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チャットモンチー(中編)

入場してきたときの恐竜の衣装、可愛かったなぁ、チャットはああいうスケスケふわふわみたいなのが似合うなと思う。

あっこちゃんが徳島を出てから今までのことを書きました、と言ってから始まった「裸足の街のスター」、そう言ってくれたことによってより想いが伝わるなぁと考えながら、あっこちゃんのその時々の気持ちを想像しながら聴いていた。「砂鉄」はくみこんが書いてくれた歌詞。くみこんからのふたりへのメッセージなんだろうな、胸があつくなるね。

「クッキング・ララ」ではおみそはんがゲストとして出てきて、図らずして生おみそはんをみることができた!ほわほわでかわいいね。あっこちゃんがキーボードかついでうろうろしてておみそはんよりもラップの似合うビジュアルになってた。最後のクッキンララ、クッキンラララ、のコールアンドレスポンスもまたかわいかった~。

そのあとは、昔の曲やるね、っていうえっちゃんのひとことから10代の頃に作ったらしい「惚たる蛍」がドラム無しで始まった、全く違和感なかった。そのあとすぐ「染まるよ」だったんだけどこれはあっこちゃんがドラムにうつったのね。

染まるよはスリーピースとしての音数を極限まで削って絞ってっていう曲だったから、あのふたりの力強い演奏は意外だった。この曲実はわたしあんまり好きじゃなくて、というのも嫌いな女が好きな曲だからなんだけど…、メンヘラサブカルクソビッチみたいな女がこぞって聴いてエモくなるための曲みたいになっちゃってるのがすごく嫌なの、こんなにロックな曲なのにさ。けど今回のアレンジは本当に格好よかった、もう連絡も取れないけどどうしようもなく好きだった男のことを美化して感傷にひたっちゃうような女が好むそういうムードをぶち壊すような感じに聞こえた、わたしには。

そしてここで幕が降りて、流れ始めたのがヒストリームービー。その時その時のリリースの曲をバックに撮りためてある映像がたくさん流れてきてプウァーーーー!なつかしい!みたいなね。YOU MORE ツアーの映像と、SOL!のマイジェネの映像が特に刺さった、年月を喰らった。

そしてここから第2部に入るんだけど、半分くらいが耳鳴りかそれ以前の曲でどういう選曲なのかなと思った。ストリングスの人が入って「チャットモンチー・アンサンブル」が結成されていたり、ドラムにツネさんがゲスト参加してくれたり、盛りだくさんだったな。「例えば、」が聴けたのは嬉しかった、「さよならGood bye」の前にシャングリラっぽいビートととびうおのイントロでフェイクかけてきたのめちゃんこ楽しかった!

デビュー曲で本編を締めくくったあと、ツネさんと3人でアンコールに入った。アンコールの3曲は全部くみこんの作詞、意図的なのかたまたまなのかはわからないけどね。

2曲目まではノリノリのアゲアゲだったのにツネさん行っちゃって二人だけになってMC始まってあっこちゃん泣いちゃって、そんなんみんな泣いちゃうに決まってるじゃんね、13年間応援してくれてありがとうございましたって小さな声で言ったえっちゃんは今にも泣き出しそうだった。

そして最後の曲は「サラバ青春」あっこちゃんがピアノを弾いてえっちゃんが歌う。歌詞がスクリーンに表示されてみんなもそれ見ながら歌ってねってえっちゃんが言ってくれた。ひとつひとつの歌詞が染みわたる、最後の感情だけはこんな私でも悲しみが混ざっていたかもしれない。

終わったあとはふたりで呆然としてしまったし楽しかった気持ちと終わっちゃった気持ちとなんかもうぐちゃぐちゃで、覚えているのは泣きすぎて頭が痛かったことだけ。その後電車のなかでも頭痛で気持ち悪かったし次の日は目が腫れてました。結果前回の武道館と同じ笑。次の日もその次の日も、WOWOWで放送された映像がSNSに投稿されてるのをみては涙流してました。今でも泣けちゃうよ…。 

以下セットリスト

もう少し続きます。

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