のGM就任から始まった石井体制も5年目へ突入。今年はGM職を外れて監督業に専念する総決算・集大成の戦いに。監督も「狙うのは優勝ですね。優勝以外を掴まされてもハズレ」と不退転の決意を示す今シーズンを試合感想文やコラムなどで綴ります。

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