コリアンガストロノミー JUNGSIK

韓国への旅が決まった時、「何がしたい?」と彼女に聞かれて

韓国料理の現代版を食べてみたいなと思った。

そこで、ミシュランの韓国版を調べてみたら、JUNGSIK、MINGLES、TocTocの3つのお店が気になった。

悩みながらも、今回はJUNGSIKさんを選んだ、理由はデザートのトルハルバンのフォルムに妙に惹かれたからだ。

予約はグルヤクというサイトを使ってみた。

1回の予約手数料は1080円。海外のレストランへ簡単に予約を入れられるこのサービスは、直接予約するには言葉に不安がある人にはピッタリ。


さて、宿から「江南(カンナム)スタイル」で有名な高級エリア狎鴎亭地区へ地下鉄で移動。

到着した!と思ったら…駅が間違っていることに気づいて急遽タクシーで向かうことに。

最寄り駅が狎鴎亭(アックジョン)駅じゃなくて狎鴎亭ロデオ駅…。

まあ、間違っちゃうよね。

タクシーのおじさんに助けてもらい、やっと到着したのがこちら

ジュンシク↓

ニヤつきながら期待が高まる!

1棟がまるまるがレストランで1階はバースペース、2階がダイニング

3階が個室とセラー、そして4階がキッチンだそうだ。


受付で予約名と時間を伝えるとスマートに席へ案内してくれた。

言葉は韓国語はもちろん、英語も皆さん堪能でエレガント。

内装はモダンでシック、テーブルの花はカーネーションだった。


彼女と4品をチョイスする、ランチコースをオーダー。

さらに、僕は1杯だけボネールのブラン・ド・ブランをNVをグラスでオーダー。

グラン・クリュのシャルドネ100%で作られたシャンパン。

華やかで心地いい酸味と果実味。

思わずにやり。

これからの料理が楽しみになる。

まずはアミューズ、5種の料理が特徴的な器にのせられてやってきた。

・シナモンと柑橘の香りのしたフォグラのムース

・大根で小魚のマリネを包んでコチュジャン添え

・あおさで包んだキムチと一口ヒビンバ

・スモークサーモンのムースをパートのコーンで包んだソフトクリーム仕立て

・甘辛いごぼうのフリット

可愛らしい見た目の料理もあれば、あおさとキムチの前菜のような韓国料理らしさの強い料理もミックスされながら、一つ一つを味わう楽しみと遊び心あふれるアミューズだった。

次の料理への期待感が高まる。


続いては、メニューにはScallop(ホタテ貝)と書かれた前菜。

テーブルに置かれるとふわっとトリュフの香りが立ち上る。

スライスした大根の上にハーブとエディブルフラワー

下には片面がパン粉をつけて焼かれた貝柱、アスパラ、いんげん、豆のピューレとトリュフの香りが練り込まれたパスタ?のようなものが層になっている。

大根で下に層にある食材をくるんで口に含むとホタテの甘味

トリュフの香り、豆のピューレの旨味が口にいっぱいに広がる。

多層的で複雑な味と香りが噛むたびにいろんな表情を見せてくれる。

続いて、ご飯料理。

あおさとたらこと麦のビビンバ

横にごま油の小瓶が添えてあって、それを上からかけて混ぜて食べる。

これは、すごい海を食べてる感じがした。

アミューズでもあおさが出てきたけど、ものすごい香りがいい。

そこに胡麻の香りがやってきて、食欲をそそる。

塩気はあるけど辛さは控えめ、上品な韓国風リゾットのような印象でもあった。

そして、メインは済州島のオクトム(=甘鯛)の鱗焼き。

付け合せは餅と香りの良い葉野菜(なんだろう?)

柔らかい身がほろほろと解けて、鱗の食感が口に中で楽しい。

ほんのり魚醤のような香りが?
上品で柔らかい身から甘みと旨味がジワ〜っと広がる。

そして、彼女はテンダーロイン(ヒレ)ステーキ。

付け合せはきゅうりとエシャロットのマリネに2種のツルニンジン

シンプルに焼いたものと、焼肉のタレのような甘くスモーキーな味のするツルニンジンが添えてある。

このスモーキーな味が調味料やソースのような印象で

肉と食べるととても美味しかった。

そして、最後のデザートは

トルハルバン!

これは済州島にあるおじいさんの石像だそうだ。

先程の甘鯛も済州島の甘鯛、済州島とのつながりが深いのかな?

トルハルバンはナッツとシナモン風味のあんがお茶のムースでくるんである。

周りの石に見立てたのは黒ごまのスポンジケーキ、そしてミルク味のアイスが添えてある。

ユーモラスな見た目と皿の上の世界観が面白くて印象的なデザートだ。


彼女はホワイトチョコレートでコーテイングしたコーンアイス。

下にはとうもろこしのひげに見立てた上げた麺とピーカンナッツがしいてある。

こちらは塘路もろこしの甘みが詰まったアイスとホワイトチョコレートとナッツの食感がマッチしていてシンプルに美味しかった。

味はこちらのほうが食べやすかったかな。

食後のドリンクは菊花茶をいただきながら

プティフールに黒ごまのクッキーとアーモンドチョコレート。


品数の少なめのランチながらも、満足度の高い食事だった。

料理のプレゼンテーション、世界観、味ももちろんサービスがとても素敵で

エレガンスだった。

韓国のガストロノミーを体験するという旅の目的の一つは大満足で達成された。

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小原 亮

#フード 記事まとめ

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