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アオニンジャー概論Ⅱ~ニンニンジャー忍びの1・2感想~

最近スーツアクターの裏話がたくさん提供されるようになったという話

最近、スーツアクターさんたちが裏話についてしっかり情報を出して解説してくれるようになってきたので、最近企画運営をしている自分としてはありがたい今日この頃。
いやホントマジで情報が分かるのって本当にありがたい。縄田エビル、脚ぴっちりだね……

まぁとりあえず今週の仮面ライダーリバイスの話はこの辺で。本題に入っていきたいと思います。

ついに来てしまった手裏剣戦隊ニンニンジャーのYouTube配信

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「落ち着いてくれタカ兄!」

アオニンジャーについては数年前より総括の準備を進めており、これからの話について本格的に取り組んでいた最中でした。またとない機会、大変有難い。とりあえず自分といたしましては夏コミ合わせで準備している企画の宣伝のためにも積極的にニンニンジャーにまつわる発信をしていきたいなと思っております。
言える範囲で昔のお話をしつつ新たな着眼点でのお話。
何はともあれ、週間連載を始めていきたいと思います。

最初は不安の多かった手裏剣戦隊ニンニンジャー~このnoteを読むときは『東京湾』の履修をするといいよ~

『Football』『Futbol』『Futebol』『Fuℬball』
『Voetbal』『Soccer』『Calcio』世界には色々ありますが。
僕はカタカナで書いた『サッカー』が一番好きです。
                            
下山健人

ジャンプ・コミックス『TOKYO WONDER BOYS』作者コメントより

あれだけ怒涛の展開で美しいクライマックスを遂げた烈車戦隊トッキュウジャーの後番組だったこともあり、当時の自分にとって手裏剣戦隊ニンニンジャーについては期待と不安が半々な作品でした。
その理由といたしましては事前に公開されたメインライター名にありました。

脚本家の名前は下山健人。東映特撮のサブライターとしての実績を多数持ちながらも週刊少年ジャンプで連載されたTOKYO WONDER BOYSでは10週打ち切りという負の実績を持つ脚本家。そう、この時点で不安が強かった。
TOKYO WONDER BOYSこと『東京湾』イキリ話の腰を折る上滑りギャグとスポーツ漫画として致命的な見づらいコマ割り読みづらいセリフラッシュが致命的なまでに作品への没入感を消す作品だった。
スタッフ発表当時の私は不安のあまりAmazonから単行本を取り寄せ、放送開始まで『東京湾』を読み込みました。うん、つまらない。

今じゃ割と信じられない話ではありますが、当時下山さんに対しては警戒感丸出しでしたんですよね。その名残で下山さんが大型作品のメインに決まった時は『東京湾』を読み返すのが習慣だったりします。なんだかんだで傾向と対策について学びやすい参考書ですからね。


悪癖が随所に入っていたものの、ポテンシャルだけは感じた忍びの1『俺たちはニンジャだ!』

実家爆発まで12秒でおなじみの忍びの1『俺たちはニンジャだ!』

個人的には実家爆発よりも、親の声より聴いた大西洋平さんの『さあ行け!ニンニンジャー!』をバックサウンドにしたアカニンジャーの大立ち回りのインパクトの方が強かった。
実家爆発後に続くゆるい展開と小さいギャグのせいで実家が些細な問題になってしまうのがニンニンジャークオリティ……いや、下山健人クオリティ。
ストーリーで王道の少年漫画っぽさを出そうとしながらも随所に話の腰を折るギャグを入れたがる。そこまで打点の高いギャグでもないのにやってしまうのは東京湾の名残だろうか。

なんにしてもこのシーンについては実家爆発をあまり気にしない旋風おじさんが一番おかしいと思う。やはり手裏剣戦隊ニンニンジャーにとって実家爆発は些細な問題なのだろうか。

そして伊賀崎の愉快ないとこ連中を紹介してからのチュートリアル。
牙鬼の復活を阻止するための使命のために集められたいとこ連中…八雲、凪、風花、霞はは忍者としての宿命に積極的ではなく、大学の授業があるから、魔法のレッスンが残っているから、基礎しかしらないから、と理由を付けて断ってくる。
団結力が無い。恐ろしいまでに団結力が無いよこのメンバー。

それでも冒頭から暗躍していた九衛門による牙鬼幻月の復活で流れるような牙鬼軍団の本格侵攻が始まるのだからものすごい。怒涛の勢いですね。
現場に駆け付けるも臆する天晴以外の4人。それでも天晴の恐れなしの姿に心を打たれ、立ち向かうから凄い。

