増加した体重の3kgは水分かも!フェンネルですっきり。
脱水症状に気をつけたい夏。
だからといって、水分を飲み過ぎても体に毒です。
「デトックスのために毎日4リットル飲んでます」
「熱中症が怖いから、たっぷり2リットルは常備しています」
と言う人ほど、
・むくみがなかなか取れない
・体がいつもだるい
・体が冷えている
といった悩みを抱えがちです。
そうでなくても、なんとなく続いている体の重さは、良かれと思った水分が単純に溜まっているのかもしれません。
東洋医学では「水毒」といって、排出しきれない水を体内に溜め込むと、それが原因で上のような不定愁訴が現れることがあります。
水が排出できる量は、人の体質・年齢・運動量によってそれぞれ異なるもの。
夏場だからと言って、一概に「毎日2リットル以上飲めば安全」ということはないし、「3リットル以上飲めばデトックスになっておすすめ」ということはありません。
それどころか、体が重たくて仕方がない・体重が急に増加してなかなか落ちなくなったという場合は、水分の摂りすぎが原因になっているかもしれません。
健康のためと思ってたくさん飲んでいた水が原因で太ってしまったり、気分も落ち込むようなことがあったら残念ですね。
アーユルヴェーダでは、体質のバランスでいうと、
・kapha(水)
・vata(風)
の要素が優勢の方が、こうした水毒の悩みを抱えがちです。
kapha体質の方は、言わずもがな、もともと水の要素を人より多く持って生まれてきているので、体が重くなりがちだし、むくみを感じることも多いです。(*pittaも優勢で代謝が良ければ水分を排出してバランスが取れます)
一方で、vata体質の方は、アンバランスになることに弱いので、体の部分に水分を溜め込んで、下半身はすっごくむくんでいるけど、上半身はすっきりしているといったように偏ったむくみを感じることが多いようです。
そこで、気づかぬうちに水毒を抱えていないか、今の状態をチェックし、それに合った生活習慣とおすすめのスパイス活用法をチェックしてみましょう。
*注意*一時的なむくみではなく、慢性的なむくみが生じているのなら腎臓や肝臓などの内臓疾患や甲状腺の異常が原因のこともあるので病院を受診することをすすめます。
では早速、今の水毒度合いをチェックしてみましょう。
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1日と季節を心地よくする、アーユルヴェーダの過ごし方
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