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【ヒロピン回】阿仁丸戦隊ジンジュウガーepisode2『決裂?チームワークを大切に!』感想【#ギガレビュー】

◆阿仁丸戦隊ジンジュウガーepisode2『決裂?チームワークを大切に!』感想

【監督/脚本】
監督:羹灼 / 脚本:玄雪
【キャスト】
ジンウルフ/キバ役:加藤数士(一般俳優)
ジンコング/リッキー役:勢司瑞季(一般俳優)
ジンバニー/ミミ役:若宮穂乃(AV女優)
ジンキャット/マオ役:音琴るい(AV女優)
ジンスワン/ハイネ役:渚みつき(AV女優)


・キバが所属するヒーローチームは

王道の戦隊ジャケット

『GIGA特撮チャンネル』とは特撮AVブランド『GIGA』が送る『全年齢特撮ドラマ+特撮AV』のメディアミックス作品である。
Youtubeまでは全年齢、そこから先はオトナの時間!今回もそんなGIGA特撮作品が送る『阿仁丸戦隊ジンジュウガー』レビューをしていこうと思う。
前回エピソードはキャラクター性を魅せながらのチュートリアルであったが今回のエピソードはさっくりとした世界観の説明とヒロピン回となっている。

そもそも阿仁丸戦隊ジンジュウガーは一体どういう組織なのか。
基地に来たキバにミミーは『ここは元々は阿仁丸のシェルターだった』と説明を行う。漸進的で革新を促す人と動物の研究施設であり、10年前は外宇宙探索プログラムに参加する程の組織だったらしいがその研究所は襲撃で破壊されてしまったという。もしや宇宙から襲来した超次元生命体は阿仁丸研究と関係があるのだろうか……そんなことを示唆しつつもここから先はお互いのキャラ紹介パートへと突入する。
お互いに自己紹介を終えつつもお嬢様気質のマオは新人のキバが気に入らない様子。大胆な新人イビリは先輩戦士の特権。仲裁に入るハイネを突っぱねてでも意地を張るのが彼女だ。だがリッキーはそれも『先輩戦士としての心配故』なのだと言う。
キバはそれを理解するのだが、ここで相変わらずリッキーをおっさん扱いしているのが面白い。そんなこんなでワチャワチャしながらも収集付かない状況ではあったがそれを『うるせえな』と止めたのはトービスだった。

ジンジュウガーのサポートロボ・トービス

サポートロボのトービスは情報を集めたり戦闘をサポートしたりする高度なAIロボットである。キバに対して先輩ヅラを行うトービスだが、そんな彼は開発者であるハイネと仲がいい様子。たった一人で開発したとの事なので彼女にとっては唯一の家族も同然なのだろう。
そんなこんなで前半戦は新人歓迎会のノリで展開されるのだが、なんだかんだでチームは和気あいあいとした様子であり、そこに至るまで構築されてきたチームのバランス感覚があるのだろう。毒舌サポートキャラのトービスと末っ子気質で人見知りのハイネやお嬢様なマオを引っ張り、見守るリッキーやミミーの中にキバが馴染むのは簡単な事であった。

・そして新たなピンチが襲来する~今回は特濃のピンチラッシュだよ~

カマキリさんややチープだね……

「バカな…ホーネットがやられただと!?」

エグゼクトの基地にてそう話す怪人たち。仲間が地球人の手によって葬り去られ怒りに身を震わせるカマキリ怪人の姿には地球人となんら変わりの無い彼らの同胞に対する愛情を強く感じる。

一方のジンジュウガー陣営は新人歓迎会の続きでキバにジンジュウガーに関する知識を叩きこんでいたのだが、敵襲の知らせを聞き現場に向かう事に。
エグゼクトの出現ポイントは2か所でリッキー&ミミーチームキバ&マオ&ハイネ&トービスチームに分かれる事になるのだがこれが初回で不足していたヒロピン要素の回収ポイントになるのである。

