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中田さんのアクションシナジーについて話を聞く機会が増えてきたので『自分は高田さんとの組み合わせを推したい』と書き始めたけど話の方向性が二転三転したうえに下山健人の話で終わった。

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ダスカ……俺だ……………

…………違う!

富加宮賢人の復活、ゼンカイジャーのスタート等で世間が盛り上がる昨今いかがお過ごしでしょうか。ぱいせん彼方と申します。マジでnoteを完全放置してしまって申し訳ない。あと何もかもを投げ捨ててウマ娘プリティーダービーばかりをしている。俺はもうだめだ。あとダイワスカーレットは俺の彼女だし、サイレンススズカの恩師は俺だからお前らもウマ娘プリティーダービーに手を出して地獄を味わえ。

話を戻しましょう。

最近はスーツアクター界隈のオタクと繋がる機会が増え、様々な観点を見聞きするようになりました。自らの見識というものが広がり良い影響を受けられるのでありがたい話。サーチをかけつつ実際作品を見返して自分にフィードバック。自らの主観の軸は崩さないようにしながらアップデートを繰り返す日々。そうする中で界隈ないに意見の相違が産まれる事象が発生しました。それは……

『中田裕士のアクションは誰との組み合わせが好きなのか』

烈車戦隊戦隊トッキュウジャーでの初レギュラー、ニンニンジャーでの初ヒーロー、そして仮面ライダーセイバーでの初めての丈の合ったライダースーツ。
とりあえず『界隈内の意見の相違』といっても、私の観測できる範囲というかなり内輪の世界での話なので、全てではないという事をご了承して頂ければ幸いです。エゴサへたくそ人間なのでなにかご意見がありましたら、マシュマロとかに投げていただくとたすかります。

なお、当noteの基本的運営方針として個人の感想としての体裁および社会的な配慮事項を守るためにスーツアクターさんの演技プラン自体がどうなのかについての推測話は一切しません。情報の取り扱いは丁寧に、これから記述されるものはあくまで個人の感想です。
ちなみにこれから挙げる組み合わせで中田さんが右に置かれたり左に置かれたりしておりますが、クレジット順によるものですのでご了承ください。
それではスタート!

浅井宏輔&中田裕士〜仮面ライダーセイバーで赤マル急上昇編〜

スーパー戦隊時代に二人の組み合わせを推す声はありながらも、そこまで大手勢力ではなかったこの組み合わせ。
しかしながら現在放送されている仮面ライダーセイバーで浅井さんが1号ライダーの仮面ライダーセイバーに、中田さんが3号ライダーの仮面ライダーエスパーダになった事による供給で大手勢力になりつつあります。やはり1号ライダーと3号ライダーの組み合わせは王道のシナジーか。
第5章でセイバーとエスパーダのこれからを期待させながらも悲劇の退場。そして空白期間を経て、現在の仮面ライダーセイバー本編ではカリバーを身に纏った富加宮賢人が復活し、ストーリーに一波乱を引き起こしております。第26章でのプリミティブドラゴンとジャオウドラゴン賢人の対決シーンは名シーンでしたね。
初期はあんなに素敵な二人だったのに今はどうして…と思いながらも、いずれ来るであろう和解&共闘展開を想い胸がついつい高鳴ってしまうのはメタ読みしたがるオタクの宿命だろうか。

また、スーパー戦隊シリーズにおいてはニンニンジャーのアカニンジャーとアオニンジャー、そしてジュウオウジャーのジュウオウイーグルとジュウオウエレファントという絡みも印象的でしたね。アカニンジャーのイケイケドンドンぶりとアオニンジャーのクールな立ち回りは私も大好きです。
とりあえずこの後の仮面ライダーセイバーの展開次第で更にこの組み合わせを推したがる人は増えるんじゃないかなぁと思っております。最後にどういう景色が見えるのかを含めて楽しみな組み合わせですね。

