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楽天・石井GMが書き込む「鷲のデスノート2019」。イーグルスの戦力外を予想してみた(2)

みなさん、こんにちは。

故郷の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、信州上田の野球好き&楽天ファン、@eagleshibakawaです。

さて、例年この時期恒例の戦力外予想記事をお届けします。
下記の第1弾に続く、第2弾になります。


1選手400字の文字数縛りです。

下記の【注意事項】をよくお読みください。

※当該選手の熱烈ファンの方が読むと、気分を害するかもしれない表現もあるかもしれません。このことをご了承頂いた上、各自、自己責任でお読み下さい。もし気分を害されたくない方は、ここでお引き取りください。読んだ後に「気分害した!返金しろ!」と言われても、一切応じることはできません。全てはあなたの自己責任です。

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●今江年晶

4年総額6.5億円を投じた「祭りプロジェクト」も、完全なる頓挫だ。

仕事の流儀は目撃されず、移籍後1030打席のOPS.690はリーグ平均未満。
ロッテの晩年4年で残した.714すら下回る値になった。

昨年は唯一の規定打席クリアになったが、これは内田が今江の尻に火をつけた結果。
債権回収の見通しは全く立たず、今や楽天の立派な黒歴史になった。

ここで得た教訓は、全盛期と比べて陰りが見え始めた三十路超え選手をFA市場のマネーゲームで獲得し、過剰な期待を寄せるリスクの高さである。

成績の質の低下もさることながら、試合数・打席数といった量の確保も難しくなる恐れが高い。

結局、この5年で罹った主な故障は、左ヒラメ筋炎、左尺骨の骨挫傷、腰痛、左前腕の打撲、右肘クリーニング手術、右太腿半腱様筋の筋膜炎、左尺骨の骨幹部骨折、そして今年の謎の眼病。背番号と同じ8個に到達した。

眼病の影響か、今年はIsoDとISOが減少。斜陽を加速化させ、落日を決定的にした。

※成績は9月12日現在。

●渡辺直人

晩年の野村ID野球が作り上げた“いぶし銀”の代表作。
しかし、古巣復帰2年目は不本意になった。

まさに「かけ声倒れ」。
最年長野手ながらも人一倍の声でベンチの士気を盛り上げたが、肝心要のプレーは閑古鳥が鳴いた。

今季唯一のヒット=モイネロ撃ちのキャリア通算7号も、今から思えば大いなる僥倖。
19試合19打席は自己ワーストで全て代打起用。

内野全ポジションを守れるのに、守備就くことは1度もなく、実質的にやったことは、内気な性格の浅村を支える良きアニキ役と、同年の平石監督の気苦労を取り除く茶飲み友達だった。
それらはユニフォーム着てなくてもできること。

そんな選手に開幕68試合まで25人の1軍ベンチ枠をあてがっていたのだ。

謎の起用の真相が明らかになったのは、1軍抹消になった6/22のこと。
原因は2月末の台湾遠征で負った右足首痛だった。
結局、メスを入れるほどの故障に。

若手の台頭激しく、来季は40歳になることを考えれば、潮時だ。

※成績は9月12日現在。

●島井寛仁

戦力外予想記事の常連。

今やNPBの時流は「一芸冬の時代」。
足の専門家、左のワンポイントは淘汰され、重宝されるのは外野スタメン翌日に三塁でプレーする渡辺佳のようなマルチタスクプレイヤーだ。

今年から1軍登録枠が29人に増えたが、ベンチ入り25人は変わらないので、この潮流は今後も続きそうだ。
その意味で足しかない島井は、生まれた時代を間違えた。

課題の打撃は1軍通算11打席ノーヒット。
凡打ですら打球が外野に到達せず、全て内野ゴロ。

しかし、近年2軍では打撃改善に成功している。
最初4年は打率.158だったが、2017年以降は.286。
2017年以降でも2017年の.295と今年の.270では、まるで価値が違う。

意味あるのは今年のほう。
内野安打割合は2017年41.9%に対し、今年11.8%。
奇襲攻撃の小技に過剰に依存することを良しとせず、確かなヒットを積み重ねた結果の.270だ。
今年は外野頭上を越える二塁打も2本マークした。

しかし、いかんせん時すでに遅し。
島井は来年30歳を迎える。

※成績は9月12日現在。

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