プロのスーツアクターによるピンチシーンを見よ

キバたちは蜘蛛怪人と対峙し、早速戦いに挑むのだが只ならぬ気配に対して慎重になるように告げたトービスを無視するチームワークはガタガタである。勇み足気味のジンウルフに挑発しようとするジンキャット、唯一トービスの指示を聞いて慎重にしようとするジンスワンだが控えめな彼女の声は届かない。

トービスの作戦が完全に裏目に出る事に

そして時を同じくしてジンコングとジンバニーは別のエグゼクト怪人と対峙していたのだが、こちらの連携は息ぴったりである。しかしながら相手は強敵であり、コングたちの新人であるウルフたちを想うあまりの焦りを見抜いていた。新人たちを孤立させて叩く事が目的だった事を知った2人は撤収し、3人の元へ合流する判断をするのだがそう簡単にはいかせないのがエグゼクトである。エグゼホーネットを失った悲しみと怒りに震えるエグゼワンはカマキリ怪人・エグゼワンの登場で囲まれた二人はエグゼクト怪人2体と戦う事となる。ここから先はエグゼクトの作戦通りに事が進み、ジンジュウガーたちはピンチに陥っていくことに。

日曜朝より暴力的な攻撃を行うイケガワ幹部様♡

連携が崩壊し、ガタガタチームワークのウルフ・キャット・スワンチームはエグゼクトの蜘蛛怪人に容赦なくやられる事態に。卑劣な蜘蛛怪人はジンウルフを蹴り飛ばし、ジンキャットやジンスワンにも苛烈に攻撃していく。
日曜朝より目を覆いたくなるようなピンチシーンはやはりGIGA特撮チャンネルでしか接種できない。我々はこれを目当てにしてこのブランドの作品を見ているのだ。
ガタガタチームワークの状況で喧嘩を始めてしまうジンウルフとジンキャットだが、喧嘩をさせる隙を与えずに蜘蛛怪人の攻撃は続いていくのだ。情け容赦なく蹂躙され、次はスワンとなったところで食らいつくのをやめないキャットはスワン共々ボコボコにされる事になるのだがヒロインに対する容赦ない暴力行為に少しばかり尺を多めに使うのはチャンネルのメインターゲットに向けた要素だろう。

顔良〜〜!

そして再び動けるようになったジンウルフが二人を救出に向かうも連携が崩れたままの3人は敵うはずもなく、ウルフとキャットは大喧嘩したままである。このまま小動物3匹をしとめるだけとターゲットを絞った蜘蛛怪人だがそれを止めに入ったのはトービスだった。
トービスには戦闘力なんてものはない。故に当然のごとく羽虫のように叩きつけられ機能が停止する事態に。
ピンチオブピンチ、コングとバニーも2体2の状況で容赦なく暴力的に蹂躙されていく。コングは肉体を切りつけられ、バニーは背後をとられ肩骨を外すように締め上げられ、面越しに顔面を殴打され腹と背を叩きつけられたりとこちらもなかなかにハードなピンチの状況であり、バニーのピンチでまた次回。

今回は1話で不足気味だった容赦ないピンチラッシュの回だった。次回はキバとマオの和解からの逆転シーンが始まる予感ななので非常に楽しみである。

◆最後に一つだけ

・GIGA衣装部の一工夫の話~スーツに仕込まれた魅惑のVライン~

胸のラインを強調させるためにスーツのVラインを縫ってるの凄いと思う

それにしてもジンジュウガーのスーツって天才的だよなと感じる。
普通のスーツはUネックのみでラインを強調させないようにしているのだが、ジンジュウガーの胸にVラインを仕込み更に女性的なラインを強調させるようにしているのだ。無印コウガイガーのパンティラインも良かったんだけれども今回もまた煽情的に魅せるための一工夫がすごいと感心させられてしまった。
細かい所だけれどもこれ読んだ人にもこれからGIGA衣装部の人の職人芸についてみてほしいなーという一言コラムでした。また気分で言及したいなと思います。


【画像出典】

阿仁丸戦隊ジンジュウガーepisode2『決裂?チームワークを大切に!』(GIGA特撮チャンネル)

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