中田裕士&岡田和也〜決め手はあの最終決戦だった編〜

これに関してはだいたい仮面ライダービルド最終決戦のせい。
中田さんに対するご意見ご感想を聞く機会の中でマジで仮面ライダービルドの話をよくされる。
仮面ライダーエグゼイドトリロジーとかでも色々ありましたが、やはりクレジットが『中田裕士 岡田和也』のみの仮面ライダービルド最終決戦のインパクトは強かったか。

ビルド自体の作品のポテンシャルもあるのですが、正直にいうとここまで意味合いの強い組み合わせになっている事について私の方が驚かされたりしております。私も再マラソンして仮面ライダービルド最高ゥーーー!ヒャッホウ!となりましたけれどもね。

あとエボルトが変身させた仮面ライダーマッドローグもカッコいいよね……初変身回、中田さんは輪廻転生してましたけれども。

中田裕士&寺本翔吾〜俺たちは来年を信じている編〜

――俺たちは2022年の幻覚を見続けている。

一方的に主張し続ける限り平成は終わらないし、令和も創世されるし、2121年まできっと可能性は無限大だろうと思います。
とりあえず全人類RIDER TIME仮面ライダーシノビを見てくれ。俺は負傷確定後の期間、それで食って繋いだ。あとどうでもいいんですけどハッタリくんの『かかれぇ~!』の仕草、手元から足先までIQが存在していなくて好きです。
ちなみに、この二人に関しては寺本さんのお誕生日に中田さんがオレンジの靴をプレゼントしたというなんともてぇてぇエピソードがあります。
RIDER TIMEシノビの絆てぇてぇ~!
TTFCに入れば恒常で無料配信されているこの作品。1話につき15分尺なので是非とも気軽に見て頂ければ幸いです。あと個人的に自分の大好きな作品である超次元革命アニメDimensionハイスクールに出演されていた財木琢磨くんが2号ライダーのハッタリの素面俳優である今生勇道本当に面白いよ。

……とまぁここまで色々並べては来たんですけど、やはり順調にキャリア積んだ後についてきたファンに話を聞くと新鮮な話題を聴ける事が多くて、ニンニンジャーからファンになった自分にあまり無かった着眼点とかあって興味深い事が多かったです。ごくあたりまえかのように中田裕士を語るにはニンニンジャーの履修が必須科目かと思い込んでいたけれども、今はそうじゃない世界。そうだね、6周年だしね……
そもそも自分はなんらかの代表を名乗れないと思っているし、あくまで発信するものは主観コンテンツとなりますけれども、例えそんな物でも何かやっておけば積み立てとなり、後年の歴史財産になるというのは何回も実感させられた事でもあります。だからこそ、インターネット上に遺恨に近い証拠を残さなくてはライダー班に以降する前にあった中田さんのアクションシナジーについての話は埋もれてしまうだろうなと思ったのが今回noteを書いたという理由。

というわけで本題に入りたいと思います。
次は本当に自分が推しているアクションのシナジーの話です。

中田裕士&高田将司〜アオニンジャーと変化の話導入編~

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………はい、欧米コンビの話です。

中田裕士さん高田将司さん。烈車戦隊トッキュウジャーでは中田さんが闇の皇帝ゼット役高田さんがトッキュウ2号役という配役だった二人。その翌年に放送されった手裏剣戦隊ニンニンジャーではお互いレギュラーヒーローキャラクターとなり、中田さんがアオニンジャー役高田さんがスターニンジャー役のスーツアクターとして抜擢される事になりました。

