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アオニンジャー概論Ⅱ(手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの10感想)

◆アバンの雑記コーナー

・【朗報】下山健人新作アニメ『Shenmue the Animation』配信開始

下山健人のアニメは見れる範囲で逐一チェックしていた。途中で離脱したのはナカノヒトゲノム【実況中】だけ。デスマも一応完走したんだぞ、下山健人に対するパッションを舐めるんじゃない。


◆手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの10感想

・刺客の目的は一体?

不審な星野郎参戦

伊賀崎好天がスターニンジャーの刃に倒れるという衝撃的なラストで終わった先週。そして平和に座学修行を行っていたニンニンジャーの元に傷ついた好天が転がり込むという場面から今回のエピソードは始まります。

「……奴が、日本まで追ってきよった」

そう言い残し気絶する好天。そんな好天を布団へ運び、寝かしつけてから居ても立ってもいられなかったのは天晴だった。
天晴は身内に対して本当に優しい。だからこそ、危険を顧みず突っ走ってしまう。勿論旋風は忍者の力を復讐のために使うなと止めます。それに犯人だってわからない状況。牙鬼軍団の可能性を疑うが『日本まで追ってきた』という言い方がどうも怪しい。

「推理しても埒が明かない、その刺客をおびき寄せ犯人を割り出す」

八雲の言葉に対し「いいぞ八雲」と同調する天晴。
旋風はそれでもと必死に二人を止めます。そしてここで旋風に進言したのは霞だった。
「おじさま、これは修行です」、あくまで修行の一環として行う。
かくしてニンニンジャーたちは張り込み捜査を行う事になった。

翌日の公園での張り込み捜査。
各自の変装は天晴がおでん屋八雲が芸術家風花はアイスクリーム屋さん。みんなかわいいね。
そして公園の遊具で股下を余らせてる謎の男がその様子に気づき、天晴が変装しているおでん屋の方へ向かいます。

「……エクスキューズミー」
「……へいらっしゃい」
「……ミチヲォ、キキタイノデスガァ」

そして謎の男は地図の影からスターソードガンを取り出し天晴に銃口を向ける。今度こそお命頂戴しやす。この辺ホント手裏剣戦隊ニンニンジャーの全てが詰まっている会話内容で狂おしいほど好きなのですがあまりネタにされていないのが惜しいところ。絶対タカ兄エクスキューズミーがどういう意味なのかよくわかっていないけど、なんかいってきたのでいらっしゃいませしただけだよ。
祖父を攻撃した刺客をおびき寄せる事に成功したニンニンジャーたちは謎の男に名前と目的を問います。

「お前誰だ、目的は何だ」
「……この国じゃ名を訪ねる前にてめぇが名乗るってききやしたが、とんだ間違いだったようでございやすねぇ?」

天晴・八雲・風花は対峙し、ニンニンジャーに変化します。
「俺たちはニンニンジャー、ラストニンジャ・伊賀崎好天の孫にてその意思を継ぐ者だ!」
伊賀崎好天の名とニンニンジャーの名を聞き、不敵な笑みを浮かべ、変化するスターニンジャー。
不審な男の正体は祖父の仇だった。それなら倒すしかないと天晴は相変わらず身内にクソ甘いので即座に突っ込む。こうなってくると八雲と風花は天晴の援護に向かうしかない。とりあえずカラクリヘンゲン刀・弓を扱うアオニンジャーの腋でしか吸えない栄養素があるんだネコチャン……
3対1という状況でも対等以上にやりあえるスターニンジャー、正式参戦初回補正が恐ろしい。ついにに天晴・八雲・風花はスターニンジャーに押し負けて倒れてしまう。一体何者なんだこいつはと呟く八雲。

「知らざァ言って聞かせやしょう、あっしの名はスターニンジャーことキンジ・タキガワ。アメリカが産んだリアルニンジャにして当代一の妖怪ハンターたぁあっしのことでございやさァ!」

べらんめぇ口調でアメリカン野郎ってヤバいヤツだな。
妖怪ハンターという事はつまりあの時妖怪を狩ったのはスターニンジャーという事。
『今のところ妖怪はだいぶあっしが狩らせていただきやした』とイキるキンジ・タキガワですが、ついこの間日本に来たばかりなので恐らくそんな大した量ではない。天晴に『お前が現れる前に俺たちはカマイタチやカッパも倒している』と突っ込まれてしまいます。
……とりあえず天晴にツッコまれるという事はキンジ・タキガワも『バカ』と定義づけられる存在と言って差し支え無いだろう。
あとテングもツチグモも倒しているという風花の追撃にキンジは大ショック。頭を抱え、膝を打ち、地面に拳を叩きつける。なんとうるさい仕草か。

一方の伊賀崎忍術道場、凪と霞と旋風は好天の看病をしていた。好天は全く起きる様子が無い。それならば奥の手をと旋風は好天の耳元でわざとらしく『じいさんは病院に連れて行った方がいい、かもしれない!』と言います。これが効果覿面、好天は目を見開き病院などノングラッチェと起き上がります。
まぁ作品最強格のラストニンジャである好天が流石にたかだか追加戦士ごときに倒される事なんてありえないんですよね、読めてた読めてた。

・スターニンジャーはアカニンジャーと似ている?

