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[本棚に魚本] 魚はエロい (ノンフィクション)

『<オールカラー版> 魚はエロい』 瓜生知史著 (光文社新書)

以前ここで取り上げた『サメのおちんちんはふたつ』のように、タイトルで目を引いておいて、内容は至って真面目な本なのかな・・・と思ったら、タイトルのイメージ通りの本だった(笑)

エロ目線で魚の生殖や交尾について説明されているのだが、「男性」ではなく「男子」が喜びそうなノリの下ネタ。下ネタが苦手な方や「可愛いお魚ちゃん達を、エロ目線で語るなんてヒドイ!」と思う方にはオススメできない( ̄ー ̄)
しかし、このくらいのノリの下ネタに抵抗の無い私には、むしろ面白おかしく書かれていているお陰で内容が印象に残りやすく、様々な魚の色々な求愛行動や生殖、交尾のことを楽しく学べた感じ。
そのうえ、普通は魚だからエロく感じない行為を人間に例えることでエロく表現しているがゆえ、今まで知らなかった人間の生物学的な知識まで得られてしまったからビックリ(^^;)

NHKの生き物のドキュメンタリー番組で扱われそうな内容なのに、言葉の表現を変えただけで非常にふざけた雰囲気に仕上がっているわけだけど、よく考えたら、NHKで放送された『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』と同じ方向性かもしれない。あれも、演出はふざけているのに内容は真面目で、演出と絵面のインパクトのお陰で、番組内で説明された植物の生態をちゃんと覚えているもんなぁ。
ただし、この本は一貫してエロ目線。そこがNHKとの一番の違いだな(笑)

男子中高生のような下ネタやノリが平気な方なら、軽く読めるのに魚トリビア満載なので是非。ただし、うっかり読みながらニヤニヤしてしまう可能性や、見出しだけが近くの人の視界に入って本当にエロい本を読んでいると勘違いされる可能性を考えると、公共の場での読書には向いてないのでご注意!

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