『欧米コンビと言われていたけど九衛門といる機会の方が多かった』というのはスターニンジャーのスーツアクター担当である高田将司さんの談。忍びの11でモモニンジャーの百地霞にコンビ名を付けられたとはいえ二人がタッグプレイを行った回数というのは実はそこまで無いし、当人たちが欧米コンビを名乗ったのは忍びの33の1回だけだという。
脚本的にも二人の関係性を軸にした展開がされるのは主に夏季シーズンのニンニンジャーのみで、その扱いも本筋の裏のサブシナリオ的な展開だったし、本編終了後に制作された帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャーの脚本もニンニンジャーチーム内は天晴と風花、八雲と霞、キンジと九衛門の組み合わせで展開されていたのでそもそもメインライターがそこまで推す気がなかったコンビだったのだろうという事はかなり容易に推察できます。
下山さんがニンニンジャーのシナリオでキンジと九衛門の因縁を推したかったのはいうまでもない話であり、だからこそ二人の交友関係のシナリオについては夏季シーズンが主体。しかしながら一人のアオニンジャー推しとして一番アクションの衝撃を受けたコンビアクションだったという事実は全く変わらず、これが最もアオニンジャーの心境の変化が分かりやすかったアクションの絡みだったので今回はそこにガンガン切り込んでいきたいと思っております。

忍びの11の欧米コンビ〜そしてアオニンジャーは心を開く前に体を開いた編〜

中田さんのアクロバティックでしなやかなアクションと高田さんのダイナミックで堂々としたアクションという相反する魅力の親和性に気づいたのが手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの11『シノビマル、カムバーック!』。
この回はニンニンジャーの追加戦士であるスターニンジャー/キンジ・タキガワが登場してから初の日常回で、なおかつアオニンジャー/加藤クラウド八雲との交流エピソードでした。

この時点で八雲はキンジに対していまだ警戒感を抱いており、『easy』の発音や朝食へのこだわり等の些細なことで対立をしたり(居候が一生懸命作って出した朝食を魔法で別のものに変更するという行為は畜生だと思う)、ガシャドクロとの闘いでロデオマルの投げ縄がドラゴマルを引っかけてしまったりとなかなかウマが合わない様子。おおなんというミスマッチ。片や魔法を使う魔法忍者、片やウエスタンでロックな忍者忍者という忍者としての共通点は全く無いものの、『忍者として邪道』という面では共通点がある二人。

こんな二人がたまたま共通の敵を前にして肉体で呼応してしまったという既成事実が最高なんですよ。

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6年前の7月22日に中田裕士さんのお誕生日記念に描いたネットの何か。
『口ではそう言っても体は正直なんですねビクンビクン』とかいう言い方が気持ち悪いな。

思えはアオニンジャーは1クール目時点でこういうガッツリとした組み技の印象は薄かった。一歩引いたところでモモニンジャーと共にクールに俯瞰したり、魔法とアクロバットで華麗なアクションを魅せたり、アカニンジャーとはライバル関係でイケイケドンドンだったりといったイメージでした。
トッキュウジャーの時点で『ふてぶてしいあまり人と関わらない立ち位置がゼットっぽい』とか福沢さんに評されていたいた人なので、余計そういう一歩引いたクールな立ち位置の印象が画面から出てたのかなと思ってたりしております。戦士性についてはかなり華麗に魅せていたものの、人間味の強いアクションについての印象はそこまで無いんですよ。コミカルなシーンもあったりたのですが、その辺に関してはあくまで脚本文脈が主体の印象な気がします。それが単独で崩れてきたのは忍びの18『八雲が愛した妖怪』からでしょうかね。
だからこそ忍びの11でのガタガタなアクションを挟んでからのエンヤエンラ戦での欧米コンビの組み技のインパクトはすさまじかったです。

「仲がいいだと?やめてくれ」
「刺客と標的の関係でございやす」

スターニンジャーを軸にして飛び、エンヤエンラの火球を避けるアオニンジャー。こいつらいきなり呼応しすぎではないだろうか。
なぁお前ら推しが口ではそう言いながら体で呼応している姿を見て感動しないでいられるのか?なぁあいつ忍びの2でタカ兄の対抗意識でギスらせてチーム不和を引き起こしてたんだぞ。そして忍びの11冒頭だとスターニンジャーとギスってたんだぞ。人の出した食事を雑に扱う行為が許せない人間なので冒頭に英国式ブレックファーストにしたことを未だに許せないんだぞ。みんなアレコレいいながらちゃんとそのまま食べてたんだぞ。とりあえずタキガワに謝りなさい。私は全肯定オタクじゃないんだ。