公園では困惑する天晴たち一同。その時、キンジ・タキガワの忍者スターバーガーが妖怪出現の知らせを響かせた。テンション上がったキンジ・タキガワはお先にいかせていただきやすと嵐のように立ち去ります。
あいつは何なんだ、俺たちの敵だろう。そんな天晴と八雲の会話に対し風花は違う意見を言います。

「そうかもだけど、なんか敵と思えないんだよね……なんというか妙に親近感あるっていうか……」

そして遅れて妖怪出現の警報を鳴り響かせるガマガマ銃。忍者スターバーガーの方が早いのか……
出現場所は工事現場、今回の妖怪はダイダラボッチ。スーツアクターは草野伸介さん。後にバングレイ、カジキイエロー、ワイズルー様等々の特撮の名物キャラクターを演じる事になるスーツアクターさんです。そんなダイダラボッチが暴れる工事現場に登場するキンジ・タキガワ、西部のカウボーイのように颯爽と現れたのでとってもキザだし脚も長い。謎牧草は一体何なのだ。
ダイダラボッチに名を問われ、名乗りを上げるキンジ。そして名乗りを返されるとキンジのテンションはハイに。ダイダラボッチにツーショット撮影を求めるも宙へ突き飛ばされてしまいます。

「いてててて、ニッポンの妖怪は器量が小せぇなァ……じゃ、一狩りいきやすか!」

ようやく妖怪の元へ着いた天晴たち。
キンジには独自の目的があるという事ですが、妖怪が人々を苦しめているのならば戦う必要がある。天晴たちも参戦する事になります。
五トン忍手裏剣では使えない風の術を颯爽と使いこなすスターニンジャーに驚くニンニンジャーたち。しかしあの術どこかで見たような……?

そして都合よく湧いてでてくる逃げ遅れた幼女。
スターニンジャーは即座に駆けつけ、ジュッカラゲを薙ぎ払いますがそこにダイダラボッチによる襲撃が。スターニンジャーは幼女を庇い、ダイダラボッチに投げ飛ばされます。
完全に庇いぬいて着地するキンジ。泣いている幼女を慰めるために変顔をして笑わせます。怖くないでございやしょう、もう泣かないでくださいやし。

あ~~~~~~~~初恋キラ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!その股下は大切な物を守護(まも)る為にある~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!たまんねぇ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

子供には優しい男、キンジ・タキガワ。
風花は親近感が湧く理由が兄に似ているからだと気づく。どこがだよと不機嫌に問われ、めちゃくちゃなところとか?という風花。具体性が無くてふわふわとしていていい。そんなわけないだろ!と言いながらダイダラボッチ討伐に向かう天晴。

当たらずも遠からずですと、遅れてきた霞が言う。
あの人おじいちゃんの弟子志望なんだって、と言う凪。

修行で世界を回っていた頃、西部の田舎町でキンジと出会った好天。
弟子にしてほしいとしつこかったので自分を超える忍タリティがなければ弟子になる資格はない。弟子になりたくば儂を倒してみよ、そういって諦めさせようとした。
しかしながらキンジはそれを真に受けてここまで追いかけてきてしまった。

好天への憧れのみで夢を抱き、ここまで忍者として頑張ってきたのは天晴と同じである。

そしてここでもう一回スターニンジャーに変化するドン!販促回で3回も変身するのはインパクト抜群。しかしながらおもちゃの質が追い付いていないのが惜しい所よな(忍者スターバーガーのギミック虚無感は異常なので)
それを見てスターニンジャーに負けちゃいられないと闘いに参加するニンニンジャー。このシーンは本当に画面の片隅でのキニンジャー・竹内康博さんの危険な吊るしアクションがヤバイので見て欲しい。キニンジャーは本当に1クール目は地味な立ち回りなのですが竹内康博さんは控えめなカットでも主張するヤバさがあります。
あとスターニンジャーの脚組みセクシーポーズからのスターソードガンでのぶち抜きは『お前誘っているのか……!?』となりました。(誘ってるってなんだよ……)

そして闘いの中でキンジが使っている術が好天と同じである事に気づく天晴。あの後、独学で好天の忍術を会得し、更には独自路線の忍術を作り出したキンジの努力は尋常ではないよなぁ。
天晴も負けずに分身の術を駆使しながら攻撃するのですが、ダイダラボッチに突き飛ばされ逆にキンジに助けられてしまう。