変身後のアクションは本当に忍者特撮ならではのアクロバティックさがすごかった。
やはり特筆すべきはアオニンジャー。スマートな立ち姿はもちろんのこと、そこから繰り出されるアクロバティックなアクションからヒトカラゲをロープで拘束し、ガマガマ銃で一網打尽する立ち姿が美しい。アオニンジャーはいちいちアクロバティックかつスタイリッシュだし空中姿勢が見事なんですよ。これ見た瞬間私おもいましたとも。「こいつ悪くねぇな!」と。

そしてロボ戦、好天じいさんが孫の好みに合わせたオトモ忍が出てくるのでそのリアクションも各々個性があって良い。そして藤田慧のシノビマルの機動力よ。合体は祭のようにワッショイ、神輿型の和コックピットが素敵。
ストーリーを詰め込んでたせいかロボ戦はシノビマルのインパクトの方が凄かったかな~という忍びの1のロボ戦アクションでした。

そして闘いを終え、死んだとおもわれていた好天爺さんが現れ、物語は次回へ向かうエンディング。
いやー本当に要素が盛りだくさんでジャンプの打ち切り漫画のような勢いともいうべき第1話だった。

手裏剣戦隊ニンニンジャーは商業成績的にはあまり振るわなかった方ですが、後に『新幹線変形ロボシンカリオン』『仮面ライダージオウ』で大きく成功を収めた下山健人のポテンシャルがものすごかったのが印象的な作品でした。
ぶっちゃけギャグはそこまで面白くないんですけど、話が進むにつれてノイジーな小ギャグは減っていくし下山さんの根が真面目なロジカルな脚本程よい緩さが合わさって質の高いスーパー戦隊に成り上がっていく。
本当に地べた這いずり回って泥水啜ってでも味わいたい下山健人の脚本が光る作品なんですよ、手裏剣戦隊ニンニンジャー。実家爆発以降そんなおもんねぇなと思っても是非くらいつて見て欲しいです。ニンニンジャーのメンバーたちと修行をし続けた果てにしか見えない景色というものが存在するので。

忍びの1のみどころアオニンジャー~下山と毛利とイギリス人~

というわけで忍びの1を振り返ってみたので一番面白かったアオニンジャーの場面をピックアップ。

なんかめちゃくちゃかっこいい登場の仕方

バカと魔法忍者は高い所が好き。

このシーン確か松本岳めちゃくちゃ頑張っていたのに結構カットされてるらしいのでちょっと、なんか、めっちゃ面白い。
イギリス紳士キャラなのに「加藤クラウド八雲ここに推参」とかいうメッチャ和なセリフを言い出すからあいつ凄いですよ。
加藤クラウド八雲のイギリス人属性についての話ですが、基本的に下山脚本はイギリス人のアイデンティティの文章化に対してあまり拘りがなく、基本的に演出に任せる形になっておりました。反面毛利脚本は文脈でイギリス人のアイデンティティを描写してきてたりするのが面白い所。後の忍びの11で天岩戸作戦とかいう日本神話ネタを出してくるあたり、下山さんは西洋文学より落語や大喜利の方が好きなんだろうな……

まぁなにはともあれ下山産の加藤クラウド八雲は会話の端々で『コイツ思ったよりも純日本人じゃないか』ってなっちゃうので面白すぎる。
今後その辺りも見守って頂ければ幸いです。覚えて欲しい事は下山健人は加藤クラウド八雲を日本人だと思っており、毛利亘宏は加藤クラウド八雲をイギリス人だと思っている。その辺理解するとかなり加藤クラウド八雲のキャラクター性を読み解きやすくなるかもしれません。

あと最後に忍びの1のアオニンジャーについて言いたい事なのですが、個人的に巨大化カマイタチに投げ飛ばされクッソ情けなく開脚しながら転がるところが好きです。アオニンジャーのクッソ情けない開脚愛好会のメンバーを探したい……