とりあえず中田さんのあのッターンとしなる脚が好きなのでスターニンジャーを軸にしてエンヤエンラの火球を避けるアオニンジャーの脚を何度も見てしまうのですが、現在放送中の仮面ライダーセイバーの賢人カリバーとの激突回でも飛羽真が『カリバーになっても賢人が賢人である事』ッターンとしなる脚で認識していて、現行の1号ライダーが同じ性癖という事実に安心しました。しなり足大好き!!!!!!!!!!!

中田さんが演じるアオニンジャーのアクロバティックで華麗なアクションと高田さんが演じるスターニンジャーのダイナミックで堂々としたアクションにここまでの親和性があるなんて衝撃的でしたね。
そんなプリンに醤油をかけたらウニみたいなアレ…………………

あと忍びの11といえば野川瑞穂さんがスーツアクターを務めるモモニンジャーとの絡みも可愛かった。
作戦で意思疎通する姿も(天の岩戸の神話を作戦に出す八雲もヤバいしそれを察する霞姉の思考回路ヤバい)、なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り!を二人で踊る姿も、なんかよくわからない流れになりながらも『ま、結果オーライか』とタッチするアオモモも大変可愛かったのですが、個人的に面白かったのはココ。

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霞姉に…パワーはない。

なにはともあれ、この回で私はすっかり中田さんと高田さんのアクションのシナジーに魅了されてしまったのですが、この後はしばらく絡みといえる絡みが無かったので夏映画でアオニンジャーが映ったカットの直後にスターニンジャーが映るだけで『欧米コンビはある』と大興奮するくらいには餓えた状態に。あのアオニンジャーにこんな面があるなんて知らなかったし高田アクションとの親和性がここまであるなんて思わなかった。心を開く前に身体を開くなんてな……とりあえず当時はガチでこの二人で天下取れると思っていたし武道館は満員になると思っていた。これってとっても天下無敵忍JAPANだよ!

飢えに飢え続ける中、ついにニンニンジャー作中に転機が訪れます。

欧米コンビの再結成とちょっぴり進展のあった二人の関係性~そしてアオニンジャーは夏休みに…編~

季節は夏、忍びの22『超合体!覇王シュリケンジン』の放送日。中田裕士さんのお誕生日から4日後の話でした。
当時は予告の時点で確信しておりました、「これは新境地が来るな」と。

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※画像は当時忍びの22が放送される前に描いたものです※

忍びの22、下山おまえ『やった』な。
いやマジでよかったんですよ。仲間として認識しているのにも関わらずスターニンジャーを頑なに名前で呼ぼうとしない八雲を強制的に××しないと出られない部屋にキンジと一緒にブチ込み(※ライオンハオーもいる)、協力させて困難を乗り越えさせる。脚本展開が些か強引ではあるがそれがいい。
タカ兄を壁とした二人のライバルはいい目をしてましたね。

『俺を踏み台にした!?』

スターニンジャー初参戦回でやられっぱなしは気に食わないと言い放ちながら結局出し抜かれてしまった時に発したこのセリフ。これがだいぶ昔の話なんだなぁという衝撃。
初対面の忍びの9でシュリケンジンドラゴ(アオ)はバイソンキング(スター)にかなり不本意な形で踏み台にされたのですが、八雲にとってあの出会いはあまりいい印象ではなかっただろうし、そこからここまでニンニンジャーとスターニンジャーの間にはたくさんのストーリーがありました。
しかしながら夏に至るまでこの二人の関係性にメスが入るエピソードはあまりなかったのですが、ここでようやく切り込まれたんですよね。