「なかなかやりやすがまだすこーし足りねェようですね、ぼっちゃん。」
「だーかーらそのぼっちゃんってのやめろって!」

見返してみるとこのシーンのキンジは別に天晴を小ばかにしているわけでもなく、ただ尊敬するラストニンジャのご子息ゆえに呼んでいただけのような気がする。後の話でも坊ちゃんお嬢ちゃん呼ばわりし続けているので。
やはり最後に決めるのはスターニンジャー、自撮りツーショットを忘れずにクライマックス!気に入らない奴と思いながらも圧倒的な闘いぶりに天晴も感嘆の『熱いなコレ』ですよ。本能で感じちゃいますわ。

そして巨大戦もスターニンジャーの独壇場、バイソンキングバギーのコックピットの操作システムがたづななのが細かいですねぇ……
いつまでも美味しい所を持っていかれるわけにはいかないとシュリケンジンパオーンで突撃するニンニンジャー。序盤のオトモ忍情勢はパオーンが地味に優遇されてますね。ダイダラボッチを撃破!
バチバチの共闘タッグは刺さるでよ~~!

・エピローグ、新展開が訪れる。

闘いの後石膏を使って妖怪の足跡を型取るキンジ・タキガワ。マジで最後まで奇妙な男である。
まぁ奇妙な男であるが、祖父である伊賀崎好天に憧れているという事はもしかしたらいいヤツなのかもしれないと考える天晴。尊敬する祖父基準でいい孫ですね。

そしてそんなほんわかとした空気を引き裂くように飛んできた好天からの矢文。

「よいかスターニンジャー、この儂の孫たちを倒す事ができれば弟子入りを許してやろう」

衝撃の急展開。そして天晴たちにも修行としてスターニンジャーを倒す事を命じられてしまう。
そしてなりをひそめていた蛾眉雷蔵が再び動き出す。
次回はホント、新・日常回の空気感を吸いつつ衝撃的な展開も楽しめるのでお楽しみに!北米英国発音論争!たのしみだー!


◆忍びの10解説コラム

・初期ガワ…お前……

真面目に解説しようとしたのだが、初期のキャラ性が違いすぎて大爆笑してしまった

キンジ・タキガワ。アメリカンでロックな忍者であり、好天に憧れ独学で忍術を体得してから刺客としてやってきた男。
特撮作品で初登場とその後でキャラが全く違うのはありがちな現象だが、ニンニンジャーでその現象が一番顕著なのは間違いなくこの男である。悪い言葉で例えると『キャラブレ』ではあるのだが、それを含めてスターニンジャーは魅力的なキャラクターなのだ。

とりあえずネタバレも絡むので今はあまり言えないのですが、ここからは暫く追加戦士とニンニンジャーメンバーの交流ローテーションが続きます。
今後の関係性含めてしっかりと見守ってください。

◆今回のみどころアオニンジャー

・今回は追加戦士正式参戦回のため大きな活躍は無いが……

たまに左利きになる作画ブレ

しかしながら芸術家コスプレかわいいね。
前回の忍びの9の感想文が1万字越えかつ独自解釈満載だったので今回の文字数の少なさが申し訳ないところ。しかも3倍の熱量の感想を3分の1の速度で書いたから燃え尽き症候群が酷い。感想についてはただの説明文にならないように解説と評論を入れていきたいっていうのは自分自身の課題なんですよね。

多分次回はもっとたくさん書いていると思いますのでよろしくお願いします。別note記事でお話しているんですけれどもめっちゃたのしいよ。


◆編集後記

・ファンアート復刻~ヤッシーメガネチャレンジ記念~

旋風おじさんは親戚と飲みたがるタイプだと思う

ヤッシーメガネチャレンジの興奮がやまぬ中での再掲載。
旋風おじさん、親戚の節目節目でウッキウキになってると思う。

・【宣伝】pictSQUAREのマイナージャンルオンリーに参加します

そもそも2022年は評論・情報系の活動に専念したいというシーズンだった。
大手作品の評論はコミケ創成期からメジャージャンルもいいとこなので今回はおセンシティブな特撮ジャンルを取り扱います。基本的にはこのイベント、二次活動者の方が対象っぽいのでファンアートギャラリーの展示で社会体裁を整えつつの参戦です。絵が描けるって便利だなぁ……

GIGA特撮チャンネルの新作も出る事だから感想文もやりたいなぁと思っているのですが、現在主催企画週2のニンニンジャー感想をやっているので流石に無理かもしれない。3作品目まで書いたGIGA特撮チャンネルの感想もあるので布教企画はそっちで参加します。
戦闘員に混じって竿参戦するガルフォーザーとジーデスバットルの口パーツが解釈違い過ぎて泣いてたな一期のAV……


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ちなみに同人誌上の企画として中田裕士さんにまつわるアンケートも行っております。よろしければご回答いただければ幸いです。目標は回答数二桁!

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