noteとその読者さんたちにはじめまして。
アメリカ、ポートランド在住のEarthy colorsと申します。

まずは簡単に自己紹介させてください。
私は現在40代前半で、ポートランドには3年半ほど前に移住してきました。
結婚して今年で14年、子供は3人います。私自身は父親はドイツ人ですが、ほぼ日本で育ち、性格的に圧倒的に日本人要素が強いと自分では思っています。
子供達はアメリカに住みながらも、日本、ドイツの文化にも触れながら育っています。
結婚後ずっと子育てに専念してきましたが、末っ子がもうすぐ小学校に上がるのでセカンドキャリアを考えている時期がきているなと感じています。
暮らし全般に興味がありますが、料理（最近は特に発酵食品に興味あり）、ウェルネス、インテリア、洋裁が特に好きです。こう書くとなんだかすごく家庭的な人を演出しているようで嫌だなと思うもう一人の自分がいつつも、内向的な性格も手伝ってか、家の中のことが好きというか、自分を含めて人が「どう心地よく生活をするか」みたいなことにすごく興味があります。

なんでnoteを書くの？

noteを始めることにした経緯も書いておきたいと思います。
ネットに文章を書くのは私にとってかなり勇気がいることで、ずっと避けてきました。
20代の頃は日記的なものを公開していたこともあるけど、いつからか自分の文章や表現が読む人にどんな風に受け止められるのか、誤解されるんじゃないか、だれかを傷つけていないかなど考えるすぎるようになって何も書けなくなりました。
SNSなどでも不特定多数の人の目に触れると考えるだけで、何を書けばいいか途端にわからなくなり、怖くなる。文章を書くことは好きだったはずなのに、10年以上記録用の日記以外は文章を書くことはなくなっていました。
特に匿名だと心無いコメントをしたりする人もいるので、それを受け流す自信がなかったというのもあります。それに、日々の生活で色々と感じること思うことはあるけれど、シェアするほどのものでもない、書いたところで自己満足に過ぎない、とも感じていました。
でも一方で自分の気持ちに共感してほしい、人と深いところでつながりたい…そんなモヤモヤを抱えながら、ネットでは常に読み手に徹していました。

なぜ、今？

そんな状態からなぜnoteを書くことに至ったかというと、まずはアウトプットの重要性を改めて感じるようになったから。インプットは好きだし手軽なので、ふと気が付くとインプットばかりしている自分がいます。電子書籍やオーディオブック、PodcastとかVoicyなどの音声配信、Youtube、オンラインのニュースサイトなどで情報収集することが多いんですが、直後には少し賢くなった気がするけどしばらく経つと内容すら思い出せない、そんなことを繰り返していることに気が付きました。知識を深めたかったり、問題解決のために情報を求めていたりするのに、まるで食べたけど消化できなかった食べ物のように身体を通りすぎていっただけ、という状態になっていました。以前、同じく3人の子供を育てながらもバリバリ働いてセミナーなども開催している友人が、「一番効率的にインプットする方法はアウトプットを意識しながらすること」っていう話をしていたんですが、確かにインプットとアプトプットを合わせて考えることで自分への浸透具合も変わってくる気がする。情報を発信するというのは責任が伴うと思うけど、あえてそれをやることで自分の考えをもっと整理することができて、さらには人とつながることができるのかなと思うようになりました。

「自分」の掘り起こし作業

そしてもう一つの理由。この数か月、「軸を自分に戻す」というのを意識的にやっています。
母親になってもうすぐ12年。子育てに専念する生活の中で、自分というものが何なのかがわからなくなってしまいました。大げさにきこえるかもしれませんが、「あれ、自分ってどういう人間だったんだっけ」と思うことがしばしば。母親になるということに昔から思い入れが強かったので、子育てもしっかりと、正しくやりたいという気持ちが強くて参考書をたくさん読んだり日々これでいいんだろうかと悩みながらやってきました。
自分の中に理想の母親像みたいなものがあって、それになるためには「自分の欲望、興味」は捨てないといけないような気がしていました。
自分らしくありたいという気持ちはありつつも、それを重視してしまうと理想の母親像とは相容れない気がして無意識に自分で抑圧してきたんだと思います。自己犠牲の上になりたつ子育てがいいとは頭では思っていないけど、子供を優先しようと思うと結果的に自分のことは蔑ろになってしまう。
そこは器用にバランスをとっていくのがいいというのはわかっているけど、自分のやりたいことができない状況から生まれるフラストレーションを感じたくないがために、自分のやりたいことを見ないようにするということをずっとやってきた弊害だと思っています。
この感覚はこれまで身近な人何人かに打ち明けたことがあるけど、あまり共感されなかったような…世の中のお母さんたちは自分らしさと理想の母親像のバランスをどうやってとっているんだろうとすごく気になっています。
子供の年齢が上がってきて少しずつ手がかからなくなってきていることもあり、とにかく最近は失われた自分を取り戻すべく、「こうするべき」はひとまずおいておいて、自分がなにが好きなのか、何に心が動くのか、なにをしていると時を忘れるほど楽しいのかを意識して、それを積極的にやるようにしています。
別にすべてに意味なんてなくてもいい、やりたいからやる、楽しいからやる、をもっと取り入れていきたいなと思っています。
人に読まれる文章を書こうとするといやでも自分の考えや想いを表現する必要があると思うので、noteでこうやって文章を書くということを通して自分の立ち位置を確認して自己表現していければと思いました。
書くテーマはあまり狭めず、日々の生活の中での気づきやシェアしたい情報などを書いていきたいと思っています。

なんだかすごく長くなってしまったし、なんとなく堅苦しい自己紹介文になってしまったけど、まずは第一歩。勇気を出してオンラインの世界に放ってみようと思います。これからどうぞよろしく！