元鯖スレ民の魂が叫んだ忍びの2『ラストニンジャになる!』

『鯖スレ』とは『ジャンプ打ち切りサバイバルレーススレ』の事である

というわけでお次の感想は忍びの2『ラストニンジャになる!』。ここからは堅実な個別メンバーのローテーションが始まります。この回はブルーであり、ニンニンジャーの副将格であり、伊賀崎一族の次男坊ポジションの加藤クラウド八雲の回でした。
忍びの2では拠点が新実家こと好天じいさんが作った新しい忍術道場への移行。天晴のもしかして修行を付けてくれるのかという言葉に対して「ノングラッチェ!」と答える好天。このシーンでしょんぼりする霞姉が赤ん坊のような顔で可愛い。まぁとりあえずニンニンジャーの連中はまだまだその領域じゃないって事ですね。

そして好天の代わりに指導するのは旋風の担当に。
軽い座学の後は五トン忍シュリケンのチュートリアルに移行。しかしながら慣れないニンニンジャーのメンバーは四苦八苦、暴発した五トン忍シュリケンで風花ちゃんはフルボッコ。最後には自ら暴発された水の術でびしょ濡れになってしまいます。
そんな中、五トン忍シュリケンをしっかりと使い熟したのは加藤クラウド八雲だった。焚き木レベルの出力にした火の術で風花ちゃんを暖めてくれる加藤クラウド八雲くん本当にやさしい。

誰よりも早く、スマートに五トン忍シュリケンを使いこなし、「俺の居た魔法学校ではもっとすごい事を学んでいた」と言い放つ加藤クラウド八雲はまるで打ち切り漫画のテンプレライバルムーヴであまり印象がよろしくない。天晴に「忍法に対して、じいちゃんに対して失礼だ」と窘められても態度を変えない八雲の姿は『東京湾』の第1話で海外信仰を行い第1話の間、日本サッカーに対する舐めた姿勢を変えなかった樋本究児のようで、『これ参考書で読んだヤツだよ!』と逆に感動してしまいました。

……ごめん、最初期ニンニンジャーを語るうえでTOKYO WONDER BOYSの話題は必須なんだ。だって私は元鯖スレ民、打ち切り漫画の文脈で考えざるを得なかったんだ。このシーンで元鯖スレ民の心を震えさせた下山健人はただモノじゃねぇよおもしれー男……
「忍者は所詮過去の物、世界はもっと広くて新しいぞ」
という加藤クラウド八雲。魔法が新しくて忍者が古いという加藤家の価値観は一体なんだろうかというのはさておき、イキリがすぎてどうも虚勢にしかみえない。

その後、街に現れた妖怪カッパとの闘いでもアオニンジャーは空気を乱すタイプだった。仲間の危機に即座に助太刀をする事はなく俯瞰的に眺め、スマートにカッパを火の術で散らす。うーん空気がギスギスしているのであまりよろしくないぞ。

ここまでジャンプ打ち切り漫画さながらの読者アンケートを落とすような行動を取っている加藤クラウド八雲くんですが、それを打ち砕いたのはモモニンジャー・百地霞との関係性描写でした。

忍びの2のみどころアオニンジャー①~なんにしてもアオニンジャーは一方的過ぎる~

てぇてぇ

一人で居た加藤クラウド八雲の様子を見に来た百地霞に対し「なにか言いたげだな」と言った加藤クラウド八雲はその心情を吐露する。本当に特に何も言われていないのに。

「決して忍者がつまらないとおもっているわけじゃない」
「忍者の末裔だからやるしかない事はわかっている」
「まぁ、魅力は感じないけどな」

1セリフ目で忍者に対して『つまらないと思っていない』といい、3セリフ目でそれを覆い隠すように『魅力は感じていない』と発言する。アオニンジャーという男は恐ろしく素直になれない人間だった。
『爺さんの志を継ぐ云々には興味ない』と言っていますが、本心から言っていないのはこの3セリフでわかります。シンプルにタカ兄に向き合えてないんですよコイツは。

「それは忍者で勝負しても天晴くんには勝てないからですよね」という霞の言葉に対し、八雲は強い否定をするのですがかなり軽いノリでそうなんですかと返され「相変わらず毒舌だな」と返す八雲。マジで霞姉はそこまで深い事を言ったわけではないのになんなんだコイツは。コイツ霞姉にだけ心を開いているのか……なんなんだソレ………

そんなこんなで八雲は勝手に自己完結をして「じゃあ証明してやる、俺の『忍法』は誰にも負けないという事をな!」と言い放ち、嵐のように立ち去ります。「まったく、相変わらず子供ですね…」と呆れたように見る霞。
たぶん昔から天晴と八雲と霞の間ではこのバランス感覚が成り立っていたのかもしれない。なかなか天晴に対して素直になれない八雲が唯一心を開いて心情を話せる相手が霞だった。霞はそれとなく返してなんとなく八雲の心情を理解する。なんというか本当に八雲の思いやそのぶつけ方あまりにも一方的過ぎて、なんというかホントいいッスね……。