スターニンジャーに持ち上げられてのアオニンジャーのバク宙、そして着地したアオニンジャーの肩を踏み台にして飛び上がり切りつけるスターニンジャー。このシーンのアオニンジャーが右肩をグッと上げてスターニンジャーを宙に送り出しているのがまたいい。つまりアオニンジャーはここで自分の意思で踏み台にされているんですよ。このアクションでアオニンジャーはスターニンジャーの間にかなりの信頼関係が発生したという事実が分かります。

二人の絆、信頼関係、その他なにかいっぱい。相反する個性の二人がアクションで魅せるタッグプレイのベストマッチ。本当にアオニンジャーとスターニンジャーのアクションのコンビネーションが見事で、もはや感動すら覚えましたね。やっぱり言葉で見せない脚本以上の変化を演技で魅せられるのって本当に素晴らしい。
この時点で八雲はキンジのなにもかもを認めてはいたのだろうと思いますし、だからこそ夏休みの最後のオオカミオトコ戦でキンジの危機にだれよりも先に駆けつけ、「忍者の力見せてやれ!」と忍者一番刀を投げるという行動に出たのだと思います。

『勝手に乗るな』の関係から『乗る事を任せる』関係性。

欧米コンビについては素面の俳優である加藤クラウド八雲役の松本岳さんの演技もキンジタキガワ役の多和田任益さんの演技も日常の中に存在していたしそれも輝いていたのですが、このコンビについては戦闘の中で見せた心情変化の魅せ方という物が本当に見事だったとしかいうしかなく、本当にアクション演技って最高だなと思いました。

そして最終的にキンジに対して『家族だからな』と伊賀崎家の一員として認める言葉を八雲が言ったのは忍びの最終章。ここで進展したアオニンジャーとスターニンジャーの関係性は終結することになります。
手裏剣戦隊ニンニンジャー作中におけるキンジタキガワのストーリーの主軸は十六夜九衛門との因縁だし、キンジにとって新しい居場所の証として立っているのは伊賀崎一族の長男である伊賀崎天晴なので、やはり欧米コンビは本筋ではあまり重要視されていないサブシナリオ要素だったのですが、だからこそアオニンジャーの対人心理変化がとても美しく尊い物になった風に感じます。

だからこそ…本当にアクションの絡みで文脈を読みたがる人は手裏剣戦隊ニンニンジャーを見てほしい。関係性凄いので……

これで話は終わらないのでジュウオウジャー編に分割される中田&高田編~やはり自分は様子のおかしな高田キャラにかき乱される中田キャラが好きらしい~

というわけでお次はジュウオウジャー編。
前作の手裏剣戦隊ニンニンジャーに引き続き、中田さんと高田さんは同チームの初期戦士と追加戦士のポジション。中田さんは生真面目不器用なゾウのジューマン・タスクが変身するジュウオウエレファント(タスクについてはジューマン態があるので日常シーンも結構演じている)、高田さんは不器用ネガティブな人間・門藤操が変身するジュウオウザワールドという配役。

配役を知った当時の私は嬉しすぎて次回予告の時点配信で当時使っていたニコニコ生放送用のチャンネルで限界化をして配信をしていました。だってあの肩車……肩車って新境地じゃないですかァ!!!!!!

不器用で必要以上にズバズバ物をいう真面目なタスクと不器用で必要以上にネガティブに振舞う操。

あっオタクわかっちゃいましたね。
前作と一緒だ、相反してるけど『共通事項』のある二人。

まぁこれについて第21話『プリズン・ブレイク』の時点で主張していたのは操の中のイマジナリージューマンフレンズだけなんですけれども、欧米コンビの関係性アクションのシナジーがクソほど大好きな人間は無事次作にも持ち越ししたようです。

操「教えてやろう…不器用同士の友情パワーだ!」
タスク「えっ!?(初耳)」

ちなみに初期はご存知の通り高田さんが負傷されていたため総勢9人くらいで回していたジュウオウザワールド。総勢9人なので誰がどのジュウオウザワールドかについてはあまりちょっと自信ないのが現実。でもまぁ、あの肩車が本当に可愛かったのは変わらぬ思いでなのでまぁいいや。
勝手にシナジーを覚えてきて暴走したジュウオウザワールドに暴走した一方的に絡まれ、一方的に指名される。気圧され気味のタスクくんがタジタジなの可愛いですね。とりあえず久々に見るとザワールドを肩車して踏ん張っている時のエレファントの尻が気になります。

