やばいものに萌えてしまった。漫画の再販もアニメの再放送も無くなってしまった名作、キャンディキャンディ。きっかけは、好きな同年輩のYouTuberさんが、「最近懐かしくて、YouTubeに上がってるキャンディのアニメ(違法な匂いがプンプンするやつ)を見ている」と話していたことで、どんな話だったっけ、と検索したところから。夢中になって読んだのは、小中学校の頃だった。あの頃は、ちょっと不良っぽいテリュースとの悲恋に涙したっけ…
そして悪い癖で、すぐ二次創作に飛んでしまう。なんということでしょう、今この歳になるとアルバートさん萌えが止まらない！昔は、おじさんじゃん、と思っていたアルバートさんが、身をやつして放浪生活をしていたり、キャンディを養女にして陰ながら支えたり、記憶喪失になってキャンディの兄のフリして一緒に暮らしてみたり、最終的には大金持ちのアードレー家の若い当主だったり、丘の上の王子様だったり、もうなんなのこの子、萌えの宝石箱やーん！！そんなアルバートさんが、キャンディと結婚して幸せに暮らすバージョンの二次創作が、光源氏と紫の上の物語のようで、たまらない。
もちろん、キャンディはテリュースと再び出会って結ばれるバージョンの二次創作もあり、それはそれでキュンキュンする。公式で原作者が出版した小説(30代になったキャンディの生活を描いたもの)も、キャンディが共に暮らす「あの人」がどの人なのか、どちらでも取れるような書き方をしているらしい。こちらも絶版になっており、高値で取引されているので、レビューや二次創作から妄想を膨らませるばかり。
漫画も喉から手が出るほど欲しいけど、全9巻で2万円とか正気の沙汰じゃない…
大抵のものは電子書籍になっていたり、Amazonでポチッと手に入る時代に、よりによってこの沼にハマるとは。萌え逃し？のために、せっせとスパイファミリーを見始めたり、韓流ドラマを見てみたりと試みているが、ふと気づくと、もわもわーん、とキャンディの世界に魂が飛んでいる。
先行き不透明な今の世の中、あれこれ心配してモヤモヤするよりは、こんなもわもわで身悶える方が幸せなのは間違いない。