忍びの2のみどころアオニンジャー②~そして向き合う決心をしたアオニンジャーは~

原初に還るとこの三人の関係性が一番好きなのかもしれない

再び現れたカッパに単独で立ち向かう八雲。アオニンジャーに変身してからの身軽さは相変わらず凄いよ中田裕士。空中姿勢キレイだから見てね。
しかしながら仲間不在の単独では力及ばず、カッパとの闘いで押し切られてしまいます。そしてもはやこれまでかと言ったところで駆けつけてきたのは天晴でした。火炎の術で天晴に窮地を救われ、八雲は驚きます。
「何故?さっきは全然ダメだったのに」
それに対して天晴は「俺本番に強いタイプだから」と根性論にちかいようなことを言う。あまりにもカッコよすぎる。
「お前が興味ないのは勝手だ。でも、偉そうな事をいうならじいちゃんを越えてから言いやがれ」と八雲に言う天晴。
そして「ていうかその前に俺に勝ってみろ」という言葉に対し「上等だタカ兄、やってやろうじゃないか」と答える八雲の表情が色々胸のつっかえが取れた感じで良い。そしてその時駆けつけ、微笑む霞姉。
なんだろう、見どころ①でも言ったのですがカメラの構図だけでこの三人の関係性が分かるのでいいですね……
もうホントニンニンジャー全員終結後の流れは本当に見事で、八雲が天晴に向き合う決心を付けてたあとニンニンジャーのチームワークが結束していっているのは素晴らしい。

各々の戦闘の個性、アオニンジャーは本当にスマートでいいし、シロニンジャーはおとり作戦を行ってからの脚をプラプラさせながらのガマガマ銃攻撃が本当に可愛くてたまらないし、キニンジャーもなんかすごいし、モモニンジャーのカラクリヘンゲン刀弓での攻撃でシロニンジャー周りのヒトカラゲを散らすのも凄い。

そしてこの後のアカアオコンビネーションよ。
カッパとの一騎打ちでアカニンジャーが火炎の術で黒焦げにしたところにアオニンジャーが水の術で参戦。
アカニンジャーは不満げに「よこどりすんなよ~!」と言うもアオニンジャーは「タカ兄の物なら名前くらい書いとけ」と一蹴。このあたりはなんだか子供の喧嘩みたいで可愛い。
この後のお互いバチバチな共闘は素晴らしく、個人的にアオニンジャーがアカニンジャーを跳び箱代わりにしたところすき。
なんだろう、ホントライバルっていいですよね。タカ兄のメインライバルは加藤クラウド八雲くんなんだからねっ!ね、タカ兄。

金の術からのシュリケン忍法忍烈斬、個人的にアオニンのふとももの1.5倍太いアカニンのふともものインパクトが深い。なんだこのふともも差、このふとももは自分をどうしようとしているんだ。

いやー本当に八雲くんがタカ兄に対して正面切って色々言うようになったから気持ちいい。巨大戦でシュリケンジンのコックピットで軽口叩くアオが良かった。
シュリケンジンとの闘いで不利を知るや否やジェット噴射で飛んで逃げ出そうとするカッパに対し機動力に長けたシノビマル単騎で襲撃を仕掛けるアカニンジャーですが、流石に飛距離が伸びずに空中で捕らえられやられ放題になってしまう。その時呆れながらも真っ先にドラゴマルでアカニンジャーを救出死に向かったのがアオニンジャーだった。
この時からタカ兄のイケイケドンドンに呆れながらもサポートに回る八雲の構図が成立していくんですよね。八雲くんはなんだかんだでタカ兄に甘いんですよ。

そしてやっぱりサポート機としてのドラゴマルは非常に優秀。もはや旅パのピジョットの風格である。
今回は八雲回、そしてシュリケンジンドラゴの販促回であるためこの回では八雲がコックピットに乗るのですが。ふんぞり返り方がタカ兄と別ベクトルの自己主張が強くていい。
シュリケンジンドラゴ、めちゃくちゃカッコいいのですが本編での活躍の機会があまりないのが惜しい所。シュリケンジンドラゴバーストの地面の裂く光線いいよね……。