ここまでくると単純に様子のおかしい高田ガワに絡まれる中田キャラが好きなだけなんじゃないかと思います。エレファントは中田さんのキャラの中でも比較的コミカルで真面目ボケの印象が強いのですが、それが高田将司の圧で情緒を乱されている所がたまらない。高田さんキャラ黄金時代。いや高田さん毎年黄金時代作っているんですけどね……そもそも私がスーツアクターさんに注目するようになったきっかけの人でもありましたし。みんなもう忘れていると思うんですけれども実は私、元々高田さんのファンだったんです。2015年の中田裕士のアオニンジャーが異質すぎたからなにもかもスットンていったけど。

そしてそして、ジュウオウエレファントとジュウオウザワールドの回といえば下山健人脚本の32話『心は裏表』
当時の自分は東映公式のサムネイルを見た後に無事限界化を果たし、ニコニコ生放送で配信をしました。……どうしてあの時期たまに配信やってたのだろう。だってあんなサムネイル、もはやプリキュアじゃないか。キュアエレファントとキュアザワールドじゃんか……
腕組んで息ぴったりのキックじゃんか!!キックに個性出てる!!!!まだ新境地を出そうとしてるんスね!私ご満悦!!!!

下山さん自身が操と他のキャラクターの関係性について決着がついていないところがあったのでタスクと操の関係性を軸に全員の関係性が腑に落ちるように回収をしておきたかったと言っていたこのエピソード。オモテウリャーの手によって人の心が裏表になっていく姿で普段見せない面を見せていこうというスタイルだったそうですが、個人的にそういうキャラ構成ギミック系は藤井邦夫脚本の鳥人戦隊ジェットマン第11話『危険な遊び』を想い出させてくれるので好きなんですよ。まぁ過去に下山さんは手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの33『ニンジャ逃走中!』ギミックを書いていましたし、あの脚本でも人格引き算方式でニンニンジャーの新しい一面を描いていました。ニンジャ逃走中!(自分はイイトコロ剝奪回と呼んでいる)はあくまで凪の成長が軸に存在していたのですが、完璧超人にみせかけた百地霞の重要な人格サンプリング回でもあると考えておりますので是非とも読み解いてみてほしいなぁと思っております。完璧でソツのない人間なんてマジでこの世界に存在しないんよ。

………下山健人の話で脱線してしまった。

心の裏を増幅させて表に出すオモテウリャーの能力で喧嘩状態になったジュウオウジャー。心の裏に動揺してしまった操はどんどん追い詰められどこかへ行ってしまう。
リバーシの効果が解けた後のツリーハウスアトリエ・モリ内での会話でのタスクの言葉が優しい。互いの心に一歩踏み込む勇気、踏み込まれる勇気。操はこっそり聞いてました。
オモテウリャーとの再戦時、なんだかんだで皆の裏の面が操への配慮が強いんですよね。心を割ってみんなの本心が知りたい。操くん成長の成長。そしてそこに応えるのはタスクくんなんですけどこれホント不器用組のシナジー覚えているが故の話なんですよね。

タスク「操は驚くほどめんどくさい独りよがりで必要以上にネガティブだ!」
レオ「なんだ!俺より言いすぎだろ!」

タスク「本心だ、でも俺はそんな操が好きだ…大好きだ!!!!!!!」

告白かぁ……(違う)
裏の裏は表、普段素直になれないタスクの裏の面で操は全力ゼンカイになりました。タスク、吹っ切れたぞ。

精神的な攻撃が効かなくなったオモテウリャーは物理的な裏表作戦に切り替えて攻撃を反対方向にさせる方向できました。なんでもやりますね、卑怯ですね。そしてジュウオウザワールドがおとりになろうとするのですが、そこでジュウオウエレファントが「いや!こうすればいいんだ!!」とジュウオウザワールドの肩を掴みそのまま……

\背中合わせアクションだ!!!!!/

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ジュウオウエレファントとジュウオウザワールドの背中合わせアクションだ!!!!!

