[魚土産に舌鼓] クラムチャウダー (サンフランシスコ)

アメリカの西海岸に位置するサンフランシスコ。
ここではニューイングランドスタイルのクラムチャウダーを食べられるお店がたくさんある。(日本人がクラムチャウダーと聞いたら思い浮かべる白いスープがニューイングランドスタイル。マンハッタンスタイルはトマトベースで赤い。たまに日本のカフェでクラムチャウダー注文してマンハッタンスタイルが出てくると、私は少しガッカリする。)
その中でも特にBoudinというベーカリーのこのクラムチャウダーはとても有名。観光地として人気のフィッシャーマンズワーフには大きなBoudinの店舗があり、そこのカフェはこのクラムチャウダーを食べるために、休日は多くの観光客がごった返している。

が、しかし。
留学していた当時は、家から徒歩5分以内に2軒もBoudinがあり、日曜日に朝ご飯を食べに行ったり、夕飯が物足りなかったり料理を作るのが面倒だったりすると、ここのスープをテイクアウトしたりし、当たり前の存在すぎて、お土産にこの缶のクラムチャウダーを買って帰るという発想が皆無だった!(ちなみにお店では、クラムチャウダー以外にも何種類かスープがあり、ベーカリーなのでパンやサンドウィッチも食べられる。)

そして、今年2月に6年ぶりにサンフランシスコを訪れた際も、ごく普通に朝ご飯にBoudinでサンドウィッチとスープを食べたのだが、帰りの飛行場にBoudinが入っており、店先の目立つ所にクラムチャウダーの缶詰がドッサリ積んであるのを見て、初めて「家族(と自分)のお土産に良いじゃないか!」と気がついた。サンフランシスコの定番土産の一つだろうに(笑)

そんなわけで、6年越しで家族にこのサンフランシスコ名物の味を堪能させてやることができた。缶詰なので日持ちするし、他のおかずと一緒に食べるなら、2人で1缶で十分な量。
お陰で5月半ばの今日まで最後の1缶が残っていた。もったいぶっていつの間にか忘れてしまってもいけないので、今日遂にその最後の1缶に舌鼓を打った。

日本で食べるクラムチャウダーに入っている貝はアサリであることが多いが、これにはハマグリに近い味の貝が入っている。商品の材料の欄にはClam (ハマグリの類の食用二枚貝)としか書いていないけれど、ニューイングランドスタイルのクラムチャウダーにはQuahog (ホンビノスガイ)を使用するのが一般的らしいので、きっとそれ。とりあえずここでは「クラム」と呼びましょ。

スープ自体にクラムの香りがしっかり付いていて、具としてもクラムとジャガイモがゴロゴロ入っているので、美味しいうえ食べ応え抜群!クリームスープの中に具としてアサリが入っているような、チープなインスタントのクラムチャウダーも好きなんだけど、これはもはや別物。「クラムの味」と「クラムの香り」がしっかりとするクラムのクリームスープなのだ。普段食べているクラムチャウダーとは味の印象が全く違う。
やっぱりスープは出汁が決め手ね♪

さて、次回このクラムチャウダーを味わえるのは何年後だろうか。。。

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