楽天の4月13日を振り返る

楽天の「今日は何の日？」、今回は4月13日に迫ってみたい。

明治21年には東京･下谷に日本発のコーヒー専門店がオープンし、平成4年にはテレビ朝日でアニメ『クレヨンしんちゃん』の放送が開始された4月13日、楽天の通算成績は6勝6敗になっている。

◎楽天の4月13日戦績

がんばろう東北デー7連敗

「またかよ･･･」と嘆息つかずにいられないのは、昨年の4月13日だった。

美馬学vsミランダによるテンポの良い投手戦は9回までスコアレス。美馬は無四死球で8回わずか89球の省エネで投げ切り、楽天で最後に8回以上無失点を記録する好投を披露した。

ところが延長10回にハーマンが打たれて0-1の惜敗。いまだに勝てない『がんばろう東北デー』の連敗記録も遂に7へ。

疑問残るのは指揮官の継投判断だ。敗戦投手のハーマンは開幕13戦目で8登板とフル回転の日々、この日も前日からの連投となり、使いすぎ。

試合自体は松田宣浩の敵軍ながら目を見張る好走塁などもあり、見ごたえあった。

いまだ破られぬ球団記録の誕生

『1イニング最多得点の球団記録』は、2005年4月13日のフルスタ宮城で誕生した。

1点先制された3回裏の反撃は史上最大の規模。先頭･長坂健治のセンター返しを起点に打者14人を送り込んだ。

大島公一、礒部公一、高須洋介、竜太郎、ロペスと続き、ノーアウトのまま6連打で5点を入れた楽天打線。最終的には高須のタイムリー2本を含む長短5本の適時打と、失策、暴投、押し出し四球の守乱も絡めて、先発･倉野信次、火消しの山田秋親から合計10得点を奪った。

この記録はいまだに破られていない。1イニング8得点は何度かいくけど9得点以上は、登山に例えるならK2を踏破するような超難関なのだろう。

僕の心に焼き付く2011年4月13日

4月13日には他にもいろいろあった。

一場靖弘がダルビッシュ有に投げ勝ったり、林恩宇の来日初勝利にしてNPB在籍唯一の白星が刻まれたのも4月13日だった。田中将大vs斎藤佑樹「因縁の対決」、菊池雄星のプロ初完封勝利、あのコラレスですら成し遂げられなかった戸村健次のトホホな12球連続ボール投球などなど。

しかし、僕の心に最も焼き付いている4月13日は･･･(続く)

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