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【試合評】岸孝之、白眉の好投から一転した暗転ピッチ~8月18日●楽天1-4ソフトバンク

1位・ソフトバンクとの差は開いて4.5に

前夜は今季初の2試合連続無失点。
上位対決6連戦の只中で発生した緊急事態、得点力浮上のきっかけを作るため、何かを変えなければならなかった。

そういう首脳陣の思いで、茂木&ペゲーロの最強1、2番コンビは解体、打線を組み替えてきたイーグルス。
茂木、ペゲーロが共に1軍にいながら、両者がともに1、2番から外れたのは今シーズン初だった。

しかし、その願いも届かず、打線は本戦も3安打に終わる。

2点を追った4回、6番・アマダーによる18号ソロで22イニングぶりに得点入ったものの、5回以降は1人の走者の出塁もできず、5イニング連続の三者凡退。
あっと言う間に終わった淡泊すぎる3時間2分になった。

楽天先発は岸、立ち上がりに4番・柳田に先制の28号2ランを浴びたものの、2回以降はコントロールアーティストというべき投球内容をみせた。

しかしながら、打線がその好投にいっこうに応えることができない。
そうこうするうち奮闘した岸の集中力も力尽きたのか、7回には5番・デスパイネ、6番・松田に2者連続ホームランを浴び、万事休した。

1-4と3点ビハインドで迎えた最終9回は、小雨の中、「剛速球魔人」サファテの前に2番・茂木、3番・ペゲーロ、4番・ウィーラーが3者連続三振。
圧倒的なパワーピッチングでねじ伏せられ、バタンキュー。

8月優勝戦線の山場、上位対決6連戦がまさかの今季4連敗となり、1位・ソフトバンクとのゲーム差は今季最大4.5に広まってしまった。

これでチーム成績は2位、101試合63勝37敗1分の勝率.630。
貯金26は前半戦終了時の数字、後半戦は遂に13勝13敗になり、球宴明けは「一進一退」、貯金を作ることができず8月下旬を迎えようとしている。

3位・西武が日本ハムに敗れたため、3位とのゲーム差は2.5のままという点だけが、唯一の救いになった。

両軍のスタメン

ソフトバンク=1番・明石(一)、2番・今宮(遊)、3番・中村晃(左)、4番・柳田(中)、5番・デスパイネ(指)、6番・松田(三)、7番・上林(右)、8番・高田(二)、9番・甲斐(捕)、先発・東浜(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・茂木(遊)、3番・ペゲーロ(右)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・聖澤(左)、8番・藤田(二)、9番・嶋(捕)、先発・岸(右投)

試合前からshibakawaが懸念した2つの観戦ポイント

戦前から懸念していた2つの要素が、ズバリ当たってしまう16回戦になった。

その1つは、、、

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