シュリケンジンドラゴくんによる貴重な撃破シーンによる華麗な決着後、霞姉は天晴を見て「天晴くんって悩まないですよね、それって忍者として凄い事かもしれません。」と言い、最後に『まぁおバカさんだからかもしれませんけど』と付け加えます。それを聞いた八雲は「相変わらず毒舌だな、霞姉は」と言い残してから天晴の元に向かいます。

「やはり忍者に魅力は感じない、しかし俺はタカ兄にも爺さんにも勝つ。そして俺がラストニンジャになってやる。」

そんでいいんですよ、『上等だぜってぇまけねぇぞ』と笑顔で拳を突き出す天晴とそれに応えるように笑顔で拳を突き合わせる八雲。そして見守っている霞姉の笑顔の構図ががいい。よかったねって思ってますよ霞姉。
見返してみるとやはりこの3人の関係性ってやっぱりいいよなぁと改めて思いました。前半戦の加藤クラウド八雲くんは読者アンケートを落とすムーヴしかとっていなかったんですけれども、後半の霞を仲介した構図で緩和されてたのが良い。

八雲くん、多分昔からタカ兄に対して素直になれなかったんだろうなぁ……
そして霞姉はそんな姿を客観的に見ていたんだろうなぁ……


最序盤の手裏剣戦隊ニンニンジャーについて~何一つ変わらないただ一つの下山健人~

というわけで今回は最序盤の手裏剣戦隊ニンニンジャーの忍びの1&2の感想を書かせていただきました。
今回の配信開始にあたり初見でアンチになった方の感想も見ているんですけれども、やっぱり序盤ニンニンジャーについてはTOKYO WONDER BOYSの癖が出ているのでその気持ちがわからないでもないというのが率直な感想です。

個人的に下山健人さんの脚本やキャラクターの癖は東京湾、ニンニンジャー、シンカリオン、仮面ライダージオウと全く変わっていない印象であり、まぁ要するにバランス感覚が大事だったんだろうなぁとは思っております。エキセントリックがすぎる主人公もちょっとイヤな印象のライバルキャラ兼サブリーダーも家族愛も夢もロマンスもそこまで面白いわけでもないギャグも変わらない。
下山健人は根本的な部分では何一つ変わっていない
んですよ。ただちょっと媒体や関わっているスタッフ次第で出力の仕方が変わっていくだけの話で。
そういうホンをみていると自分的にはフツフツと腸が煮えくりかえるに近いニュアンス沸き立つものを感じます。

思想や理念は終始一貫していてまぁ逆に更なる果てを見てみたい感覚にはさせられるんですけどね。

そんなこんなで脚本家業界に燦然と輝くただ一つの下山健人
下山健人と書いて『抗争』と説く。その心は……未だに辿り着かない。

編集後記~アオニンジャー概論Ⅱと『みどころアオニンジャー』~

そんなこんなで編集後記。
手裏剣戦隊ニンニンジャーのYouTube配信の一報を受け、自分自身夏季の同人系企画の宣伝も兼ねて週間連載として始める事にいたしましたアオニンジャー概論Ⅱ。シリーズタイトルについては何にしようか迷いましたがやはりこのタイトルにした方がまぁわかりやすいんじゃないかなぁとおもいこのタイトルにいたしました。

ちなみにアオニンジャー概論Ⅱについては本編感想+みどころアオニンジャーコラムのフォーマットにしようと思っていたのですが、忍びの2でいきなりメインの話になってしまった。まぁ八雲回だから仕方ない。
そして随所に下山健人に対する巨大感情が入り乱れてしまいましたが、私は本当に下山健人のファンではないのでよろしくお願いいたします。

とりあえずニンニンジャーの感想については毎週書く予定なのでフォーマットはコロコロ変わるかなぁと予想。
兎にも角にもロジカルライブ感とステゴロ誠意をモットーにアオニンジャーという人生の命題について再び取り組んでいきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

あと個人的に今年度初めて同人系企画の主催を行わせていただいている事もあり、今回のアオニンジャー概論Ⅱではアオニンジャーのアクションの話をメインの一つに入れる予定だったんですよ。企画宣伝目的でやろうと考えていたアオニンジャー概論Ⅱなので……

まぁ、そちらに関しては徐々にギア入っていくでしょう。アオニンジャーについて語れる要素は恐ろしく多い作品ですのでよろしくお願いいたします。震えて眠れ。


↓↓主催企画↓↓


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