これが新境地ッスか?プリズンブレイクの時はタジタジだったのに率先してジュウオウザワールドに絡みに行くじゃないですか。あの後も息ぴったりの背中合わせのアクション、タスク君そんな……っておもっちゃったね。このあとイーグル&ライオン、シャーク&タイガーも背中合わせでのアクション作戦でいくのでコンビアクションフェチは見てください。動物戦隊ジュウオウジャーは多種多様な組み合わせを応援しております。

ジュウオウエレファントとジュウオウザワールドの不器用組、息ぴったりの名コンビか~?と思いきやエピローグでのパンケーキシーンでまさかの操からのタスクじゃなくて大和と組みたかったという本心を出されてしまう。

\下山ァ!!!??/

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おまっ……下山おまっ……下山……おまっ……

気を使って頑張ったけどそれが報われない、きれいごとでは終わらない。
そもそも下山健人はそういう価値観だ。

手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの5で霞姉について杞憂し続けて空回りで終わった加藤クラウド八雲とか、新幹線変形ロボシンカリオン第48話で三原フタバの忘年会準備を心配し続けたけど空回りで終わった本庄アカギとか例題として出せる物はいっぱいある。いや何だかんだで八雲もアカギも最後にちょこっとだけ報われていたので、この中だとタスクくんがカースト最下位なんだ。
マジで手癖で書いたな下山健人。そういうヤツだよ下山健人、おもしれー男……

何はともあれ下山健人の味わいが恋しい。ジオウ以降味わってない。早くゼンカイジャーに登板してくれ。白倉伸一郎は早く下山健人の家族を人質に取ってくれ。早くしてくれ。デスマーチからはじまる異世界狂想曲をデスマ健人呼ばわりしたりキミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦をキミ山健人呼ばわりする日々は疲れたんだ。ナカノヒトゲノムはゴメン……下山コンテンツ今まで完走してたのにギブアップしてしまった。ゴメン下山健人。とりあえずマジで下山健人をくれ。早く下山健人を!よこしてくれ……私はもう下山健人抜きでは生きていけないんだ。シンカリオンZになんで下山健人いないんだ。推しにじさんじライバーがEDを歌ってたとしてもどこか寂しい。下山健人をくれないか。下山健人。下山健人。下山健人。大喜利の味わいをくれ下山健人。早く下山健人を、できればゼンカイガオーン回を書いてくれたらありがたい。贅沢を言うならやはりシンカリオンZでもサブライターとして参加してほしい。ホント下山健人をよこしてくれ。早くしてくれ飢えているんだ。そう、宙明サウンドと下山健人の対戦がまた見たいぞ下山健人。宙明サウンドから逃げるな、再戦しろ下山健人。お前の筆はなんのためにある?よくわからない。自分もわからないんだ。体は何故下山健人-抗争-を求めているのか本当によくわからない。もし下山健人がTwitterやってたらなんかの匂わせするたびに『ジオウですか!?』とクソリプを送っていたかもしれない。小説版出してくれないか下山健人。ライダー公式のカウントダウンが気になるぞ下山健人。仮面ライダージオウ小説版と仮面ライダービルド小説版どっちが早いんだ下山健人。早く出してくれ下山健人。今日何のご飯を食べたんだ下山健人。色々表に出る機会もあったけど顔写真だけは見たくないんだ解釈が一致するかわからないから。あととりあえずやっぱり仮面ライダージオウ小説版だしてくれ下山健人。機会があれば白倉伸一郎は下山健人の家族を幽閉しても構わないから。下山健人が恋しい。下山健人。早くしてくれ下山健人……

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