まどマギと西洋の物語を絡めた考察記

もうすぐマギレコのアニメが始まりますね!
まどマギが放送されてから8年経ってるのですね。早い…Σ(゚ω゚ノ)

さて、本題に入りますが、まどマギは人魚の魔女だったり叛逆の物語ではくるみ割り人形が出てきたり、ところどころグリム童話のモチーフやクラシック音楽が流れていたり西洋の影響を受けている、と勝手に解釈しています。
少し話が脱線しますが、最近ファウストを読んで ふと(あれ?この構成に既視感…)と思ってたら、まどマギでした。
ファウスト第一部でファウストが悪魔メフィストフェレスと契約して〜の下りをまどマギに置き換えると、まどマギ10話でほむらがまどかを守れる私になりたい!と願って魔法少女になり、まどかを救うための努力を重ねている、まどかは魔女化寸前なのに余ったグリーフシードをほむらに与えた。
努力を重ねるほむらと大切な人のために自分を犠牲にするまどか…まるで、ファウストのファウストとグレートフェンのよう。
(ちなみに、悪魔メフィストフェレスはキュウベえです笑)

ストーリーの構成もどことなくファウストを彷彿とさせるけれど、第1話のまどかとさやかが魔女結界に迷い込んだあたりは不思議の国のアリスみたい!とも感じましたね。
このときの役割はまどかはアリスでキュウベえは白うさぎでマミは三月うさぎかな?と。
さやかは分かりません(--;)すみません。
マミさんがどうして三月うさぎなのかは紅茶が出てくるのもそうなのですが、魔女化したときの説明が三月うさぎのような気がして。

**おめかしの魔女。その性質はご招待。

理想を夢見る心優しき魔女。
結界の奥にあるおうちで毎日お茶会を開いているが、そこで出される食物を口にした者はその魂を抜かれてしまうだろう。
寂しがり屋のこの魔女は結界へ来たお客さまを決して逃さない。
その体はとても小さく、ティーカップに入ってしまうほど。
キーホルダーのように手下の体にくっついて移動する。 **

第2話でまどかとさやかを招いてお茶会、魔女化したときの説明文…やはり、マミは三月うさぎじゃないでしょうか。
さやかは人魚姫で確定として…杏子は魔女化したら武旦の魔女(ウーダンのまじょ)という中国風の衣装を身にまとった魔女で。※下の画像参照

この魔女の魔女名がオフィーリアで、性質が【自棄】というところが、「ハムレットのオフィーリアがモデル?」と思う人が多いのも頷けます。

こうして書いてみると改めて まどマギは西洋の物語の影響を受けた作品だなぁ、と思ったのと同時にまどマギをきっかけに西洋の物語を読みたい!と思ったり…よく『オリジナリティが大切、こんなのありきたりだ。』とか『○○は××のパクリだ!』とか、どうもオリジナリティにこだわる人が多いけれども。

そのオリジナリティを先に作ったオリジナリティがあって、まどマギだってファウストや不思議の国のアリス、グリム童話、ハムレットなどの西洋の物語に影響を受けて初めて 魔法少女まどか☆マギカ というオリジナルを作り出された。

そう考えたら、物語を作り出すのは読んだ作品の影響を受けているし影響を受けたらまたさらに影響を与えているのです。
私は影響を受けたり与えたりするものだから、すぐパクリパクリ言うのを聞いて悲しくなります。
※もちろん、完全なパクリや自作自演はだめです。

だいぶ話が脱線しましたが、まどマギはマギレコアニメ化ももうじきされるみたいですからいい機会だと思って考察しちゃいました笑
マギレコ、アニメ化するのが楽しみです!

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